ノート:騎士
サルマタイ人について
[編集]この編集で、中世ヨーロッパの重装騎兵はサルマタイ人(アラン人)に由来する旨の加筆がなされていますが、典拠をご存じの方は出典を明記して下さるようお願います。
en:Heavy cavalryには、(わたしの英文解釈がまちがっていなければ)サルマタイの重騎兵がローマ軍の一部として5世紀までブリタニアに駐留していて、ローマ軍のカタフラクトが民族移動時代のヨーロッパに影響を与えるのを可能にした、というようなことが書かれていますが、出典がありません。この説に拠ると、サルマタイ人が重騎兵をヨーロッパにもたらしたであろう時期は4-5世紀ということになりますが、わたしの手許の資料によると、騎馬戦法が西ヨーロッパで主流になったきっかけは、フン族やマジャール人といった遊牧騎馬民族の侵攻を受けたことと、8世紀に鐙が伝わったことにあります。それ以前は歩兵が戦いの中心で、騎兵が中世ヨーロッパで一般化したのは9世紀から10世紀にかけてのことであるようです(『15のテーマで学ぶ中世ヨーロッパ史』84-85頁、ISBN 978-4-623-06459-5)。
なお、騎士道の記事では、騎士道のルーツはサルマタイにあるという記述に出典が付されています。その出典を見ますと、歴史地理学者のマーティン・W・ルイスが、アラン人は中世の騎士道の理想の発展において重要な位置を占めているように思われると述べ(断言していない)、スキタイの伝説がアーサー王伝説の元になったという説を唱えた C. Scott Littleton & Linda Malcor の著書 From Scythia to Camelot (日本語版『アーサー王伝説の起源 - スキタイからキャメロットへ』)も紹介しています。しかしこれはサルマタイが中世ヨーロッパの重装騎兵のルーツだという上記の主旨とは異なります。--Doomreaper(会話) 2015年5月28日 (木) 05:47 (UTC) 少し修正。--Doomreaper(会話) 2015年5月29日 (金) 10:15 (UTC)
- 2箇月近く経ちましたが改善がみられないので、こちらの手持ちの資料を基に当該箇所を改めさせていただきます。「中世ヨーロッパの重装騎兵はサルマタイ諸部族によってもたらされた」という旨の記述を復活させる場合は、出典を明記して下さるようお願いします。--Doomreaper(会話) 2015年7月27日 (月) 02:19 (UTC)