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ネイサン・カーンズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ネイト・カーンズ
Nate Karns
シアトル・マリナーズ時代
(2016年4月15日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 ペンシルベニア州ベナンゴ郡フランクリン英語版
生年月日 (1987-11-25) 1987年11月25日(37歳)
身長
体重
6' 3" =約190.5 cm
230 lb =約104.3 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2009年 MLBドラフト12巡目
初出場 2013年5月28日
最終出場 2019年4月8日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ネイサン・アラン・カーンズNathan Alan Karns, 1987年11月25日 - )は、アメリカ合衆国ペンシルベニア州ベナンゴ郡フランクリン英語版出身の元プロ野球選手投手)。右投右打。

MLBでの登録名はネイト・カーンズNate Karns)であり、日本メディアでもネイトと表記される事が多い。

経歴

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プロ入り前

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2006年MLBドラフト10巡目(全体309位)でヒューストン・アストロズから指名されたが、入団せずにテキサス工科大学へ進学した[1]

プロ入りとナショナルズ時代

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2009年MLBドラフト12巡目(全体352位)でワシントン・ナショナルズから指名され[2]、8月17日に契約した[3]

2010年は肩の手術を行い、そのリハビリのため、マイナーでも登板はなかった。

2011年にルーキー級ガルフ・コーストリーグ(GCL)のGCLナショナルズ英語版でプロデビュー。その後ショートシーズンA級オーバーン・ダブルデイズに昇格。2チーム合計で13試合に登板し、3勝2敗、防御率2.28の成績を挙げた[4]

2012年はA級ヘイガーズタウン・サンズ英語版で11試合に登板し3勝0敗、防御率2.03、A+級ポトマック・ナショナルズで13試合に登板し8勝4敗、防御率2.26を記録し、この年の「Nationals minor league pitcher of the year」に選出された[5]。オフの11月20日にメジャー契約を結び40人枠入りを果たした[6]

2013年5月28日にメジャー初昇格を果たし、同日のボルチモア・オリオールズ戦に先発してメジャーデビュー。4.1回を3失点で降板し、勝敗はつかず。6月2日のアトランタ・ブレーブス戦で4.2回を投げ4失点を喫し、チームは3対6で敗れ初黒星となった。6月12日にAA級ハリスバーグ・セネターズに降格した[7]。この年は3試合に先発登板し、0勝1敗、防御率7.50という成績だった[4]

レイズ時代

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2014年2月13日ホセ・ロバトンフェリペ・リベロドリュー・ベッテルソンとのトレードで、タンパベイ・レイズへ移籍した[8]。この年も登板機会には恵まれず、2試合に先発登板してプロ初勝利となる1勝を挙げるにとどまった[4]

2015年は、先発ローテーションの一角として27試合に登板(うちリリーフ1試合)した。7勝5敗、防御率3.67という成績を記録し、147.0イニングで145個の三振を奪い、8奪三振率8.9をマークするなど大ブレイクした。また、7月21日のフィラデルフィア・フィリーズ戦ではメジャー初安打及びこの試合唯一の得点となるソロ本塁打を放ち、投げては5回無失点で勝利投手となった[9]

マリナーズ時代

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2015年11月5日にブラッド・ミラーローガン・モリソンダニー・ファーカーとのトレードで、C.J.リーフェンハウザーブーグ・パウエルと共にシアトル・マリナーズへ移籍した[10]

2016年は先発ローテーションとして期待されたが、リリーフに配置転換された。しかし、腰痛のため7月29日を最後に戦線離脱し、残りシーズンを全休した。最終的に22試合(うち先発15試合)に登板し、6勝2敗1セーブ、防御率5.15、WHIP1.48という成績に終わった[4]

ロイヤルズ時代

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2017年1月6日にジャロッド・ダイソンとのトレードで、カンザスシティ・ロイヤルズへ移籍した[11]。この年は9試合(先発8試合)に登板して2勝2敗、防御率4.17、51奪三振を記録した。

2018年は肘の炎症で全休した。オフの10月31日にFAとなった[12]

オリオールズ時代

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2019年2月7日にオリオールズと1年80万ドル(インセンティブあり)の契約を結んだ[13]。7月26日にDFAとなり[14]、8月2日にマイナー契約で傘下のAAA級ノーフォーク・タイズへ配属された[4]。8月7日に自由契約となった[4]。この年限りで現役を引退した。

詳細情報

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年度別投手成績

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W
H
I
P
2013 WSH 3 3 0 0 0 0 1 0 0 .000 61 12.0 17 5 6 0 1 11 0 0 11 10 7.50 1.92
2014 TB 2 2 0 0 0 1 1 0 0 .500 49 12.0 7 3 4 0 2 13 0 0 6 6 4.50 0.92
2015 27 26 0 0 0 7 5 0 0 .583 621 147.0 132 19 56 1 5 145 15 0 62 60 3.67 1.28
2016 SEA 22 15 0 0 0 6 2 1 0 .750 417 94.1 95 11 45 1 3 101 5 1 55 54 5.15 1.48
2017 KC 9 8 0 0 0 2 2 0 0 .500 188 45.1 41 9 13 1 2 51 2 0 21 21 4.17 1.19
2019 BAL 4 2 0 0 0 0 1 0 0 .000 25 5.1 7 0 3 0 1 5 1 0 1 0 0.00 1.88
MLB:6年 67 56 0 0 0 16 12 1 0 .571 1361 316.0 299 47 127 3 14 326 23 1 156 151 4.30 1.35
  • 2021年度シーズン終了時

背番号

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  • 57 (2013年)
  • 51 (2014年 - 2015年)
  • 13 (2016年)
  • 55 (2017年)
  • 36 (2019年)

脚注

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  1. ^ 10th Round of the 2006 MLB June Amateur Draft”. Baseball-Reference.com. 2022年5月22日閲覧。
  2. ^ 12th Round of the 2009 MLB June Amateur Draft”. Baseball-Reference.com. 2022年5月22日閲覧。
  3. ^ Nate Karns Stats & Scouting Report”. Baseball America. 2022年5月22日閲覧。
  4. ^ a b c d e f MLB公式プロフィール参照。2022年5月22日閲覧。
  5. ^ Nationals name Matthew Skole minor league player of the year, Nathan Karns minor league pitcher of the year MLB.com
  6. ^ Nationals add Davis, Karns to 40-man roster MLB.com
  7. ^ Nationals call up Ross Ohlendorf ESPN MLB
  8. ^ “Rays acquire pitcher Nathan Karns in four-player trade with Nationals”. Rays Press Release. MLB.com. (2014年2月13日). http://www.mlb.com/news/article/67749396 2014年2月14日閲覧。 
  9. ^ Nathan Karns 1st AL pitcher since 2011 to hit HR as Rays blank Phillies
  10. ^ Bill Chastain (2015年11月5日). “Rays get Miller, Morrison, Farquhar from M's” (英語). MLB.com. http://www.mlb.com/news/article/156606676/rays-acquire-miller-morrison-farquhar 2015年11月6日閲覧。 
  11. ^ Greg Johns (2017年1月6日). “Mariners acquire Dyson from Royals for Karns” (英語). MLB.com. 2017年1月10日閲覧。
  12. ^ Steve Adams (2018年10月31日). “Nate Karns Elects Free Agency” (英語). MLB Trade Rumors. 2019年2月10日閲覧。
  13. ^ Daniel Kramer (2019年2月7日). “O's ink 1-year deal with right-hander Karns” (英語). MLB.com. 2019年2月10日閲覧。
  14. ^ Orioles' Nate Karns: Activated, DFA'd by Baltimore” (英語). CBS Sports (2019年7月26日). 2019年7月27日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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