ノギラン属
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ノギラン属 | ||||||||||||||||||
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分類(APG III) | ||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||
Metanarthecium Maxim.[1] | ||||||||||||||||||
タイプ種 | ||||||||||||||||||
Metanarthecium luteoviride Maxim.[1] | ||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||
ノギラン属(芒蘭属)[2] | ||||||||||||||||||
種 | ||||||||||||||||||
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ノギラン属(ノギランぞく、学名:Metanarthecium、和名漢字表記:芒蘭属)は、キンコウカ科の属の1つ[3]。
従来の新エングラー体系では、ユリ目ユリ科の属としていた[3][4]。
特徴
[編集]地下に短い根茎を持つ。葉は倒披針形で、裏表が明らかで、らせん状に互生するが、節間が短いため根生となる。花は総状花序につき、苞は線形となる。花被片は6個あり、開出または反曲して離生し、基部のみで合着する。色はクリーム色で裏面中央脈付近は緑色を帯びる。雄蕊は6個あり、花糸に毛はない。子房は上位で3室あり、各室の隔壁に蜜腺があり、中に約72個の胚珠があり、柱頭は浅く3裂する。果実は蒴果で、長楕円形から卵形になり、種子は卵形となる[3]。
分布
[編集]千島列島から日本、朝鮮半島南部に[5]、ノギラン1種のみある[3]。
種
[編集]脚注
[編集]参考文献
[編集]- 佐竹義輔・大井次三郎・北村四郎他編『日本の野生植物 草本I単子葉類』、1982年、平凡社
- 門田裕一監修、永田芳男写真、畔上能力編『山溪ハンディ図鑑2 山に咲く花(増補改訂新版)』、2013年、山と溪谷社
- 大橋広好・門田裕一・木原浩他編『改訂新版 日本の野生植物 1』、2015年、平凡社
- Metanarthecium, Tropicos
- Metanarthecium luteoviride, Kew, Royal Botanic Gardens