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ノート:ぬらりひょん

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虚構のぬらりひょんについて

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T256氏が「ぬらりひょん」で2011年11月1日 (火) 01:05になさった取り消しに関して、ご報告させて頂きます。

最初に、T256氏が私の会話ページに投稿された文章にお返事致します。

>現代の妖怪イメージが、鳥山石燕氏の妖怪画に影響されているように、 妖怪という存在そのものが、創作物としての歴史を含んでいる

まず、Wikipediaにおいて「妖怪」は「日本で伝承される民間信仰において、人間の理解を超える奇怪で異常な現象や、あるいはそれらを起こす、不可思議な力を持つ非日常的な存在のこと」「現代の創作物を混ぜてしまうことは、伝承をないがしろにしているとして非難や中傷の槍玉に挙げられることも多い」という記述があります(確かに現代の創作妖怪に対して好意的な見方もありますが、一説に過ぎず、主流な学説には至っていません)。そしてWikipedia以外の情報で妖怪を参照すると、抜粋例を挙げれば、『柳田國男事典』820頁には「妖怪はつまり古い信仰の名残」とあり、『日本伝奇伝説大事典』927頁には「その時代の常識では説明しえない、不思議な生物自然現象の主体をいう」とあります。当然、「創作物としての歴史」は含まれておりません。

>「近年の創作物」とは、ゲゲゲの鬼太郎やぬらりひょんの孫等を意味します

その点については、私は2011年8月23日 (火) 14:26の時点で既に把握致しております。また、T256氏は

>特定の妖怪に対して「虚構」という表現は不適切

このように仰られておりますので、以下に私が虚構という言葉を使った理由を申し上げます。私は8月23日の編集で編集要約欄に「『いちばんくわしい日本妖怪図鑑』を原典とする情報が、誤認ではなく創作であると裏付けが取れる情報源が無いため一部文章を復帰、変更」と述べましたが、付記すれば以下の様になります。

村上健司や多田克己により、(『いちばんくわしい日本妖怪図鑑』に見られるような)ぬらりひょんが家に居座ったり妖怪の総大将であるというのは、事実に反すると指摘されている。それ故ゲゲゲの鬼太郎やぬらりひょんの孫等に登場するぬらりひょんは、作者が「事実に反するぬらりひょん」を、事実であると誤認しているか、創作であると理解しているかの何れかである。
  • 事実であると誤認している場合
「近年の創作物」とは、事実に反する、すなわち誤りであるぬらりひょんを、作者が実態を分からぬまま登場させている作品である。
  • 創作であると理解している場合
「近年の創作物」とは、「事実に反するぬらりひょん」を、作者が意図的に登場させている作品である。
従って、何れにせよ「近年の創作物」に登場するこのようなぬらりひょんは、Wikipediaやその他の情報媒体における妖怪の範疇に不適当であり、よって虚構という表現に変更した。

次に、T256氏の「ぬらりひょん」における取り消しについてです。T256氏の取り消しによって、私が編集した「『広辞苑-第五版』、岩波書店、2006年」を出典とする文章が除去されています。この際にT256氏は「出典のある情報」を除去した理由を述べておらず、「Wikipedia:荒らし#白紙化」と見なされる危険性があります。取り消しによってこのような事態が起こる場合は、取り消しではなく通常の編集が要求されています(Help:以前の版にページを戻す方法)。

また、T256氏は取り消し理由を入れ損ねたとして私の会話ページに投稿なさっていますが、会話ページへの投稿には「Wikipedia:署名」より、末尾に署名します。それよりも重要な事柄ですが、要約欄に編集理由を入れ損なった場合、本来は「Wikipedia:常に要約欄に記入する」より、要約欄だけを追加する「カラ編集」を行うことになります。

以上を持ちまして、私は今回のT256氏の編集とその傾向には改善の余地があると考え、ぬらりひょんにおけるこの編集を取り消しさせて頂きます。ご了承頂きますよう、お願い申し上げます。--Nasqn 2011年11月11日 (金) 14:01 (UTC)[返信]

すでに八年も前にされた討論ではありますが、私には「虚構のぬらりひょん」とか「「妖怪の総大将」であるとされるが、後代における誤伝・俗説とされている」という決めつけには私は異議を申し入れます。妖怪が架空の存在であり、人々に創作されたものに過ぎず、また宗教のように「聖典」、日本神話における「記紀」のような厳然たる「原典」のようなものが存在していな以上は藤沢衛彦、佐藤有文、水木しげる等による「現代のぬらりひょん」という解釈も「誤伝・俗説」とは一概に決めつけられないと思います。妖怪の解釈などというものは所詮は人為的なものであり「近代・現代の伝承、創作」も認められて当然と考えます。また余談になりますが「口裂け女」「首無しライダー」「ターボばばあ」「花子さん」のような現近代の都市伝説も「妖怪」に含めても良いと思います。--ちょーばみ会話2019年3月21日 (木) 23:31 (UTC)[返信]

登場作品について

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2010年4月4日 (日) 06:00 (UTC)の編集の要約で私の述べた「作品名で記述に値するのは鬼太郎程度ではないか?」がしばしば引き合いに出されているようで焦っております(最近も)。当時は二次出典上で「ぬらりひょんの登場する作品」として確認できる作品が『ゲゲゲの鬼太郎』程度であり(『妖怪馬鹿』(ISBN 978-4-10-290073-4)『日本の妖怪の謎と不思議』(ISBN 978-4-10-290073-4)などで言及)、2008年連載開始の『ぬらりひょんの孫』はまだ各種研究書籍の言及例がありませんでしたが、その後、現在の出典にも挙げられておリます2011年発行『日本ミステリアス 妖怪・怪奇・妖人事典』(ISBN 978-4-585-20005-5)で、登場作品として『ぬらりひょんの孫』に触れられていますので、この作品の記述はあっても良いのではないかと思っております。ただ、最近Wikipedia:井戸端/subj/○○を扱った作品の掲載基準でも議論されていたのですけれど、可能ならば、2012年9月27日 (木) 14:18 (UTC)までの版のような箇条書きではなく、近年の創作作品での展開具合を本文の中で説明することで、記事自体をもっと成長させることができればと思うのですが……こちらでも少し案を考えてみたいです。--逃亡者会話2012年9月29日 (土) 09:19 (UTC)[返信]