ハインリヒ・ハルダー
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ハインリヒ・ハルダー Heinrich Harder | |
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ハルダー作「Pterodactylus and Rhamphorhynchus」 | |
生誕 |
1858年6月2日 プッツァー(Putzar) |
死没 |
1935年2月5日 ベルリン |
ハインリヒ・ハルダー(Heinrich Harder、1858年6月2日 - 1935年2月5日)はドイツの画家、イラストレータである。古生物のイラストを描いたことで知られる。
略歴
[編集]ドイツ、メクレンブルク=フォアポンメルン州のプッツァー(Putzar)で、伯爵家の農民(Gräflichen Landwirt)であるカール・ハルダーの息子に生まれた。ベルリンなどで学んだ後、1874年から1876年の間、マルティン・グロピウスが校長のベルリン王立工芸学校(Königliche Kunstschule zu Berlin)で学び、画家のカール・グロピウスの工房で修行した。1890年から1892年の間はベルリン芸術アカデミーの風景画の教授のオイゲン・ブラヒトに学び、はじめは風景画を描いた。1900年にハンブルクのチョコレート会社Theodor Reichardが作った60点の古生物のカードの絵を描いた。このカードの解説を自然科学者で作家のヴィルヘルム・ベルシェが執筆した。ベルシェとは1898年から共同で仕事をしていて、1906年からベルシェの多くの著作の図版も描いた。
1910年にはケルンのルートヴィヒ・シュトルヴェルクのチョコレート会社のトレーディング・カードのデザインもした[1]。1906年から1923年まで、ベルリン芸術アカデミーで教え、1913年からは教授に任じられた。
1913年にベルリン動物園に水族館が作られた時、水族館のファザードに古生物を描いた装飾を行い、イグアノドンの彫像を製作した。第二次世界大戦でこれらの作品は被害を受けたが1978年に再建された。
作品
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トルニエリア(ギガントサウルス)
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カブトガニ
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メガネザル
脚注
[編集]- ^ Stollwerck-Sammelalbum No. 11 "Das Tier im Dienste des Menschen". Verlag Gebrüder Stollwerck, Berlin, Pressburg, New York, 1910.
参考文献
[編集]- Detlef Stapf: Die süße Verführung zur Urzeit. Der Kunstprofessor und Maler Heinrich Harder wurde vor 150 Jahren im vorpommerschen Putzar geboren. In: Heimatkurier. Beilage zum Nordkurier. 2. Juni 2008, S. 25
- Ernst Probst: Tiere der Urwelt. Leben und Werk des Berliner Malers Heinrich Harder, München 2014