ニジプの戦い
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ニジプの戦い | |
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ハーフィツ・パシャに助言する大モルトケ(左) | |
戦争:第二次エジプト・オスマン戦争 | |
年月日:1839年6月24日 | |
場所:ニジプ南西のメザル[1] | |
結果:エジプトの決定的な勝利[2][3] | |
交戦勢力 | |
エジプト州 | オスマン帝国 |
指導者・指揮官 | |
イブラーヒーム・パシャ | ハーフィツ・オスマン・パシャ |
戦力 | |
30,000-46,000[4] | 30,000-80,000[4] |
損害 | |
死傷者4,000 | 死傷者多数 |
ニジプの戦い(ニジプのたたかい、英語: Battle of Nezib[5][6][7])は1839年6月24日、イブラーヒーム・パシャ率いるエジプト軍とハーフィツ・オスマン・パシャ率いるオスマン帝国軍の間の戦闘。また、プロイセン王国出身のヘルムート・カール・ベルンハルト・フォン・モルトケ(大モルトケ)が軍事教官としてオスマン軍に従軍、砲兵隊を率いた [8]。
経過
[編集]戦闘から数時間前、大モルトケはオスマン軍が練度でエジプト軍に大きく劣るとして、ハーフィツ・パシャにビラディックまで退却して援軍を待つよう要請した[9]。ハーフィツははじめ不本意ながらも動意したが、後にムッラーの意見を容れて後退しないことにした。
ハーフィツ率いるオスマン軍はニジプ川を左に、ニジプから南西方のメザルに陣を敷いた。エジプト軍はオスマン軍の激しい砲撃に晒されつつも前進、やがてオスマン軍がエジプト軍の砲火を受けると、損害を出し始め、エジプト軍の歩兵がオスマン軍の戦列に届く頃にはオスマン軍は砲撃にたまらず潰走していた[10]。
脚注
[編集]- ^ Paton, Andrew Archibald (1870) (PDF). A History of the Egyptian Revolution, from the Period of the Mamelukes to the Death of Mohammed Ali. II (2nd ed.). Trübner & Co.. p. 133 28 October 2016閲覧。
- ^ Wood, Anthony (1984). Europe, 1815-1960. Longman. p. 81. ISBN 978-0-582-35349-7
- ^ Phillimore, Robert (1854). Commentaries Upon International Law. T. & J. W. Johnson. p. 332 29 October 2016閲覧。
- ^ a b Alison, Archibald, p.538.
- ^ Battle of NisibやBattle of Nizibなど、地名の表記揺れあり。
- ^ Guest, John S. (2012). Survival Among The Kurds. Routledge. p. 80. ISBN 978-1-136-15736-3
- ^ “Mehemet Ali's Rebellion”. heritage-history.com. 14 July 2014時点のオリジナルよりアーカイブ。10 June 2014閲覧。
- ^ Chisholm, Hugh, The Encyclopædia Britannica, p. 678. University of Virginia Press, 1911.
- ^ Ufford, Letitia W. (2007). The Pasha: How Mehemet Ali Defied the West, 1839-1841. McFarland. pp. 22–30. ISBN 978-0-7864-2893-9 29 October 2016閲覧。
- ^ Masson, David, Macmillan's Magazine, p. 480. Macmillan and Co., 1882. Item notes: v.46 1882 May-Oct
参考文献
[編集]- Alison, Archibald, History of Europe from the Fall of Napoleon in 1815 to the Accession of Louis Napoleon in 1852, p. 538. W. Blackwood, 1856.
- Chisholm, Hugh, The Encyclopædia Britannica, p. 678. University of Virginia Press, 1911.
- Masson, David, Macmillan's Magazine, p. 480. Macmillan and Co., 1882. Item notes: v.46 1882 May-Oct.