コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

ナイスミディパス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ナイスミディパスとは、かつてJR各社で発売されていた旅客鉄道線全線・全列車が連続する3日間乗り放題となる、特別企画乗車券(「トクトクきっぷ」)である。

概要

[編集]

日本国有鉄道(国鉄)時代の1983年(昭和58年)3月に発売開始。普通車用とグリーン車用があり、それぞれ2人用と3人用があった。

普通車用は国鉄・JR全列車の普通車自由席指定席のほか、山陽新幹線の4人用普通個室、青函連絡船宇高連絡船ホバークラフトを含む)・宮島連絡船の普通船室が利用可能であった。グリーン車用は普通車用の有効範囲に加え、国鉄・JR全列車のグリーン車(グリーン個室は除く)、特急「雷鳥」の和風電車「だんらん」、B寝台車、青函・宇高連絡船のグリーン船室が利用可能であった。

ただし、A寝台、青函連絡船の寝台はグリーン車用であっても利用不可であった。また東海道・山陽新幹線の「のぞみ」は券種を問わず、智頭急行北越急行といったJR線から直通列車が運行される私鉄・第3セクター路線や、国鉄バスJRバスでは利用不可であった。

全国の駅レンタカーや、JRホテルグループ加盟各ホテルでの料金の割引などのサービスがあった(要事前申込み)。

2005年(平成17年)から普通車用のみの発売となり、2009年(平成21年)からJRグループ共通商品見直しのために廃止された。

対象者

[編集]

30歳以上の女性2人または3人のグループで、同一行程で旅行する場合。2人用・3人用を複数枚組み合わせて購入することで、4人以上の人数でも利用できる。

発売・利用期間

[編集]

毎年、春から秋にかけて発売されていた。発売期間は3月6日から9月28日まで、利用期間は4月6日から9月30日までである。ただし4月27日から5月6日の間と、8月11日から8月20日までの間は利用できなかった。

価格

[編集]
  • 普通車用は発売最終年(2008年)時点で2人用が57,100円、3人用が85,650円(1人あたりに換算すると28,550円)。
  • グリーン車用は発売最終年(2004年)時点で2人用が77,400円、3人用が116,100円(1人あたりに換算すると38,700円)。

CMキャラクター

[編集]

同種の商品

[編集]

参考文献

[編集]
  • 交通公社・JTB時刻表 1986年8月号、2004年3月号

外部リンク

[編集]