ネオ昭和
ネオ昭和（ネオしょうわ）とは、Z世代を中心に流行している昭和回願ブームを指す言葉である[1][2][3]。
概要
[編集]ネオ昭和という言葉の発案者は、「昭和カルチャー」が好きな阪田マリン[4][5][6]。
主に、昭和30年代から60年代までの昭和歌謡やアイドル、ポップカルチャー、昭和喫茶店、昭和旅館、昭和の花柄模様の炊飯器や冷蔵庫、アイロンなど、網羅するジャンルは幅広い[7][8][9][10]。
Z世代の若者にとっては「古くて新しい」と受け止められ、昭和喫茶店のクリームフロートがインスタ映えスポットになったりもする[11][12][13]。
令和6年現在、各企業も昭和レトロブームを受けてタイガー魔法瓶から創立100周年記念で花柄家電の「レトロ柄復刻シリーズ」や、家電メーカーから〝ラジカセ〟が新発売されるなど活況を呈している[14][15][16][17][18]。また、光岡自動車からは〝昭和レトロな新型車〟M55が発売された[19]。
特徴
[編集]ネオ昭和は、昭和を生きたことのないZ世代から見た、昭和の明るい面や可愛いモノ、ファッションなどに注目したものであり、昭和の学生運動やよど号事件、あさま山荘事件、教師による生徒への体罰、男尊女卑、所構わず喫煙、公害の深刻化といった、昭和の負の面には一切触れないことが特徴のひとつであり、その点を批判されたりもする[20][21]。
関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ “なぜ「ネオ昭和」を発信するのか Z世代インフルエンサーに聞く”. 日経クロストレンド. 日経BP (2024年3月25日). 2024年4月18日閲覧。
- ^ “若者に人気の「ネオ昭和」ってなに？ 現在21歳のカリスマ女子が80年代の浅野温子や中森明菜に感じた”新鮮”さ”. ラジオ関西トピックス. ラジオ関西 (2022年10月25日). 2024年4月18日閲覧。
- ^ “22歳Z世代のインフルエンサーが提唱する「ネオ昭和ファッション」とは？”. CREA. 文藝春秋 (2023年8月14日). 2024年4月18日閲覧。
- ^ “源流の人 第39回 ◇ 阪田マリン（ネオ昭和アーティスト）”. 小説丸. 小学館 (2024年1月1日). 2024年4月18日閲覧。
- ^ “《写真あり》超ミニスカのバブルスーツ、体のラインが出るセクシーなボディコン…22歳Z世代インフルエンサーが提唱する「ネオ昭和ファッション」とは？”. 文春オンライン. 文藝春秋 (2023年8月5日). 2024年4月18日閲覧。
- ^ “Z世代の昭和好き、阪田マリンの高校時代「『湘南暴走族』を読んで鞄に夜露死苦…誰にも理解されず」”. ENTAME next. 徳間書店 (2024年3月24日). 2024年4月18日閲覧。
- ^ “世界が注目！静岡発 “ネオ昭和”バンド 昭和歌謡やシティポップに影響をうけた静岡のバンド 魅力に迫る”. NHK 静岡放送局. NHK (2023年2月15日). 2024年4月18日閲覧。
- ^ “「昭和レトロは新しくて新鮮！」阪田マリンが行く、レトロカワイイ商店街＠南千住”. Let's ENJOY TOKYO. レッツエンジョイ東京 (2021年12月15日). 2024年4月18日閲覧。
- ^ “「ネオ和菓子」って知ってる？味も見た目もかわいく進化した新感覚の和菓子15選”. じゃらんnet. じゃらん (2023年6月15日). 2024年4月18日閲覧。
- ^ “「ネオ昭和」のカリスマ女子に聞く 現代にも通じる山口百恵や沢田研二の魅力「ポップだし人として芯がある」”. ラジオ関西トピックス. ラジオ関西 (2022年11月2日). 2024年4月18日閲覧。
- ^ 東京都内にある昭和のレトロ喫茶10選。ノスタルジックな写真で非日常を楽しんできた！
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- ^ スペシャル企画『昭和遺産へ、巡礼1703景』×「ネオ昭和」
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外部リンク
[編集]- ネオ昭和 (@marin_syowasuki) - X（旧Twitter）