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ハクサンコザクラ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ハクサンコザクラ
越後山脈中門岳・2008年7月
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: サクラソウ目 Primulales
: サクラソウ科 Primulaceae
: サクラソウ属 Primula
: エゾコザクラ P. cuneifolia
変種 : ハクサンコザクラ
P. cuneifolia var. hakusanensis
学名
Primula cuneifolia Ledeb.
var. hakusanensis Makino
和名
ハクサンコザクラ

ハクサンコザクラ白山小桜 学名:Primula cuneifolia Ledeb. var. hakusanensis Makino)は、サクラソウ科サクラソウ属多年草高山植物。母種はエゾコザクラ。

概要

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日本海側高山帯白山から飯豊山にかけて)に分布し、雪渓周辺や湿地帯などの湿った場所に群生する[1]。 高さは15cmほど。葉は3~8cmで9~25個[2]の鋸歯縁。花はピンクの5弁花だがハート型に深く切れ込んでいるので10弁花のように見える。花期は6~8月。まれに白い花の個体のシロバナナンキンコザクラ(f. alba、またはシロバナハクサンコザクラ)も見られる。別名は、ナンキンコザクラとタニガワコザクラ[1]田中澄江花の百名山の著書で針ノ木岳に咲くこの花と山を紹介している[3][4]。また新・花の百名山の著書で白山に咲くこの花と山を紹介している[5]

名前の由来

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名前は白山で最初に知られたことに由来する[6]。同様に、ハクサンが付く名前の花が多数ある。ハクサンフウロハクサンチドリハクサンシャクナゲハクサンイチゲなどがその一例。

近縁種

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以下の似た種がある[1]

関連画像

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脚注

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  1. ^ a b c 『日本の高山植物(山渓カラー名鑑)』山と渓谷社、1988年、ISBN 4-635-09019-1
  2. ^ 『高山に咲く花』山と渓谷社、2002年、ISBN 4-635-07008-5
  3. ^ 『花の百名山』田中澄江(著)、文春文庫、1997年、ISBN ISBN 4-16-352790-7
  4. ^ 『花の百名山地図帳』山と渓谷社、2007年、ISBN 978-4-635-92246-3
  5. ^ 『新・花の百名山』田中澄江(著)、文春文庫、1995年、ISBN 4-16-731304-9
  6. ^ 『花図鑑 野草』草土出版、1998年、ISBN 4-795-29551-4

関連項目

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