ノート:中国人民解放軍/記事案:中国人民解放軍で使用されている参考資料
中国人民解放軍の近代戦能力
- 防衛白書を見ると航空機の大半が旧式で、Su-27などの新鋭戦闘機は160機のみであり、また稼働率は低い」(外部リンクの防衛白書参照)、「AWACS AEWは殆どなく、潜水艦は大部分がRomeoであり、揚陸艦も少なくて商船や漁船をかき集めて歩兵2万人を揚陸できるのみである。最新鋭装備は少なく、軍事力は弱い。現代戦においては航空機とレーダーやコンピューターが重要だが、これらの性能については未だに極めて低い。
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中国人民解放軍の近代戦能力
- 航空兵力
- Su27/30保有数・AWACS+AEW・中国版J-Stars
- Su27/30が160機と言うのはライセンス国産95機・2005-2006年引渡し48機・他UBK等16機が漏れており、2006年現在319機である。AWACSはロシアAWACSの技術供与で4機保有しており(空自4機)、それに準じるAEWは国産のY8AEWが初飛行し事故はありながらも量産に向かいつつある。さらにJ-STARSの中国版とも言うべき地上監視レーダー機さえ保有している。
- 巡航ミサイル潜、他巡航ミサイル発射母体
- (C800系対艦ミサイル対地版配備)
- 潜水艦は大部分がRomeoだったのは10年以上昔の話で、現在はミサイル潜で代替されており、対艦ミサイルだけでなく対地巡航ミサイルの搭載が進んでいる。(宋型が搭載しているのは中国の標準対地/対艦ミサイルC800ファミリーのC803対艦ミサイルだが、対地巡航ミサイルバージョンのC805の配備が始まりULCM版も開発中のため、対地巡航ミサイル発射プラットホームはキロ型潜水艦とH6爆撃機だけでなく漢・元・宋の各型潜水艦・水上艦・JH7A攻撃機に一気に拡散しつつある)
- SEAD能力の急激な拡充・近代化
- 従来はSEADにはSu27/30を使わねばならず、50機で空襲しても半分はSEAD攻撃機役にとられ、航空優勢確保戦闘には半数しか参加できなかったが、JH7A/J8F戦闘攻撃機にロシアの新鋭対レーダーミサイルKh31P運用能力を与えてSEAD攻撃機役を担わせ、輸入Su27/30(制空)国産JH7A/J8F(SEAD攻撃)というHi-LoMixによって、高価なSu27/30を空戦に専念させ、安価量産可能・部品潤沢な国産機を近代航空戦力構築に組込みつつ、近代的SEAD能力の量的拡充につとめている。また、Kh31Pの大量投射を可能にするためライセンス国産版YJ91の生産ラインを作ってまで備蓄に努めており、SEAD能力拡充に狂奔している。
- 近代的大揚陸艦隊の急激な建造
- 航洋性があり、限定的ながらヘリ運用能力があり、沖合いで後部ドアから水陸両用車両や小型ホバークラフトを放出運用できる、近代的揚陸艦を毎年3-4隻ものペースで建造し続けており、急激に能力を拡張している。既に世界2位(戦車220両 装甲車数百両 兵員3万人)の機械化部隊近代的揚陸能力がある。2015年迄に米太平洋揚陸艦隊に匹敵する戦車400-500両 装甲車1000両 兵員4万人規模まで拡張する計画である。
- 中国海軍 [1]
- さらに、現状のYuting型では限定的なヘリ運用能力、ホバー運用能力、防空能力を強化した本格的な強襲揚陸艦の建造計画もある
- [2]
- 近代化を支える軍事予算急膨張
- 1995年から2005年の間の中国人民解放軍の近代化は世界2位の軍事費・世界1位の武器輸入額を背景に非常に急激に進んでいるので、「米軍の軍事技術レベルには追いつけないが、ロシアの武器輸出によりロシア軍レベルには急速に近づきつつある」といえよう。
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<references>