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ニック・マティーニ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ニック・マティーニ
Nick Martini
シンシナティ・レッズ #23
AAA級ナッシュビル・サウンズ時代
(2018年)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 イリノイ州マクヘンリー郡クリスタルレイク英語版
生年月日 (1990-06-27) 1990年6月27日(34歳)
身長
体重
5' 11" =約180.3 cm
205 lb =約93 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 外野手
プロ入り 2011年 MLBドラフト7巡目
初出場 MLB/ 2018年6月6日
KBO/ 2022年4月2日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ニコラス・スコット・マティーニNicholas Scott Martini, 1990年6月27日 - )は、アメリカ合衆国イリノイ州マクヘンリー郡クリスタルレイク英語版出身のプロ野球選手外野手)。MLBシンシナティ・レッズ所属。左投左打。愛称はティーニTini[1]

経歴

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プロ入り前

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少年時代はシカゴ・カブスファンとして育った[2]

プロ入りとカージナルス傘下時代

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2011年MLBドラフト7巡目(全体230位)でセントルイス・カージナルスから指名され[2]、プロ入り。契約後、傘下のA-級バタビア・マックドッグス英語版でプロデビュー。57試合に出場して打率.167、19打点、8盗塁を記録した。

2012年はA級クァッドシティーズ・リバーバンディッツ英語版でプレーし、2球団合計で130試合に出場して打率.266、2本塁打、52打点、11盗塁を記録した。

2013年はA級ピオリア・チーフス[3]でプレーし、2球団合計で106試合に出場して打率.252、2本塁打、39打点、9盗塁を記録した。

2014年はA+級パームビーチ・カージナルス英語版とAA級スプリングフィールド・カージナルスでプレーし、2球団合計で121試合に出場して打率.260、7本塁打、60打点、6盗塁を記録した。

2015年はAA級スプリングフィールドとAAA級メンフィス・レッドバーズでプレーし、2球団合計で117試合に出場して打率.285、6本塁打、46打点、9盗塁を記録した。

2016年もAA級スプリングフィールドとAAA級メンフィスでプレーし、2球団合計で126試合に出場して打率.259、5本塁打、39打点、10盗塁を記録した。

2017年もAA級スプリングフィールドとAAA級メンフィスでプレーし、2球団合計で121試合に出場して打率.294、8本塁打、70打点、6盗塁を記録した。オフの11月6日にFAとなった[4]

アスレチックス時代

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2018年1月10日にオークランド・アスレチックスとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[4]。シーズン開幕は傘下のAAA級ナッシュビル・サウンズで迎えた。6月6日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[5]。同日のテキサス・レンジャーズ戦でメジャーデビュー[6]。主に右投手相手時に起用され、最終的に55試合に出場して打率.296、1本塁打、19打点を記録した。

2019年8月26日にDFAとなった[7]

パドレス時代

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2019年8月28日にウェイバー公示を経てサンディエゴ・パドレスへ移籍した[8]。オフの11月20日にDFAとなった[9]

フィリーズ傘下時代

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2019年11月25日にウェイバー公示を経てシンシナティ・レッズへ移籍した[10]が、2020年1月8日に秋山翔吾の加入に伴ってDFAとなった[11]

その後、2020年1月14日にウェイバー公示を経てフィラデルフィア・フィリーズへ移籍した[12]。2月15日にカイル・ガーリックの加入に伴ってDFAとなり[13]、21日にマイナー契約で傘下のAAA級リーハイバレー・アイアンピッグスへ配属された。この年は新型コロナウイルスの影響でマイナーリーグの試合が開催されず、メジャーにも昇格しなかったため、公式戦の出場は無かった。オフの11月2日にFAとなった[4]

カブス時代

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2021年1月2日にカブスとマイナー契約を結んだ。シーズンでは5月7日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[14]。6月5日にDFAとなり[15]、7日にマイナー契約で傘下のAAA級アイオワ・カブスへ配属された[4]

NC時代

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2021年12月21日韓国プロ野球NCダイノスと契約した[16]

2022年は4月こそ月間打率.247と不調であったが、5月以降は成績が安定しKBOオールスターゲームにも出場[17]。また8月7日のロッテ・ジャイアンツ戦ではKBO史上4人目(外国人選手では初)となるランニング満塁本塁打を放った[18]。最終的に139試合に出場し、打率.296、16本塁打、85打点の成績を残したが、11月30日に公示された保留選手名簿から外れ、1シーズンで退団した[19]

レッズ時代

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2023年2月3日にシンシナティ・レッズとマイナー契約を結んだ.[20]。開幕はAAA級ルイビル・バッツで迎え、8月22日にメジャー契約を結びアクティブ・ロースター入りした[4]

詳細情報

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年度別打撃成績

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O
P
S
2018 OAK 55 179 152 26 45 9 3 1 63 19 0 0 0 1 21 1 5 36 0 .296 .397 .414 .811
2019 6 13 11 1 1 0 0 1 4 2 0 0 0 0 2 0 0 5 0 .091 .231 .364 .594
SD 26 96 82 7 20 4 1 0 26 5 0 0 0 1 12 0 1 21 0 .244 .344 .317 .661
'19計 32 109 93 8 21 4 1 1 30 7 0 0 0 1 14 0 1 26 0 .226 .330 .323 .653
2021 CHC 25 45 37 4 10 1 0 0 11 4 0 1 0 2 6 1 0 10 0 .270 .369 .369 .653
2022 NC 139 576 510 67 151 34 1 16 235 85 12 4 0 7 51 5 8 86 8 .296 .365 .461 .825
2023 CIN 29 79 72 10 19 3 1 6 42 16 0 0 0 0 5 0 2 15 1 .264 .329 .583 .912
MLB:4年 141 412 354 48 95 17 5 8 146 46 0 1 0 4 46 2 8 87 1 .268 .362 .412 .774
KBO:1年 139 576 510 67 151 34 1 16 235 85 12 4 0 7 51 5 8 86 8 .296 .365 .461 .825
  • 2023年度シーズン終了時

年度別投手成績

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W
H
I
P
2019 OAK 1 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 5 1.0 0 0 2 0 0 1 0 0 0 0 0.00 2.00
MLB:1年 1 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 5 1.0 0 0 2 0 0 1 0 0 0 0 0.00 2.00
  • 2023年度シーズン終了時

年度別守備成績

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投手守備


投手(P)












2019 OAK 1 0 0 0 0 ----
MLB 1 0 0 0 0 ----
一塁守備


一塁(1B)












2023 CIN 4 8 1 0 0 1.000
MLB 4 8 1 0 0 1.000
外野守備


左翼(LF) 中堅(CF) 右翼(RF)




































2018 OAK 47 77 1 2 0 .975 2 6 0 0 0 1.000 1 0 0 0 0 ----
2019 3 5 0 0 0 1.000 - -
SD 23 42 1 0 1 1.000 - -
'19計 26 47 1 0 1 1.000 - -
2021 CHC 7 4 0 0 0 1.000 - 7 5 0 0 0 1.000
2023 CIN 13 9 0 0 0 1.000 - 4 5 0 0 0 1.000
MLB 93 137 2 2 1 .986 2 6 0 0 0 1.000 12 10 0 0 0 1.000
  • 2023年度シーズン終了時

背番号

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  • 38(2018年 - 2019年8月25日)
  • 2(2019年8月30日 - 同年終了)
  • 62(2021年)
  • 4(2022年)
  • 23(2023年 - )

脚注

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  1. ^ A's nicknames for Players' Weekend” (英語). MLB.com (2018年8月9日). 2018年10月12日閲覧。
  2. ^ a b Bob Luiz (2011年5月16日). “Bob Lutz: Draft turns Kansas State's Nick Martini into former Cubs fan” (英語). The Wichita Eagle. 2018年10月12日閲覧。
  3. ^ 2013年よりカージナルス傘下
  4. ^ a b c d e MLB公式プロフィール参照。2023年9月9日閲覧。
  5. ^ Jeff Todd (2018年6月6日). “Athletics Select Contract Of Nick Martini, Place Matt Joyce On 10-Day DL” (英語). MLB Trade Rumors. 2018年10月12日閲覧。
  6. ^ Oakland Athletics at Texas Rangers Box Score, June 6, 2018” (英語). Baseball-Reference.com. 2018年10月12日閲覧。
  7. ^ Martin Gallegos (2019年8月26日). “Brown debuts for A's with Piscotty (ankle) on IL” (英語). MLB.com. 2019年8月27日閲覧。
  8. ^ AJ Cassavell (2019年8月28日). “Padres bolster outfield with lefty Martini” (英語). MLB.com. 2019年8月29日閲覧。
  9. ^ AJ Cassavell (2019年11月20日). “up, Martini DFA'd as Friars set roster” (英語). MLB.com. 2019年11月25日閲覧。
  10. ^ Mark Sheldon (2019年11月25日). “Reds trade for RHP Shafer, claim OF Martini” (英語). MLB.com. 2019年11月26日閲覧。
  11. ^ Jeff Todd (2020年1月8日). “Reds Designate Nick Martini” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年1月9日閲覧。
  12. ^ フィリーズ、球宴選出経験のヘレーラを戦力外に”. nikkansports.com. 2020年1月15日閲覧。
  13. ^ George Miller (2020年2月15日). “Phillies Acquire Kyle Garlick From Dodgers” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年2月17日閲覧。
  14. ^ Steve Adams (2021年5月7日). “Cubs Designate Kyle Ryan, Select Nick Martini, Place Ian Happ On 10-Day IL” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年5月10日閲覧。
  15. ^ Mark Polishuk (2021年6月5日). “Cubs Activate Jason Heyward, Designate Nick Martini, Claim Dakota Chalmers” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年6月6日閲覧。
  16. ^ NC, 새 외국인 타자 닉 마티니 영입…루친스키-파슨스와도 재계약”. ncdinos.com (2021年12月21日). 2021年12月21日閲覧。(朝鮮語)
  17. ^ 양정웅 (2022年7月15日). “"한국 응원문화 너무 좋아요!" 관중으로 변신한 '효자 외인' [★현장]”. sports.news.nate.com. 2023年9月9日閲覧。(朝鮮語)
  18. ^ '그라운드 만루홈런' 15년 주기 진기록에도 동업자 걱정…"렉스 큰 부상 아니길"”. 朝鮮日報 (2022年8月8日). 2023年9月9日閲覧。(朝鮮語)
  19. ^ KBO 2023년 보류선수 공시, '재계약 실패' 외인 8명 포함 57명 제외”. 朝鮮日報 (2022年12月1日). 2023年9月9日閲覧。(朝鮮語)
  20. ^ Reds' Nick Martini: Signs minor-league deal with Reds”. cbssports.com (2023年2月3日). 2023年2月19日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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