ダニー・ファーカー
タンパベイ・レイズでの現役時代 (2017年4月25日) | |
基本情報 | |
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国籍 | アメリカ合衆国 |
出身地 | フロリダ州ブロワード郡ペンブロークパインズ |
生年月日 | 1987年2月17日(37歳) |
身長 体重 |
5' 9" =約175.3 cm 180 lb =約81.6 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2008年 MLBドラフト10巡目 |
初出場 | 2011年9月13日 |
最終出場 | 2018年4月20日 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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ダニエル・アンドレス・ファーカー(Daniel Andres Farquhar, 1987年2月17日 - )は、アメリカ合衆国フロリダ州ブロワード郡ペンブロークパインズ出身の元プロ野球選手(投手)。右投右打。
愛称はファーク(Fark)[1]。
経歴
[編集]プロ入り前
[編集]高校時代は投手と外野手を兼任。外野手として打率は4割を超えていた[2]。ルイジアナ大学ラファイエット校進学後は抑えとして活躍した。
プロ入りとブルージェイズ時代
[編集]2008年のMLBドラフト10巡目(全体309位)でトロント・ブルージェイズから指名され、プロ入りした。この年は傘下のA-級オーバーン・ダブルデイズ、A級ランシング・ラグナッツに所属した。
2009年はA+級ダニーデン・ブルージェイズで開幕を迎え、その後AA級ニューハンプシャー・フィッシャーキャッツに昇格した。
2010年11月28日にラージャイ・デービスとのトレードで、トリスタン・マグナソンと共にオークランド・アスレチックスにへ移籍した[3]。
2011年4月18日にデビッド・パーシーとのトレードで、ブルージェイズに復帰。9月13日のボストン・レッドソックス戦でメジャー初登板を果たすも結果を出せず、AAA級ラスベガス・フィフティワンズに降格した[3]。
マリナーズ時代
[編集]2012年6月9日にウェイバー公示を経て古巣のアスレチックスに復帰した[3]。しかし再びウェイバー公示され、6月26日にニューヨーク・ヤンキースへ移籍した。7月23日にはイチローとのトレードで、D・J・ミッチェルと共にシアトル・マリナーズへ移籍した[4]。
2013年はAAA級タコマ・レイニアーズで開幕を迎える。5月17日にメジャー昇格が決まった[5]。8月2日からトム・ウィルヘルムセンに代わりクローザーを務め、同月3日にはメジャー初セーブを記録する[6]。シーズン終盤での配置転換ではあったが、クローザーを務めた24試合では0勝3敗16セーブ・防御率2.38を記録した。
2014年2月25日にマリナーズと1年契約に合意した[7]。この年は、奪三振にこだわらないピッチングに変えた事[8]で安定した投球を披露するようになり、66試合に登板して防御率2.66・メジャー初勝利を含む3勝1敗という成績を記録した。また、前年より低下したとは言え、投球イニングを上回る三振を奪い、奪三振率は依然として10.0を超えていた。
2015年は通算150試合登板に到達し、最終的には43試合でマウンドに登ったが、成績は大幅に悪化。防御率5.12は、2013年以降ではワーストの数字であり、負けが込んで1勝8敗と大きく負け越した。また、前年比 - 20投球回にもかかわらず被本塁打が増し、9本も打たれた。
レイズ時代
[編集]2015年11月5日にネイサン・カーンズ、C.J.リーフェンハウザー、ブーグ・パウエルとのトレードで、ブラッド・ミラー、ローガン・モリソンと共にタンパベイ・レイズへ移籍した[9]。
2016年、35試合にリリーフ登板して自己2位となる防御率3.06をマーク。また、三振奪取能力が以前の水準に戻り、2年ぶりに10.0超えとなる奪三振率11.7を記録した。
2017年6月29日にブラッド・ボックスバーガーの故障者リストからの復帰に伴ってDFAとなり[10]、7月3日にマイナー契約でAAA級ダーラム・ブルズへ配属された。7月20日に自由契約となった[3]。
ホワイトソックス時代
[編集]2017年7月24日にシカゴ・ホワイトソックスとマイナー契約を結び、傘下のAAA級シャーロット・ナイツへ配属された。8月19日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[3]。同年は2球団合計で52試合に登板して4勝2敗、防御率4.20を記録した。
2018年4月20日のヒューストン・アストロズ戦、この試合の6回表に登板したファーカーは、直後の6回裏の攻撃中にダグアウトで倒れ、病院へ搬送された。検査の結果、動脈瘤の破裂による脳内出血と診断された[11]。幸いにも一命を取りとめたファーカーは、手術を経て、5月7日に退院した。6月1日、本拠地ギャランティード・レート・フィールドでの試合前には始球式を行った[12]。レギュラーシーズン終了後の10月27日にFAとなった[3]。
ヤンキース傘下時代
[編集]2019年1月21日にヤンキースとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[13]。6月19日に放出された。その後、自身のInstagramのアカウントで引退を発表した。
現役引退後
[編集]2021年より、シカゴ・ホワイトソックス傘下A+級ウィンストン・セーラム・ダッシュの投手コーチに就任した[14]。
詳細情報
[編集]年度別投手成績
[編集]年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
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2011 | TOR | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | 11 | 2.0 | 4 | 0 | 2 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 4 | 4 | 13.50 | 3.00 |
2013 | SEA | 46 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 16 | 2 | .000 | 228 | 55.2 | 44 | 2 | 22 | 4 | 0 | 79 | 2 | 1 | 29 | 26 | 4.20 | 1.19 |
2014 | 66 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 1 | 1 | 13 | .750 | 290 | 71.0 | 58 | 5 | 22 | 1 | 4 | 81 | 6 | 2 | 23 | 21 | 2.66 | 1.13 | |
2015 | 43 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 8 | 1 | 8 | .111 | 219 | 51.0 | 53 | 9 | 17 | 2 | 1 | 48 | 1 | 1 | 33 | 29 | 5.12 | 1.37 | |
2016 | TB | 35 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 7 | 1.000 | 158 | 35.1 | 33 | 8 | 15 | 1 | 4 | 46 | 1 | 0 | 14 | 12 | 3.06 | 1.36 |
2017 | 37 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 | 0 | 9 | .500 | 154 | 35.0 | 28 | 2 | 22 | 4 | 4 | 33 | 4 | 0 | 16 | 16 | 4.11 | 1.43 | |
CWS | 15 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 4 | 1.000 | 61 | 14.1 | 11 | 1 | 6 | 0 | 0 | 12 | 0 | 0 | 7 | 7 | 4.40 | 1.19 | |
'17計 | 52 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 2 | 0 | 13 | .667 | 215 | 49.1 | 39 | 3 | 28 | 4 | 4 | 45 | 4 | 0 | 23 | 23 | 4.20 | 1.36 | |
2018 | 8 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 2 | .500 | 29 | 8.0 | 6 | 3 | 0 | 0 | 0 | 9 | 1 | 0 | 5 | 5 | 5.63 | 0.75 | |
MLB:7年 | 253 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 | 15 | 18 | 45 | .400 | 1150 | 272.1 | 237 | 30 | 106 | 12 | 13 | 309 | 15 | 4 | 131 | 119 | 3.93 | 1.26 |
背番号
[編集]- 49(2011年)
- 40(2013年 - 2015年)
- 43(2016年 - 2018年)
脚注
[編集]- ^ Sox Players Weekend nicknames explained MLB.com (2017年8月24日) 2017年8月30日閲覧
- ^ Gary Curreri; Patrick Lammer; Cynthia Thuma; Steve Perhla (2004年3月15日). “Farquhar, Archbishop Mccarthy Knock Out Key West In Semis” (英語). Sun Sentinel. 2017年7月3日閲覧。
- ^ a b c d e f MLB公式プロフィール参照。2019年2月7日閲覧。
- ^ Bryan Hoch (2012年7月23日). “Yankees acquire Ichiro for two prospects” (英語). MLB.com. 2017年7月3日閲覧。
- ^ Geoff Baker (2013年8月2日). “Danny Farquhar up from Class AAA to join Mariners bullpen” (英語). The Seattle Times. 2017年7月3日閲覧。
- ^ Geoff Baker (2013年8月2日). “Tom Wilhelmsen out as Mariners closer once again” (英語). The Seattle Times. 2017年7月3日閲覧。
- ^ "Seattle Mariners player signing updates" (Press release) (英語). MLB.com (Seattle Mariners). 25 February 2014. 2017年7月3日閲覧。
- ^ 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2015』廣済堂出版、2015年、217頁。ISBN 978-4-331-51921-9。
- ^ Bill Chastain (2015年11月5日). “Rays get Miller, Morrison, Farquhar from M's” (英語). MLB.com 2015年11月6日閲覧。
- ^ Jonathan Toye (2017年6月29日). “Boxberger activated, Farquhar DFA'd” (英語). MLB.com. 2017年7月2日閲覧。
- ^ Scott Merkin (2018年4月21日). “Farquhar stable after ruptured brain aneurysm” (英語). MLB.com. 2018年6月11日閲覧。
- ^ 宇根夏樹 (2018年6月2日). “脳出血で倒れた投手が「マウンド」へ戻ってきた。その投手はイチローが移籍した時の交換相手”. ism 2018年6月11日閲覧。
- ^ Bryan Hoch (2019年1月21日). “Source: Yanks sign Farquhar to Minors deal” (英語). MLB.com. 2019年2月7日閲覧。
- ^ “Newman's Return Highlights 2021 Field Staff”. MiLB.com (2021年2月3日). 2021年6月12日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]
- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
- Danny Farquhar stats MiLB.com