ノート:知手駅
駅の現状について
[編集]川島令三(編著)『東北ライン 全線・全駅・全配線』第2巻 常磐エリア(講談社、2014年。ISBN 978-4-06-295169-2)の86頁において、「居切、神之池、鹿島港南、知手の4駅があったが廃止されている」との文言があり、同書の46頁(配線図)には「旧・知手跡」と記載されています。当駅はすでに廃止されているのではないのでしょうか。
気になって調べてみたところ、以下の資料には知手駅の記載がありませんでした。
- 鹿島臨海鉄道の公式ウェブサイトに掲載されている鹿島臨港線の路線図。
- 『鉄道要覧』(平成29年度版)電気車研究会、2017年、310頁。ISBN 978-4-88548-128-4。
- 星野真太郎、前里孝(監修)『全国駅名事典』創元社、2016年、305頁。ISBN 978-4-422-24075-6。
以下には知手駅の記載があります。
- 今尾恵介(監修)『日本鉄道旅行地図帳』 3 関東1、新潮社、2009年、43頁。ISBN 978-4-10-790021-0。
- 今尾恵介(監修)『日本鉄道旅行地図帳』 東日本大震災の記録、新潮社、2011年、38-39頁。ISBN 978-4-10-790047-0。
- 平野雄司「地方鉄道を訪ねて 鹿島臨海鉄道」(PDF)『鉄道・運輸機構だより』平成18年春季号(No.9)、鉄道建設・運輸施設整備支援機構、2006年4月、17頁、2018年3月14日閲覧。
以上を総合した限りでは、2011年から2014年の間に廃止されたのではないかと推測できるのですが、廃止日など駅廃止についての具体的な情報が載っている文献については見つけることができず、記事中には反映できていません。何かご存知の方は加筆してくだされば幸いです。--Shurishiki(会話) 2018年3月14日 (水) 10:24 (UTC)
- コメント新しい情報(資料などの発行年や著者の言及した日)をもとに、「廃止している」と言及がされているのであれば、それを出典として記事中に廃止された駅である旨を明記する編集をしても、差し支えないと思います。ただ、実際の廃止された年月日を記事に記載する場合は、脚注での資料提示(出典)が求められるとは思います。--小石川人晃(会話) 2018年3月14日 (水) 11:08 (UTC)
- コメントノートの方を見ずにJR貨物時刻表を記載を書いてしまいましたが、2017年版までは知手駅の記述が路線図には残ってます(定期列車は神栖駅〜奥野谷浜駅 には存在してないので時刻表には知手、奥野谷浜の記載は無いですが)。いっぽう、2018年度版からは、路線図ならびに巻頭記事の記事からは知手駅の記述は消えてます。なので、2017年度に廃止されたが適切な記述と思われます。(具体的な廃止日は不詳ですが)。--Motodai(会話) 2018年6月16日 (土) 16:33 (UTC)
- コメント訂正です。「2017年度廃止」⇒「2018年○○月時点は廃止になっている(廃止時期不詳)」が適切な表現と思われます。--Motodai(会話) 2018年11月27日 (火) 13:41 (UTC)
報告みなさんコメントありがとうございます。私も貨物時刻表を確認いたしましたが、確かに記載がなくなっていました。また過去の『鉄道要覧』についても調査したところ、平成21年(2009年)度版には当駅の記載があり、それ以降平成22年(2010年)度版からは記載がなくなっていました。そのほか、以下の資料には知手駅の記載があったので参考に記しておきます。
- 寺田裕一『データブック日本の私鉄』(改訂新版)ネコ・パブリッシング〈NEKO MOOK 1836〉、2013年、207頁。ISBN 978-4-7770-1336-4。(データは2012年11月末時点)
- PHP研究所(編)『貨物列車のひみつ』PHP研究所、2013年、213頁。ISBN 978-4-569-81194-9。
いずれにせよ、2018年の時点で当駅が現存しているとする信頼できる情報源を見つけることができませんでした。よって、初めに挙げた川島の著作でも当駅が廃止されている旨が明記されていることも鑑み、当駅はすでに廃止されたとして記事の編集を行いました。--Shurishiki(会話) 2018年12月23日 (日) 12:11 (UTC)
- コメントShurishikiさん、ご対応ありがとうございました。残りは、鹿島臨港線記事の閉塞方式の記載になるかと思われます。現在は、『特殊自動閉塞式(鹿島サッカースタジアム - 神栖間)、自動閉塞式(神栖 - 知手間)、スタフ閉塞式(知手 - 奥野谷浜間)』としていますが、出典不明ですので、一旦コメントアウトするのも一つの手とは思われますが、いかがでしょう?--Motodai(会話) 2018年12月25日 (火) 12:49 (UTC)
- 鹿島臨港線の閉塞方式については上に挙げた『データブック日本の私鉄』の40頁に記載があり、これを出典とすることはできます(区間・方式いずれも記事にあるとおり)。ただこれは既述の通り2012年11月末時点のデータなので、現状はどうかわかりません。新しい情報が見つかるまでコメントアウトでもよいかもしれません。
- なお、以下は参考に記しておきますが、国土交通省による『鉄道統計年報』には閉塞方式別の路線延長をまとめた「信号保安設備表」があって、そこでは鹿島臨海鉄道全線72.2 kmのうち9.1 kmがスタフ閉塞式、残りの63.1 kmが特殊自動閉塞式とあります(現在ウェブで公開されているH24-27年度のいずれも。ちなみに自動閉塞式は0)。スタフ閉塞式の9.1 kmはちょうど鹿島臨港線の神栖 - 奥野谷浜間の営業キロと一致するので、現在はこの区間がスタフ閉塞式で、残りの鹿島サッカースタジアム - 神栖間 (10.1 km) と大洗鹿島線全線 (53.0 km) が特殊自動閉塞式と考えることもできそうです。--Shurishiki(会話) 2018年12月26日 (水) 12:43 (UTC)
報告 当駅の廃止日について、石野哲『駅名来歴事典 国鉄・JR・第三セクター編』(JTBパブリッシング、2022年。ISBN 978-4-533-15118-7)に2018年3月17日と日付が明記されていました。こちらをもとに廃止日を追記し、資料を基に廃止時期を推測した注記については除去しました(結果として最初に挙げた川島の著作時点では正式に廃止はされておらず、貨物時刻表での扱いが状況に一番即していたようです)。--Shurishiki(会話) 2023年3月26日 (日) 08:10 (UTC)