ニッポン戦後サブカルチャー史
ニッポン戦後サブカルチャー史 | |
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ジャンル | 教養番組 |
出演者 | 宮沢章夫、風間俊介 ほか |
ナレーター | 小松由佳 |
製作 | |
プロデューサー | 根岸弓 |
制作 | 日本放送協会(NHK Eテレ) |
放送 | |
放送国・地域 | 日本 |
80年代の逆襲"宮沢章夫の戦後ニッポンカルチャー論" | |
ナレーター | 田中敦子 |
放送期間 | 2013年11月10日 |
放送時間 | 日曜日0:00 - 0:44 |
放送分 | 44分 |
回数 | 1 |
ニッポン戦後サブカルチャー史 | |
放送期間 | 2014年8月1日 - 10月3日 |
放送時間 | 金曜日23:00 - 23:55 |
放送分 | 55分 |
回数 | 10 |
公式サイト | |
ニッポン戦後サブカルチャー史II DIG深掘り進化論 | |
放送期間 | 2015年10月2日 - 11月6日 |
放送時間 | 金曜日23:00 - 23:55 |
放送分 | 55分 |
回数 | 6 |
公式サイト | |
ニッポン戦後サブカルチャー史III 90'sリミックス | |
放送期間 | 2016年5月29日 - 6月19日 |
放送時間 | 日曜日00:00 - 00:50 |
放送分 | 50分 |
回数 | 4 |
公式サイト |
『ニッポン戦後サブカルチャー史』(ニッポンせんごサブカルチャーし)は、NHK教育テレビ(NHK Eテレ)で放送されていた歴史をテーマにした教養番組である。
概要
[編集]劇作家および演出家である宮沢章夫が講師となり、受講生に3名の生徒を迎え、サブカルチャーについてのレクチャーなどを行い、トークを繰り広げる。戦後から続く日本のサブカルチャーの系譜を10年ごとに分けて、10回にわたる説明を行った。シーズンIIでは年代ではなくテーマ別に、大森望、泉麻人、輪島裕介、都築響一も講師陣に加わり語るスタイルとなった。シーズンIIIは1990年代だけを扱う番組になった[1]。
愛と独断に満ちたサブカルチャー論をテーマに宮沢独自の理論を展開する。受講生である風間俊介は、2013年11月の放送から引き続きシーズン1の全10回の講義に出席、シーズンIIの全6回の講義、シーズンIIIの全4回の講義にも出席。
放送背景
[編集]2013年上半期に放送され、80年代と現代のカルチャーによるつながりを解説した80年代の逆襲『宮沢章夫の戦後ニッポンカルチャー論』が2013年11月10日(9日深夜)に45分番組として放送された[2]。
この放送をきっかけに、同様にナビゲーターに宮沢章夫をむかえ、日本のサブカルチャーの歴史を再編成し、戦後から現在までを時代ごとに追った番組を行うこととなった[3]。
番組構成
[編集]生徒には3人共通のテーブルが与えられ、着席して受講する。資料が必要な回では、共通のテーブルに参考となる資料(雑誌、レコードなど)が与えられ、宮沢が教室に入ってくる前にすでに置かれている。講師の宮沢は、VTR映像をもとに黒板を使って、その内容についてのさらに詳しい解説を行う。受講生の疑問に答えつつ、現代とつながるサブカルチャーの本質について生徒と宮沢が一緒に考える。
第10回の放送では、受講生の風間が宮沢に代わって黒板の前に立ち、講義を行う場面も見受けられた。
番組のナレーションは、2013年11月の放送は田中敦子が、2014年以降の放送では小松由佳が行っている。
放送履歴
[編集]シーズンI
[編集]全ての回で講師は宮沢章夫。
放送回 | 放送日 | 講義タイトル | 講義年代 | 受講生 |
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第1回 | 2014年 8月1日 |
サブカルチャーはいつ始まったか? | 戦後〜50年代 | 風間俊介 立川春吾 西田藍 |
第2回 | 8月8日 | 60年代新宿カルチャー/大島渚は何を撮ったのか? | 60年代(1) | 風間俊介 福嶋麻衣子 ジリ・ヴァンソン |
第3回 | 8月15日 | 劇画とナンセンスの時代〜「カムイ伝」と「天才バカボン」〜 | 60年代(2) | |
第4回 | 8月22日 | 深夜ラジオと音楽革命 | 70年代(1) | 風間俊介 中川翔子 ジリ・ヴァンソン |
第5回 | 8月29日 | 雑誌ワンダーランド | 70年代(2) | |
第6回 | 9月5日 | What's YMO〜テクノとファッションの時代〜 | 80年代(1) | 風間俊介 RYO-Z 西田藍 |
第7回 | 9月12日 | 「おいしい生活」って何?〜広告文化と原宿・渋谷物語〜 | 80年代(2) | |
第8回 | 9月19日 | セカイの変容〜岡崎京子・エヴァンゲリオン・ゲーム〜 | 90年代(1) | 風間俊介 福嶋麻衣子 マシュー・チョジック |
第9回 | 9月26日 | おたく→オタク→OTAKU 〜オタクカルチャーと秋葉原〜 | 90年代(2) | |
第10回 | 10月3日 | サブカルチャーはどこから来て どこへ行くのか〜 | ゼロ年代〜現在 | 風間俊介 市川紗椰 西田藍 |
シーズンII
[編集]全ての回で受講生は風間俊介、西田藍、飛永翼(ラバーガール)。
放送回 | 放送日 | 講義タイトル | 講師 |
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第1回 | 2015年 10月2日 |
不思議の国の「女子高生」 | 宮沢章夫 |
第2回 | 10月9日 | SFは何を夢見るか? | 大森望 |
第3回 | 10月16日 | 深夜テレビの伝説 | 泉麻人 |
第4回 | 10月23日 | 踊る昭和歌謡の謎 | 輪島裕介 |
第5回 | 10月30日 | ヘタウマって何だ? | 都築響一 |
第6回 | 11月6日 | 更新するストリート・カルチャー | 宮沢章夫 |
シーズンIII
[編集]全ての回で講師は宮沢章夫、受講生は風間俊介、大原櫻子、西田藍。
放送回 | 放送日 | 講義タイトル |
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第1回 | 2016年 5月29日 |
「渋谷系」とDJカルチャー |
第2回 | 6月5日 | ことばのパラレルワールド |
第3回 | 6月12日 | 映像のリアルって何だ? |
第4回 | 6月19日 | サブカルチャーが迎えた「世紀末」 |
受賞歴
[編集]書籍
[編集]- NHK ニッポン戦後サブカルチャー史(2014年10月9日発行、NHK出版)ISBN 978-4-14-081650-9
注釈
[編集]- ^ “宮沢章夫、Eテレ「ニッポン戦後サブカルチャー史III」で1990年代考察”. ステージナタリー. 2022年9月3日閲覧。
- ^ “NHK注目の音楽番組|Eテレ明日9日(土)深夜放送!『80年代の逆襲"宮沢章夫の戦後ニッポンカルチャー論"』”. NHK. 2014年10月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月3日閲覧。
- ^ “NHK Eテレで「ニッポン戦後 サブカルチャー史」 サブカルチャーの変遷をたどる”. ねとらぼ. 2022年9月3日閲覧。
- ^ “月間賞”. 放送批評懇談会. 2014年12月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月3日閲覧。