ノート:タイタン (衛星)
この記事は2018年10月3日に削除依頼の審議対象になりました。議論の結果、版指定削除となりました。 |
この「タイタン (衛星)」は、下記のような選考・審査を経て良質な記事に選出されています。さらなる加筆と改善によって、秀逸な記事となるような編集を歓迎します。 |
日付 | 選考・審査 | 結果 | |
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1. | 2019年1月11日 | 良質な記事の選考 | 通過 |
人形つかい
[編集]『人形つかい』(『タイタンの妖怪』)(ロバート・A・ハインライン)など、古典的なSF作品にも登場する。
を
『造物主の掟』(ジェイムズ・P・ホーガン)、『タイタンの妖女』(カート・ヴォネガット・ジュニア )などのSF小説にも登場する。
に変更しました。
『人形つかい』はタイタン人(ナメクジ型ですが・・・)が地球を侵略する話でタイタンはまったく出てこないか、最後に少し出てくるだけなののでふさわしくないと思いました。今手元に本がありませんので、もし私の間違いでしたら、『人形つかい』を戻して下さい。 Dada 2005年2月16日 (水) 12:47 (UTC)
大気の組成
[編集]大気の組成がen:Titan (moon)などの表中の値と異なっています。
- 英語版の表 - 94%(窒素)と6%(メタン)
- ドイツ語版の表 - 英語版の組成に加えて「アルゴンと有機物の痕跡」
- フランス語版の表 - 95%(窒素)と2%(メタン)に加えて「ベンゼンの痕跡」
Hareno 2005年6月3日 (金) 14:38 (UTC)
「気候」節冒頭部の修正。
[編集]「気候」節冒頭部が情報の合成と考えられるため修正しました。以下にその理由を述べます。
- 「タイタンが太陽から受け取るエネルギーは地球と較べて1%しかない」の典拠となっている出典(以下では「出典1」とします)では、"Titan gets about 1 percent the amount of sunlight Earth receives."と言っているのに対し、「は地球の0.1%のエネルギーしか受けられない」の出典(以下「出典2」とします)では"Titan's surface receives about 0.1 percent of the solar energy that Earth does. "となっています。「出典1」では単なる "sunlight" ではなく"the amount of sunlight"と言っているので、赤外線や紫外線やもしかしたらエックス線を含むのかもしれないし、また、定冠詞が付いているので単なる「太陽光の総量」以上の意味を持つ術語なのかもしれませんが、the amount of sunlight =the solar energy と解釈してよいのかどうか疑問です。もっとも、私の天文学の知識は貧弱なので、天文学においては、本記事のような文脈における"the amount of sunlight" は"the solar energy"と同等の意味を持つというのが常識、というのであればこちらの理由は取り下げます。
- しかし、the amount of sunlight =the solar energy と解釈してよいとしても、「出典1」と「出典2」をこういう風に継ぐのは情報の合成に相当すると考えられます。それは「9割は大気に吸収され」の部分です。「出典2」に書かれていることは、"Between the large distance from the Sun and the thick atmosphere" であって、「9割」および「大気に吸収」とは書かれていません。たしかに、「出典1」によればタイタンが受けとる太陽エネルギーは地球の「1%」であり、「出典2」ではタイタンの地表面が受けとる太陽エネルギーは地球の「0.1%」、だから計算上は「9割」が大気で失われたことになります。しかしWikipediaのガイドライン上は、こういう単純でほぼ明らかな計算結果でも、出典に明記されていない限り、情報の合成による独自研究という扱いになります。さらに、「大気に吸収」については独自研究的な言及であることが明瞭です。受けとった太陽エネルギーの大半が大気で失われるにしても、それは「吸収」のためだけではなく、「反射」によるものかもしれないからです。
- というわけで、「タイタンが太陽から受け取るエネルギーは地球と較べて1%しかない」は出典ごと除去し、「そしてその9割は大気に吸収されてしまうため、実質的には地球の0.1%のエネルギーしか受けられない」は、ほぼ「出典2」の直訳ですが、「太陽からの距離が遠く、また厚い大気のため、タイタンの地表面が太陽から受けとるエネルギーは地球のそれの約0.1%しかない」としました。
--Loasa(会話) 2019年1月30日 (水) 01:42 (UTC)
- 返信 その部分をいじった者です。私は翻訳前の原文と訳文のことだけ考えていじりましたが、出典まで読むと、ご指摘のとおりですね。
- これは出典を読んだだけでは解決しないのですが、出典1のいう「総量(amount of)」は、どう計算してるのかわかりませんが、受け取る側の(地球とタイタンの)表面積の違いなんかも計算に入ってくるんじゃないかなーとかも思います。(直径が地球の40%なら、表面積はおよそ6分の1しかない。)ほかの条件が全く同じでもその差があるはずで、これに太陽からの距離、土星との位置関係(土星の陰に入る期間?)、などなどによって総量がきまるはず。それともそこは織り込んだうえでの比率で言っているのか。いずれにせよわかりませんね。
- 出典1も2も、文脈としては、タイタンの表面温度が低いことを説明する前段階として、光量/エネルギーに言及しています。なので、本文も「太陽からのエネルギーが少ない」「温度が低い」となる順番に入れ替えました。--柒月例祭(会話) 2019年1月30日 (水) 03:23 (UTC)
軌道と自転
[編集]「軌道と自転」節の後半部分ですが、意味不明だったので、出典の概要を意訳しました。出典は有料なので中身は検証していません。恐らくヒペリオン (衛星)のカオス的な(不規則な)自転の理由を説明しているのだと思いますが、出典の概要に「自転」という記載を見つける事ができなかったため「挙動」とごまかしました(「言葉を濁さない」に抵触しますが)。一番最後の文は、出典の概要によれば、カオス的な挙動の原因が潮汐力ではなく、ヒペリオンとタイタンの形成にあるとの事ですが、なぜその形成がカオス的な挙動に結びつくのか、さっぱりわかりません。やはり出典を検証しなきゃなのですが、極貧ゆえ御容赦を。--Sutepen angel momo(会話) 2019年1月30日 (水) 09:47 (UTC)
- 論文の全文はこちらでフリーで読めますよ。PDFではなくGIFによる画像ファイルなので、まともに読める位拡大するとかなり画質が落ちて見辛くなります(プリントアウトしても同じだと思う)が、内容を検証するくらいには読めます。論文の内容は私もよくわからないのですが、やはりヒペリオンの自転に関するカオス的なふるまいの話ではなく、ヒペリオンの公転についての議論のようです。ヒペリオンの公転が(カオス的なふるまいではなく)タイタンと軌道共鳴の関係になっている理由についての理論的な考察結果のようです。Sutepen angel momo さんが編集する前の元の文は意味が取りにくいですが、やはり、元の訳文(および英語版の原文)の方が論文の内容を正しく記述しているようです。--Loasa(会話) 2019年2月3日 (日) 14:58 (UTC)
- 情報ありがとうございます。なぜか私の環境では検証できないので、とりあえず2文目を元に戻しました。後日、出典を検証してみます(日を改めると検証できる場合もあるので)。--Sutepen angel momo(会話) 2019年2月3日 (日) 22:27 (UTC)(JapaneseA)
- 紹介した論文は、NASAの論文検索データベースに収録されていたもので、再度検索したらPDFファイル版もあることがわかりました。こちらの方が見易いと思います。論文の書誌データはこちら(ここからもPDF版やGIF版の本文に飛べます)これもアクセスできないようなら、前述したデータベースの検索窓に"Resonances +close +approaches +Titan +Hyperion +case"のクエリーを入れてみれば本論文のデータがヒットします。直接ファイルに飛べないのなら、検索から入った方が到達できるかもしれません。どれか試してみてください。--Loasa(会話) 2019年2月4日 (月) 10:57 (UTC)
- ありがとうございます。残念ながら、御提示頂いたURL3つは、私の環境から全て検証できませんでした(503エラー)。ハーバード大学公式サイトには繋がりますしミラーらしき論文検索にも繋がります。ミラーらしき論文検索で検索すると[1]が見つかりましたが、閲覧できるのは概要のみです。ブラウザはopera12系とoperaの最新版(もう最新ではないかも)の両方で試しました。503エラーなので、時間を置いたら繋がるかもしれません。気長に試してみます。--Sutepen angel momo(会話) 2019年2月4日 (月) 11:58 (UTC)
- やっと繋がりました(PDFはダウンロードしました)。出典によれば、ヒペリオンの軌道が不安定なのはタイタンと何度も接近したため、のようです。また、潮汐理論だけでは軌道共鳴を説明できない、ようです。ただし正直なところ、書いてある内容が難解(論文とはこんなものなのかもしれませんが)で、かつ'libration island'や'chaotic' regionが何を指すのかわかりかねたので(軌道の領域を指している?)、このままとしておきます。勿論、Loasa様や他の方による改善を妨げるものではありません。以上、役立たずで すみません。また、御指摘感謝致します。--Sutepen angel momo(会話) 2019年2月6日 (水) 06:18 (UTC)
- 出典の論文を読んでみましたが、タイタンとヒペリオンが現在の軌道共鳴に捕獲されている理由や、それに伴うヒペリオンの形成メカニズムに言及している論文のようです。安定な平均運動共鳴にはまった天体は近点などの軌道要素が一定の値を基準に秤動を起こすので、相図上に描いてやるとある特定の範囲内に収まるようになります。これが論文中で言うところの libration island だと思われます。また chaotic region というのは軌道の振る舞いがカオス的で不安定になる領域のことで、これも相図上で表せるものです (実空間でも表せるはず)。
- 天体が共鳴にはまる原因としてはいろいろありますが、ひとつは論文中や英語版記事にもあるような slow and smooth な軌道移動で、潮汐力などによって軌道が徐々に移動することで別の天体との軌道共鳴の位置に到達し、そこで軌道共鳴に捕獲されるというものです(海王星が外側に移動して太陽系外縁天体を次々と共鳴に捕獲したプロセスと同じ)。しかしそのプロセスをタイタン+ヒペリオン系で考えると、軌道の潮汐進化の時間スケールは長く、軌道が chaotic region にある間の軌道の変化のタイムスケールの方が何桁も短いため、潮汐進化で chaotic region を無事通り過ぎる前に軌道が不安定化してしまい、共鳴への捕獲に至らない、という主張がされているようです。Slow and smooth で共鳴に捕獲される説の他には、初めから共鳴にはまった軌道で形成されたというものがあり、libration island 内にいるためタイタン付近に留まっていられた多数の微衛星が集積してヒペリオンになったのだろう (一方で island の外にいた多数の微衛星は不安定なので放り出されたかタイタンに衝突した)、ということを著者らは示唆しているように思えます。
- これらを踏まえると、英語版の該当段落で言いたいことは、「理論モデルによるとゆっくりとした軌道移動ではタイタンとヒペリオンは3:4軌道共鳴に捕獲され得ないため、初めから安定な現在の軌道で形成されたのだろう」ということなのではないかと思います。
- これを書きながら思ったのですが、どちらかと言うとタイタンではなくヒペリオンの方に書かれるべき内容なのではないか?という気もしてきました。--Ringdownrabbit(会話) 2019年2月6日 (水) 09:32 (UTC)
- ありがとうございます(英語力も天文力もなくてすみません)、内容がつながりました。なお仰るように、タイタンではなくヒペリオンに書くべき内容な気がします。--Sutepen angel momo(会話) 2019年2月6日 (水) 12:41 (UTC)
- 情報ありがとうございます。なぜか私の環境では検証できないので、とりあえず2文目を元に戻しました。後日、出典を検証してみます(日を改めると検証できる場合もあるので)。--Sutepen angel momo(会話) 2019年2月3日 (日) 22:27 (UTC)(JapaneseA)
- ノートに書きっぱなしで放置していましたが、当該記述を論文の内容に合わせて書き換えました。ヒペリオンの形成に関する説ではありますが、タイタンの項目にあっても特に問題はないかなと思いました (「軌道と自転」の節が適した場所かは微妙ですが)。ヒペリオンの方にも加筆しておこうと思います。--Ringdownrabbit(会話) 2019年2月20日 (水) 10:24 (UTC)