ナダル (競走馬)
ナダル | ||||||||||||
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欧字表記 | Nadal | |||||||||||
品種 | サラブレッド | |||||||||||
性別 | 牡 | |||||||||||
毛色 | 鹿毛 | |||||||||||
生誕 | 2017年4月27日[1][2] | |||||||||||
父 | Blame | |||||||||||
母 | Ascending Angel | |||||||||||
母の父 | Pulpit | |||||||||||
生国 | アメリカ合衆国 | |||||||||||
生産者 | Sierra Farm[2] | |||||||||||
馬主 |
George Bolton, Arthur Hoyeau, Barry Lipman & Mark Mathiesen[2] | |||||||||||
調教師 | Bob Baffert(アメリカ)[2] | |||||||||||
競走成績 | ||||||||||||
生涯成績 | 4戦4勝[2] | |||||||||||
獲得賞金 | 1,053,000ドル[2] | |||||||||||
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ナダル(Nadal、2017年4月27日 - )は、アメリカ合衆国の競走馬。2020年のアーカンソーダービーなどで優勝してクラシック候補に挙がるが、怪我のため引退を余儀なくされた。
経歴
[編集]ケンタッキー州のシエラファームで生産されたサラブレッドの牡馬である。2歳時にファシグ・ティプトンのトレーニングセールに出品され、これを仲買人ケリー・ラドクリフが70万ドルで落札、その後ジョージ・ボルトン、アーサー・ホーユー、バリー・リップマン、マーク・マティーセンの4名による共同所有となった[3]。
怪我のため2歳戦には使われず、デビューしたのは3歳になった1月19日のサンタアニタパーク競馬場であった[3]。このダート6.5ハロンで行われた未勝利戦において、ナダルは2着馬に3馬身3/4差をつけて初勝利を手にしている[4]。
ナダルの2戦目はグレード競走初挑戦となるサンヴィンセントステークス(G2・サンタアニタパーク・ダート7ハロン)であった。鞍上にジョエル・ロサリオを迎えて出走したナダルは、道中2番手につけて競馬を進めると、最後の直線で先頭を走っていた馬ジノビリを3/4馬身追い抜いて優勝を手にした[5]。さらに翌戦、3月14日のオークローンパーク競馬場で行われたレベルステークス(G2・ダート8.5ハロン)では自身が先頭に立つ競馬を見せ、最後の直線では2着馬エグゼッションからの追い込みをかけられるものの、3/4馬身逃げ切って3連勝を飾った[6]。この時点でナダルはフロリダダービー優勝馬のティズザロウや、サンフェリペステークス優勝馬のオーセンティックなどとともにケンタッキーダービーの最有力候補として名前が挙がっていた[7]。
この年は春頃からCOVID-19のパンデミックの影響を受けて休止・順延する競走が多く、本来5月2日に行われる予定であったケンタッキーダービーも大幅に順延、一方でダービーのプレップレースとなるアーカンソーダービー(G1・オークローンパーク・ダート10ハロン)も順延して5月2日に開催された。このためか、同年のアーカンソーダービーにはナダルを含む多数の馬が登録され、分割競走として実施された[8]。この競走で最初に飛び出したのはルイジアナダービー勝ち馬のウェルズバユーで、ナダルはその後ろ2番手を追う形で進め、残り2ハロンの標識でウェルズバユーが力尽きるとそれを追い越し、最終的に2着馬キンググリエルモに3馬身差をつけて優勝を手にした[9]。
しかしその後、サンタアニタパークでの調教中に左前肢の側面顆部を骨折、手術も行われたが復帰は難しいと判断され、5月28日に引退が発表された[10]。その後、同年の10月14日に日本の社台スタリオンステーションがナダルを種牡馬として購入したことを発表[3]、10月30日に現地に到着した[11]。
血統表
[編集]ナダルの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父 Blame 2006 鹿毛 アメリカ |
父の父 Arch1995 黒鹿毛 アメリカ |
Kris S. | Roberto | |
Sharp Queen | ||||
Aurora | Danzig | |||
Althea | ||||
父の母 Liable1995 鹿毛 アメリカ |
Seeking the Gold | Mr. Prospector | ||
Con Game | ||||
Bound | Nijinsky II | |||
Special | ||||
母 Ascending Angel 2011 栗毛 アメリカ |
Pulpit 1994 鹿毛 アメリカ |
A.P. Indy | Seattle Slew | |
Weekend Surprise | ||||
Preach | Mr. Prospector | |||
Narrate | ||||
母の母 Solar Colony1995 黒鹿毛 アメリカ |
Pleasant Colony | His Majesty | ||
Sun Colony | ||||
Meteor Stage | Stage Door Johnny | |||
Northern Meteor | ||||
母系(F-No.) | (FN:23-b) | [§ 2] | ||
5代内の近親交配 | Mr. Prospector 4x4, Northern Dancer 5x5x5 | [§ 3] | ||
出典 |
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ “Nadal”. equineline.com. 2020年11月16日閲覧。
- ^ a b c d e f g h “Horse Profile for Nadal”. equibase.com. 2020年11月16日閲覧。
- ^ a b c Eric Mitchell (2020年10月14日). “Nadal to Enter Stud in Japan at Shadai”. Blood Horse. 2020年11月16日閲覧。
- ^ “MAIDEN SPECIAL WEIGHT”. equibase.com (2020年1月19日). 2020年11月16日閲覧。
- ^ Meredith Daugherty (2020年2月9日). “Nadal Scores Big in San Vicente at Santa Anita”. Blood Horse. 2020年11月16日閲覧。
- ^ Bob Ehalt (2020年3月14日). “Nadal Digs Deep to Win Rebel Stakes”. Blood Horse. 2020年11月16日閲覧。
- ^ BloodHorse Staff (2020年3月31日). “Nadal, Tiz the Law Second Choices in Derby Wager Pool 4”. Blood Horse. 2020年11月16日閲覧。
- ^ Bob Ehalt (2020年4月23日). “Oaklawn Looking for 22 Starters to Split Arkansas Derby”. Blood Horse. 2020年11月16日閲覧。
- ^ Bob Ehalt & Meredith Daugherty (2020年5月2日). “Baffert Sweeps Arkansas Derby With Charlatan and Nadal”. Blood Horse. 2020年11月16日閲覧。
- ^ Bob Ehalt & Byron King (2020年5月28日). “Unbeaten Nadal Retired With Condylar Fracture”. Blood Horse. 2020年11月16日閲覧。
- ^ “新種牡馬ナダルがスタッドイン”. 社台スタリオンステーション (2020年10月30日). 2020年11月16日閲覧。
- ^ a b c “血統情報:5代血統表|Nadal(USA)|JBISサーチ(JBIS-Search)”. JBISサーチ(JBIS-Search). 日本軽種馬協会. 2020年11月16日閲覧。