ハリー・ウィッター・フリーズ
ハリー・ウィッター・フリーズ | |
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生誕 |
1879年6月8日 レディング (ペンシルバニア州) |
死没 |
1953年 クリアウォーター |
死因 | 自殺 |
国籍 | アメリカ合衆国 |
別名 | lolcatの元祖 |
職業 | 写真家 |
活動期間 | 1937年頃〜1953年 |
時代 | 20世紀 |
代表作 | lolcat |
配偶者 | なし |
署名 | |
ハリー・ウィッター・フリーズ(Harry Whittier Frees) (1879–1953)は、アメリカの写真家。衣装や小道具を使い、動物に人間のようなシチュエーションを演じさせ作品を制作した。作品にはしばしばキャプションがつけられ、Lolcatの元祖とも言われている[1][2]。彼の作品はポストカードとなったり、雑誌や児童書に掲載された[3]。
被写体に猫を選んだ理由についてフリーズは「子猫は最も多芸な俳優であり、最も多彩な魅力を持っている」と、著書『Animal Land on the Air』の中で述べている[4]。被写体の固定には、窮屈な衣装、ピン、フォークなどを使用した[2]。
生涯
[編集]幼少
[編集]1879年、レディング (ペンシルベニア州)にて生まれる。一家は後に同州オークスに移った[1]。
写真家として
[編集]彼は動物たちに服を着せ、小道具を使って人間の状況でポーズをとらせ、しばしばキャプションを付けました。これらは現代のLolcatを含む「猫の擬人化」の先祖と見なすこともできる。写真の被写体に猫を選んだことについて、フリーズは著書『Animal Land on the Air』の中で次のように述べた。
「ウサギは衣装を着て写真を撮るのが最も簡単ですが、多くの「人間」のような部分を撮影することはできません。子犬は正しく理解すれば扱いやすいものですが、子猫は最も多才な動物俳優であり、最も多様な魅力を持っています。」
写真の撮影にもストレスがかかるため、彼は年に3か月間だけ働くようにした。フリーズは、児童文学者ユーラリー・オズグッド・グローバー(Eulalie Osgood Grover’s 1911)の1911年の児童書『子猫と猫:初めての読書』などで写真イラストが掲載されている。
1937年、オーデュボンでハウスキーパーに衣装制作の手助けを借りながら仕事をこなす[1]。
死亡
[編集]フリーズは両親の介護に人生を費やし、生涯独身で過ごした。両親の死後はフロリダ州クリアウォーターに移住。1953年に癌と診断された後、自ら命を絶った[2]。
ギャラリー
[編集]-
アニマルランドの小さな人々(以下同5)
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洗濯物を干す
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ジョイライド
脚注
[編集]- ^ a b c “Speaking of Pictures These are Harry Frees's Lifework”. Life Magazine. pp. 4–5 (1937年3月1日). 2022年7月15日閲覧。
- ^ a b c Nicholas Gilmore (2018年9月10日). “The Cat Meme Photographer from a Century Ago”. Saturday Evening Post 2018年9月23日閲覧。
- ^ “Harry Whittier Frees (1879-1953)”. One More River. 2014年5月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年5月15日閲覧。
- ^ “LOLcats: Pictures By Harry Whittier Frees Show Felines Subject Of Fun Even 100 Years Ago”. Huffington Post UK (2013年2月13日). 2014年5月15日閲覧。
参考文献
[編集]- Cats, Dogs & Other Rabbits: The Extraordinary World of Harry Whittier Frees by Harry Whittier Frees and Sylvie Treille, Dewi Lewis Publishing, 2006.
- בר, ראם: "חיות בלבוש אדם ומסורות חזותיות בשירי אמא אווזה של הארי ויטייר פריס", עיונים בספרות ילדים 20 (תשע″א, 2011) עמ′ 55-16. This Hebrew article focuses on Frees′ photographs for "The Animal Mother Goose" and presents their design techniques, from straightforward mimicry of previous illustrations, through adherence to traditional iconography, to a parody on popular American visual motives not otherwise related to the rhymes. It includes a review of anthropomorphic animals in art, their photographic versions and their becoming a feature of children's literature.