コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

ニック・マーゲビチウス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ニック・マーゲビチウス
Nick Margevicius
台鋼ホークス #52
サンディエゴ・パドレス時代
(2019年6月16日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 オハイオ州クリーブランド
生年月日 (1996-06-18) 1996年6月18日(28歳)
身長
体重
6' 5" =約195.6 cm
220 lb =約99.8 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 投手
プロ入り 2017年 MLBドラフト7巡目
初出場 2019年3月30日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ニコラス・フィリップ・マーゲビチウスNicholas Phillip Margevicius, 英語発音: /ˈnɪk ˌmɑrˈgævəʧəs/; 1996年6月18日 - )は、アメリカ合衆国オハイオ州クリーブランド出身のプロ野球選手投手)。左投左打。現在は、CPBL台鋼ホークス所属。

経歴

[編集]

プロ入り前

[編集]

少年時代は地元球団のクリーブランド・インディアンスファンであり、憧れの選手はジム・トーミだった[1]

プロ入りとパドレス時代

[編集]

2017年MLBドラフト7巡目(全体198位)でサンディエゴ・パドレスから指名され、プロ入り。契約後、傘下のルーキー級アリゾナリーグ・パドレスでプロデビュー。A-級トリシティ・ダストデビルズ英語版でもプレーし、2球団合計で11試合(先発10試合)に登板して4勝1敗1セーブ、防御率1.31、62奪三振を記録した。

2018年はA級フォートウェイン・ティンキャップス英語版とA+級レイクエルシノア・ストーム英語版でプレーし、2球団合計で23試合(先発22試合)に登板して10勝8敗、防御率3.60、146奪三振を記録した。また、テキサスリーグのプレーオフでAA級サンアントニオ・ミッションズの一員としても登板した[2]

2019年はシーズン開幕日の3月28日、2日後の30日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りすると報じられた[3]。当日のサンフランシスコ・ジャイアンツ戦でメジャーデビュー(5回1失点で敗戦投手)[4]。この年メジャーでは17試合(先発12試合)に登板して2勝6敗、防御率6.79、42奪三振を記録した。

2020年1月17日にクレイグ・スタメンの再契約に伴ってDFAとなった[5]

マリナーズ時代

[編集]

2020年1月24日にウェイバー公示を経てシアトル・マリナーズへ移籍した[6]

2021年5月13日に胸郭出口症候群となり60日間の故障者リスト入りとなった[7]

2022年は開幕から傘下のAAA級タコマ・レイニアーズでプレーしていたが5月5日にDFAとなり[8]、9日にマイナー契約となった(そのままAAA級タコマ所属。)[9]

2023年はマリナーズのスプリングトレーニングに招待選手として参加したが、開幕前の3月6日に自由契約となった[10]

台鋼時代

[編集]

2024年1月22日、台湾プロ野球台鋼ホークスと契約した[11]。登録名は「哈瑪星[12]

投球スタイル

[編集]

平均88mph(約141.6km/h)のフォーシームが投球の約半分を占め、それにスライダーカーブ、まれにチェンジアップを交える[13]

詳細情報

[編集]

年度別投手成績

[編集]




















































W
H
I
P
2019 SD 17 12 0 0 0 2 6 0 0 .250 263 57.0 73 12 19 1 3 42 1 0 46 43 6.79 1.61
2020 SEA 10 7 0 0 0 2 3 0 0 .400 170 41.1 38 6 14 2 0 36 2 0 21 21 4.57 1.26
2021 5 3 0 0 0 0 2 0 0 .000 60 12.0 13 2 7 0 1 12 2 0 16 11 8.25 1.67
MLB:3年 32 22 0 0 0 4 11 0 0 .267 493 110.1 124 20 40 3 4 90 5 0 83 75 6.12 1.49
  • 2021年度シーズン終了時

年度別守備成績

[編集]


投手(P)












2019 SD 17 3 6 0 0 1.000
2020 SEA 10 2 4 0 1 1.000
2021 5 0 1 0 0 1.000
MLB 32 5 11 0 1 1.000
  • 2021年度シーズン終了時

背番号

[編集]
  • 25(2019年)
  • 52(2020年 - 2021年、2024年 - )

脚注

[編集]
  1. ^ 「シアトル・マリナーズ」『2021MLB選手名鑑全30球団コンプリートガイド』 日本スポーツ企画出版社 63頁
  2. ^ Nick Stevens (2018年9月9日). “San Diego Padres: Nick Margevicius Debut Sends San Antonio To Game Five” (英語). Friars on base.com. 2018年11月9日閲覧。
  3. ^ Kevin Acee (2019年3月28日). “Padres set opening day roster; Margevicius to come” (英語). San Diego Union Tribune. 2019年5月14日閲覧。
  4. ^ San Francisco Giants at San Diego Padres Box Score, March 30, 2019” (英語). Baseball-Reference.com. 2019年5月15日閲覧。
  5. ^ Shaun O'Neill, AJ Cassavell (2020年1月17日). “Stammen rejoins Padres on two-year deal” (英語). MLB.com. 2020年1月18日閲覧。
  6. ^ Greg Johns (2020年1月24日). “Mariners add lefty to rotation competition” (英語). MLB.com. 2020年1月25日閲覧。
  7. ^ Daniel Kramer (May 14, 2021). “Margevicius to 60-day IL; Trammell optioned” (英語). MLB.com. May 16, 2021閲覧。
  8. ^ Mark Polishuk (2022年5月5日). “Mariners Make Six Roster Moves” (英語). MLB Trade Rumors. 2022年6月17日閲覧。
  9. ^ Darragh McDonald (2022年5月9日). “Mariners Outright Nick Margevicius” (英語). MLB Trade Rumors. 2022年6月17日閲覧。
  10. ^ Darragh McDonald (2023年3月6日). “Mariners Release Nick Margevicius”. MLB Trade Rumors. 2023年3月13日閲覧。
  11. ^ 台鋼雄鷹再添左投戰力 洋投「哈瑪星」港都靠岸”. 台鋼ホークス 公式ウェブサイト (2024年1月22日). 2024年1月22日閲覧。
  12. ^ 駒田英(パ・リーグ インサイト)「【台湾プロ野球だより】今季一軍参入、台鋼ホークスが始動(2) 活躍誓う笠原祥太郎&小野寺賢人、モヤがチーム初の外国人野手に」『パ・リーグ.com』2024年2月14日。2024年4月4日閲覧
  13. ^ Nick Margevicius Pitching Stat Details”. Baseball Cube. 2019年5月15日閲覧。

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]