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ノート:ウクライナ語

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間違い?(вдомаの件)

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  • В/v/が語末、摩擦音・破裂音の前で/w/、または/u/のように発音される。例;Вдома/Vdoma/ [udoma](ウドーマ)(「ニューエクスプレス ウクライナ語」中澤英彦著(白水社、2009) p17、『6.音の交代(楽音調)』より)

ウクライナ語では「Вдома」(/Vdoma/)と「Удома」(/udoma/)という二つ言葉があります。意味は同じだが、発音と書き方が異なります。前者の「Вдома」は「ヴドーマ」と発音され、母音の後に書きます(例:— була вдома)。後者の「Удома」は「ウドーマ」と発音され、子音の後に書きます (例:був удома )。しかし、中澤氏によれば、「Вдома」の発音は[udoma](ウドーマ)であって、「Удома」(/udoma/)と同じです。これは中澤氏の間違いでしょうか、それとも私の知識不足でしょうか?--Alex K 2009年7月12日 (日) 10:35 (UTC)[返信]

  • この記述をしたのはわたしなのですが、わたしもвдомаудомаの二つ書くことが出来ることは存じております。まず、教科書を確認されたのであれば(無論、されていないにしても、ですが)ご存じでしょうが、ウクライナ語正書法では子音の前と末尾、ないしは単独の「в」の表記はその他のものと少し音が変わり、その際の表記を日本語では「ウ」と表記するというルールがほぼ確立しております(国内で発売されている中井、中澤両氏の二冊の本で共通された項目)。ですので、カタカナで書く場合、「вдома」を「удома」の場合と同じように「ウドーマ」とカタカナで記述するのは現時点では間違いない、ルールに則った記述ですし、ウィキペディアのウクライナ語関連のカタカナ表記は大半がそれに沿った記述がされています。ただし、わたしも記述の際に少し気になったところはありまして、「вдома」に限定して、発音表記が[wdoma]ではなく[udoma]と書かれている点は、わたしはこの中澤氏の教科書で初めて確認いたしました(といってもわたしは関連文献を多くは知らないのですが)。なるほど、「вдома」は何かしらの理由があって特別なのかなと少し驚いた次第です。敢えて「вдома」だけ意図的に分けて書かれている点から、間違いではなく、氏の何らかの調査、研究の結果が反映されていると考える方が自然でしょう。一方で、そうではなく[wdoma]である、という主張を他の文献にて見つけることも案外簡単に出来るような気もしますし、その場合は記述に関する比較検討を行えるのではないでしょうか。--Takaci 2009年7月12日 (日) 11:55 (UTC)[返信]
現代文字 古字 国際音声記号
表記 呼称 ローマ字[1] ISO 9[2] 表記 呼称 数詞
1 А а アー A a A a アーズ 1 [ɑ]
2 Б б ベー B b B b ブーキ [b] [bʲ][3]
3 В в ヴェー V v (W w) V v ヴィーディ 2 [w] [u̯] [ʋʲ][4]
4 Г г ヘー H h (G g) G g グラゴーリ 3 [ɦ] [x]
5 Ґ ґ ゲー G g Ģ ģ [ɡ]
6 Д д デー D d D d ドブロー 4 [d] [dʲ] [ɟː] [d͡z][5] [d͡zʲ] [d͡ʒ][6]
7 Е е エー E e E e イェースチ 5 [ɛ] [ɛ̝][7]
8 Є є イェー Ye ye (Je je) Ê ê [jɛ] [ʲɛ] [ɪi][8]
9 Ж ж ジェー Zh zh Ž ž ジヴィーテ [ʒ] [ʒʲː] [d͡ʒ][6]
10 З з ゼー Z z Z z ゼムリャー 7 [z] [zʲ] [zʲː] [d͡z] [d͡zʲ][5] [s] [sʲ][9]
11 И и ウィー Y y I i イージェ(八) 8 [ɪ] [ɪ̞][10]
12 І і イー I i Ì ì イジェーイ(十) 10 [i]
13 Ї ї イィー Yi yi (Ji ji) Ї ї [ji] [ʲi]
14 Й й ヨット Y y (J j) J j [j]
15 К к カー K k K k カーコ 20 [k] [ɡ][11]
16 Л л エル L l L l リューディ 30 [l] [lʲ] [ʎː]
17 М м エム M m M m ムィースリテ 40 [m]
18 Н н エン N n N n ナーシュ 50 [n] [nʲ] [ɲː]
19 О о O o O o オン 70 [ɔ] [o][12]
20 П п ペー P p P p ポコーイ 80 [p] [pʲ][3]
21 Р р エル R r R r ルツィー 100 [r] [rʲ]
22 С с エス S s S s スローヴォ 200 [s] [sʲ] [sʲː] [z] [zʲ][11]
23 Т т テー T t T t トヴェールド 300 [t] [tʲ] [cː] [d] [dʲ][11]
24 У у ウー U u U u ウーク [u] [u̯]
25 Ф ф エフ F f F f フェールト 500 [f]
26 Х х ハー Kh kh H h ヒール 600 [x]
27 Ц ц ツェー Ts ts C c ツィー 900 [t͡s] [t͡sʲ] [t͡sʲː]
28 Ч ч チェー Ch ch Č č チェールヴ 90 [t͡ʃ] [t͡ʃʲː] [d͡ʒ][11]
29 Ш ш シャー Sh sh Š š シャー [ʃ] [ʃʲː]
30 Щ щ シチャー Sch sch Š š シチャー [ʃt͡ʃ]
31 Ь ь 軟音符 ' ´ イェリ [ʲ]
32 Ю ю ユー Yu yu (Ju ju) Û û ユー [ju] [ʲu]
33 Я я ヤー Ya ya (Ja ja) Â â 小さなユス [jɑ] [ʲɑ]

この表(ひょう)を仕上げて表(おもて)に出しませんか?--PRUSAKiN 2011年5月13日 (金) 13:01 (UTC)[返信]

  1. ^ ウクライナの法律・公式文章に使用されるローマ字表記(Рішення української комісії з питань правничої термінології)
  2. ^ ISO 9:1995 at ISO.org
  3. ^ a b 外来語で用いる半軟音。
  4. ^ 軟音の前に半軟音になる。
  5. ^ a b дзの二重音字。
  6. ^ a b джの二重音字。
  7. ^ 発音は[ɪ̞]と同じ。
  8. ^ [j]の後と軟子音の前の間に[ɛ][ɪi]として発音する。
  9. ^ 無声音の前に[s]となる。
  10. ^ 発音は[ɛ̝]と同じ。
  11. ^ a b c d 無声音は有声子音の前で有声音に変わる。
  12. ^ 円唇化に伴う音。