ノーススミスフィールド (ロードアイランド州)
ノーススミスフィールド | |
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町 | |
North Smithfield | |
フォレストデール学校の校舎、19世紀からある | |
プロビデンス郡内の位置(赤) | |
北緯41度59分17秒 西経71度33分7秒 / 北緯41.98806度 西経71.55194度 | |
国 | アメリカ合衆国 |
州 | ロードアイランド州 |
郡 | プロビデンス郡 |
面積 | |
• 合計 | 24.7 mi2 (64.1 km2) |
• 陸地 | 24.0 mi2 (62.3 km2) |
• 水域 | 0.7 mi2 (1.8 km2) |
標高 | 361 ft (110 m) |
人口 (2020年)[1] | |
• 合計 | 12,588人 |
• 密度 | 510人/mi2 (200人/km2) |
等時帯 | UTC-5 (東部標準時) |
• 夏時間 | UTC-4 (東部夏時間) |
郵便番号 |
02824, 02896 |
市外局番 | 401 |
FIPS code | 44-52480[2] |
GNIS feature ID | 1219815[3] |
ウェブサイト | http://www.nsmithfieldri.org/ |
ノーススミスフィールド(英: North Smithfield)は、アメリカ合衆国ロードアイランド州のプロビデンス郡にある町。人口は1万2588人(2020年)。1666年に農業社会として入植され、1871年に現在の形で法人化された。ノーススミスフィールドには、フォレストデール、プリムローズ、ウォータフォード、ブランチビレッジ、ユニオンビレッジ、パークスクエア、スレイターズビルという昔からのビレッジがある。
歴史
[編集]17世紀のイギリスからの開拓者がノーススミスフィールドに入植して農業社会を開発し、イングランドのロンドンにあるスミスフィールドから町の名前を付けた[4]。当初の町はロードアイランドのスミスフィールド町の一部だったが、1871年にノーススミスフィールドとして法人化された[4]。最初の開拓は1666年5月14日、マサチューセッツ湾の「パンカペイジ」(現在のカントン)のインディアン、ウィリアム・ミニアン(クァシャワナマット)が、ジョン・モウリーとエドワード・インマンに約2,000エーカー (8 km²) の土地を譲渡したときに始まった。この二人は購入した土地をナサニエル・モウリー、ジョン・スティア、トマス・ウォーリングと分け合った[5]。18世紀初期、クエーカー教徒の植民地が現在ノーススミスフィールドとなっている所(当時はスミスフィールドの一部)で発展し、現在のマサチューセッツ州アクスブリッジ南部にまで広がっていた。マサチューセッツとの境よりスミスフィールド側、現在のノーススミスフィールド出身のアメリカ独立戦争の軍人、ジェイムズ・バクストン大尉が[6]、マサチューセッツの民兵隊と大陸軍のベテランとして兵役を終わり、州知事のジョン・ハンコックからウースター郡の土地300エーカー (1.2 km²) を払下げられた。このためにバクストンはロードアイランド州の独立戦争軍人としては歴史から消えている。バクストンはバレーフォージにいたことが知られている。
今日のノーススミスフィールドは、ジョン・H・チェイフィーのブラックストーン川バレー国定歴史遺産回廊に属している。ブラックストーン・バレーはアメリカ合衆国でも最古の工業化地域である。今日のノーススミスフィールドにある製造業の1つ、ベロコ・ヤーンズは、1809年にダニエル・デイが設立した毛織物工場であり、当初のデイ一家が所有し続けている。
スレイターズビルのビレッジはほとんどサミュエル・スレイターとその弟のジョン・スレイターが1803年から建設したビレッジである[7]。労働者の家や商業ビルなど当初のニューイングランド工業町の姿がよく保存されている。このビレッジは実際にアメリカでは初の計画工業町だった[8]。20世紀への変わり目まで、サミュエルとジョンの一家がこの工場とビレッジを所有していた[7]。
ロードアイランド州道146号線Aに沿ってあるユニオン・ビレッジは、グレート道路沿いの駅馬車ルートで重要な停車場として著名だった[8]。また帽子屋、酒場、学校とユニオン銀行もあり、その銀行からビレッジの名前がついた[8]。
19世紀から20世紀初期、ノーススミスフィールドではトロリーや鉄道の線が幾つか走っていたが、現在では1線を除いて全て無くなっている。プロビデンス・アンド・ウースター鉄道の貨物用支線がウーンソケットの本線から伸びてきて、プロビデンス・パイクのスレイターズビルで終わっている[9]。現在はオニール・スティール, Inc.傘下のスレイターズビルにある会社、デンマン・アンド・デイビス[10]と呼ばれる鉄鋼供給者がその線の唯一の利用者である[11]。
地理
[編集]アメリカ合衆国国勢調査局に拠れば、市域全面積は24.7平方マイル (64 km2)であり、このうち陸地24.0平方マイル (62 km2)、水域は0.7平方マイル (1.8 km2)で水域率は2.83%である。ノーススミスフィールドはニューイングランドのアップランド(高台)地域に位置している。ブランチ川とブラックストーン川が、町の初期工場の多くに動力を供給した。
人口動態
[編集]以下は2000年の国勢調査による人口統計データである[2]。
基礎データ
人種別人口構成
先祖による構成[12]
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年齢別人口構成
世帯と家族(対世帯数)
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収入[編集]収入と家計(2000年データ) |
歴史的な場所
[編集]- スレイターズビル、アメリカ初の工業町、1807年にジョン・スレイターとサミュエル・スレイターが設立した
- スミスフィールド・フレンズ集会所、牧師館と墓地、18世紀から19世紀のクエーカー教徒の資産
- ペレグ・アーノルド酒場、1690年頃建設
- ブラックストーン川バレー国定歴史遺産回廊
- フォレストデール工場町歴史地区
- タイラー・モウリー邸、1825年建設
- ウィリアム・モウリー邸、1804年建設
- スミスフィールド道路歴史地区
- スリードッグ遺跡
- トッド農園、1740年建設
- ユニオンビレッジ歴史地区
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モウリー邸、1690年頃建設、ノーススミスフィールドのプロビデンス・パイク沿い
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ウィリアム・モウリー農家、19世紀
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ユニオンビレッジ歴史地区の家屋
教育
[編集]- ノーススミスフィールド高校、町で唯一の公立高校、ロードアイランド州の公立高校の中で、2019年には第5位にランクされた[13]。
- ノーススミスフィールド小学校、1989年建設、就学前幼児から3年生を教えている。
- ケンドール・ディーン学校、1936年建設、現在は利用されていない。
- ハリー・L・ハリウェル博士学校、1958年建設、3年生から5年生を教えている。
- ノーススミスフィールド中学校、2009年から2010年の教育年に建設、6年生から8年生を教えている。
礼拝所
[編集]隣接する都市と町
[編集]マサチューセッツ州アクスブリッジ町 | マサチューセッツ州ミルビル町 | マサチューセッツ州ブラックストーン町 | ||
バーリルビル町 | ウーンソケット市とカンバーランド町 | |||
ノーススミスフィールド | ||||
グロスター町 | リンカーン町 |
脚注
[編集]- ^ “Quickfacts.census.gov”. 23 Nov 2023閲覧。
- ^ a b “American FactFinder”. United States Census Bureau. 2008年1月31日閲覧。
- ^ “US Board on Geographic Names”. United States Geological Survey (2007年10月25日). 2008年1月31日閲覧。
- ^ a b Nebiker, Walter (1976). the History of North Smithfield. Somersworth, NH: New England History Press
- ^ Nebiker, Walter (1976). the History of North Smithfield. Somersworth, NH: New England History Press, pg. 13-14
- ^ *The National Society of the Daughters of the American Revolution Volume, 15 page 7 Mrs. Ella S. Anderson Freeman. DAR ID Number: 149020 4 James Buxton (1745-1817) commanded a company in Col. Benjamin Tupper's regiment, Massachusetts troops. He was born and died in Smithfield, R. I. Also No. 127831. View full context
- ^ a b “Samuel Slater/The Mill Village, Slatersville/Woonsocket”. Woonsocket.org. 2007年12月26日閲覧。
- ^ a b c “Plan your visit/Valley sites/Cumberland, North Smithfield, Smithfield”. National Park Service. 2007年12月25日閲覧。
- ^ North Smithfield Comprehensive Plan Five-Year Update Revised August 2007 J - Circulation –March 2006 http://www.nsmithfieldri.org/_resources/common/userfiles/file/Planning/Circulation.pdf
- ^ Frank Heppner, Railroads of Rhode Island: Shaping the Ocean State's Railways (The History Press, 2012) pg. 81
- ^ http://onealind.com/121-year-old-metals-service-center-gest-new-identity/
- ^ http://www.epodunk.com/cgi-bin/genealogyInfo.php?locIndex=13444
- ^ “U.S. News High School Rankings”. 2019年6月9日閲覧。
- ^ Lighthouse Christian Church
- ^ Masjid Al-Islam mosque
- ^ Slatersville Congregational Church
- ^ St. John the Evangelist Church