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ナターシャ・リチャードソン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナターシャ・リチャードソン
Natasha Richardson
Natasha Richardson
本名 ナターシャ・ジェーン・リチャードソン
Natasha Jane Richardson
生年月日 (1963-05-11) 1963年5月11日
没年月日 (2009-03-18) 2009年3月18日(45歳没)
出生地 ロンドン
死没地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国ニューヨーク市
国籍 イギリスの旗 イギリス
職業 女優
ジャンル 映画、舞台など
活動期間 1984年 - 2009年
配偶者 ロバート・フォックス(1990年 - 1992年)
リーアム・ニーソン(1994年 - 2009年)
著名な家族 トニー・リチャードソン(父)
ヴァネッサ・レッドグレイヴ(母)
ジョエリー・リチャードソン(妹)
受賞
トニー賞
ミュージカル主演女優賞
1998年『キャバレー
その他の賞
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ナターシャ・ジェーン・リチャードソン(Natasha Jane Richardson、1963年5月11日 - 2009年3月18日)は、イギリス出身の女優

生涯

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生い立ち

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ロンドン出身。父親は映画監督のトニー・リチャードソン、母親は女優のヴァネッサ・レッドグレイヴ[1]。祖父母は俳優のマイケル・レッドグレイヴレイチェル・ケンプソン[1]。妹のジョエリー・リチャードソンも女優である。彼女が4歳の時に両親は離婚している[2]

キャリア

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4歳の時に父親の監督作品『遥かなる戦場』の端役で出演[1]ロンドンセントラル・スクール・オブ・スピーチ・アンド・ドラマで学び.[3]シェイクスピアの『夏の夜の夢』や『ハムレット』、ユージン・オニールの『アンナ・クリスティ』など数々の舞台に立ち高い評価を得てきた。

1984年にグラナダテレビ版『シャーロック・ホームズの冒険』(第8話「ぶなの木屋敷の怪」)に出演し注目され、その後、本格的に映画デビューし多くの映画作品に出演。

1998年には、サム・メンデスが舞台監督を務めたミュージカル『キャバレー』で、トニー賞 ミュージカル主演女優賞を受賞。

2007年「いつか眠りにつく前に」で実母ヴァネッサ・レッドグレイヴと親娘役で共演。 同作ではメリル・ストリープとメイミー・ガマー親娘も共演している。

私生活

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1990年に映画プロデューサーのロバート・フォックスと結婚したが、1992年に離婚[4]。1994年に北アイルランド出身の俳優リーアム・ニーソンと再婚。1995年に長男(マイケル・リチャード・アントニオ)を、1996年に次男(ダニエル・ジャック)を出産。

最期

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2009年3月16日、カナダモントリオールのスキー場でスキーをしている時に転倒、そのときは軽症と判断されるも、帰宅後激しい頭痛に見舞われニューヨーク市内の病院に緊急入院する。しかしついに回復することなく、昏睡状態になり脳死と判定された[5]。二日後の18日、事故前の本人の希望に従い、人工呼吸器をはじめとする全ての生命維持装置が取り外され死去、45歳[6][7]

主な出演作品

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映画

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公開年 邦題
原題
役名 備考
1986 ゴシック
Gothic
メアリー・シェリー
1987 ひと月の夏
A Month in the Country
アリス
1988 テロリズムの夜/パティ・ハースト誘拐事件
Patty Hearst
パティ・ハースト
1989 シャドー・メーカーズ
Fat Man and Little Boy
ジーン・タトロック
1990 侍女の物語
The Handmaid's Tale
ケイト/オフレッド
迷宮のヴェニス
The Comfort of Strangers
メアリー
1991 美女と時計とアブナイお願い
The Favour, the Watch and the Very Big Fish
シビル
1992 ミッドナイト25時/殺しの訪問者
Past Midnight
ローラ・マシューズ
1994 ネル
Nell
ポーラ・オルセン
1998 ファミリー・ゲーム/双子の天使
The Parent Trap
エリザベス・ジェームズ
2001 シャンプー台のむこうに
Blow Dry
シェリー・アレン
チェルシーホテル
Chelsea Walls
メアリー
2002 メイド・イン・マンハッタン
Maid in Manhattan
キャロライン
2005 上海の伯爵夫人
The White Countess
ソフィア・ベリンスカヤ伯爵夫人
アサイラム/閉鎖病棟
Asylum
ステラ
2007 いつか眠りにつく前に
Evening
コンスタンス・ロード
2008 ワイルド・ガール
Wild Child

舞台

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邦題
原題
役名 備考
1985 かもめ
The Seagull
ニーナ
夏の夜の夢
A Midsummer Night's Dream
ヘレナ
ハムレット
Hamlet
オフィーリア
1993 アンナ・クリスティ
Anna Christie
アンナ
1998 キャバレー
Cabaret
サリー・ボウルズ トニー賞 ミュージカル主演女優賞受賞
1999 クローザー
Closer
アナ
2003 The Lady from the Sea
2005 欲望という名の電車
A Streetcar Named Desire
ブランチ

脚注

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  1. ^ a b c “Natasha Richardson part of legendary acting family”. CNN. (18 March 2009). https://edition.cnn.com/2009/SHOWBIZ/Movies/03/18/richardson.career/?iref=mpstoryview 18 March 2009閲覧。 
  2. ^ Arnold, Laurence; Green, Peter S. (19 March 2009). “Natasha Richardson, Actress of Elegance, Pedigree, Dead at 45”. Bloomberg. http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=20601088&sid=aXuH_CcQz_Vs&refer=muse 2009年3月19日閲覧。 
  3. ^ Singh, Anita (19 March 2009). “Natasha Richardson skiing accident in Canada: profile of actress”. The Daily Telegraph (London). http://www.telegraph.co.uk/news/newstopics/celebritynews/5004753/Natasha-Richardson-skiing-accident-in-Canada-profile-of-actress.html 2009年3月19日閲覧。 
  4. ^ Obituaries - Natasha Richardson”. Telegraph (19 March 2009). 4 June 2012閲覧。
  5. ^ シネマトゥデイ (2009年3月19日). “スキー事故、ナターシャ・リチャードソン脳死状態に”. 2009年3月19日閲覧。
  6. ^ シネマトゥデイ (2009年3月19日). “スキー事故のナターシャ・リチャードソン、45歳で死去”. 2009年3月19日閲覧。
  7. ^ Natasha Richardson dead after ski accident | Irish News”. IrishCentral. 2011年11月3日閲覧。

外部リンク

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