ノート:閉路
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これ、en:Glossary of graph theoryのように一覧にまとめたほうがよいのでは?--[[利用者:Aphaia|Aphaea*]] 2004年12月12日 (日) 20:51 (UTC)
術語の意味
[編集]私はグラフ理論の専門家ではありませんが、グラフ理論の本を読む度、用語の使い方が一定していないのが気になっています。記事では、同じところを通らない場合が「閉道」で、それを要求しない場合が「閉路」となっていますが、出典は何でしょうか。いくつか調べてみたのですが、『グラフ理論序説』ISBN 978-4768708644 や『やさしいグラフ論』ISBN 978-4768701478 のような比較的新しい本、および岩波数学辞典第4版 111C では、次のようになっています。
- 一般の「ルート」を「歩道」(walk) と呼ぶ(出典は知らないが、閉道とは closed walk の意ではないか?)
- 歩道のうち、同じ辺を二度通らないものを「小道(小径)」(trail) と呼び、そのうち閉であるものを「回路」(circuit) と呼ぶ
- 歩道うち、同じ頂点を二度通らないものを「道」(path) と呼び、そのうち閉であるものを「閉路」(cycle) または「サイクル」と呼ぶ
かと思えば、野口宏、釜江慶子『グラフ理論』では、
- 一般の「ルート」を「経路」と呼び、そのうち閉であるものを「閉路」と呼ぶ
- 経路のうち、同じ辺を二度通らないものを「道」と呼び、そのうち閉であるものを「周遊道」と呼ぶ
- 経路のうち、同じ頂点を二度通らないものを「弧」と呼び、そのうち閉であるものを「回路」と呼ぶ
となっており、大変混乱してしまいます。他の古い数冊も、用語の使い方がまちまちですし、en:Cycle (graph theory) とも一致しません。
ともあれ、近年の日本では、数学辞典第4版のように統一されつつあると見て、出典を明示してそのように書き、用語の使い方はいろいろある、と一言注意しておくくらいではいかがでしょうか。--白駒 2009年1月23日 (金) 12:09 (UTC)