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ドリームエイジカップ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ドリームエイジカップ
開催国 日本の旗 日本
主催者 帯広市
競馬場 帯広競馬場
創設 2010年12月12日
2022年の情報
距離 ばんえい200m
格付け BG3
賞金 1着賞金170万円
出走条件 4歳以上、馬齢選抜
負担重量 別定
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ドリームエイジカップは、帯広市帯広競馬場で開催するばんえい競馬の重賞競走。

帯広商工会議所より寄贈賞の提供を受けており、正式名称は「帯広商工会議所賞 ドリームエイジカップ」と表記している[注 1]

正賞は帯広商工会議所賞、農業法人鎌田きのこ株式会社賞[1]

概要

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世代間対抗形式の重賞競走として2010年に創設。競走名は一般からの公募で決定[2]され、ばんえいグレードはBG3に格付けされた。

ばんえい競馬では一般的に、若い馬は高重量戦の経験が浅い[注 2]ため6歳以上の馬と同条件では苦戦する傾向があることから、3・4歳馬にも優勝のチャンスを均等にするため、他の古馬重賞競走に比べて馬齢によるハンデを大きくしている[2]

競走条件・賞金

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競走条件(2022年度)
「4歳」「5歳」「6歳」「7歳」「8歳以上」の各馬齢区分について、通算収得賞金順に上位2頭ずつ(計10頭)を選抜する[3]
  • 2012年より、「4歳から11歳までの各馬齢ごとに、通算収得賞金が1位の馬(8頭)」「上記以外の馬から、通算収得賞金上位の2頭」の計10頭が選抜されるようになった[2]
  • 2011年までは「3歳」「4歳」「5歳」「6歳」「7歳以上」の各馬齢区分について、通算収得賞金順に上位2頭を選抜していた[2]
賞金(2022年度)
1着賞金は170万円で、以下2着64.6万円、3着37.4万円、4着20.4万円、5着13.6万円[1]

馬齢別選抜方式の競走

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ばんえい競馬では、2000年から2004年まで重賞競走「オールスターカップ」が行われていた[2][4](施行場は2002年のみ帯広、他はすべて北見競馬場)。

当時は3歳から9歳までの各馬齢ごとにトライアル競走を行い、着順上位馬が優先出走権を得るシステムとなっていた。

歴代優勝馬

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回数 施行日 開催地 天候 馬場
水分
優勝馬 性齢 ばんえい
重量
タイム 優勝騎手 管理調教師
第1回 2010年12月12日 帯広 3.5% ナリタボブサップ 牡8 790 1:35.4 鈴木恵介 大友栄人
第2回 2011年12月7日 帯広 5.7% カネサブラック 牡9 770 1:52.1 松田道明 松井浩文
第3回 2012年12月16日 帯広 7.8% テンマデトドケ 牡5 760 1:41.3 長澤幸太 服部義幸
第4回 2013年11月24日 帯広 2.2% トレジャーハンター 牡6 760 1:56.6 浅田達矢 金田勇
第5回 2014年11月23日 帯広 2.3% インフィニティー 牡8 760 1:52.2 尾ヶ瀬馨 金田勇
第6回 2015年11月22日 帯広 1.5% オレノココロ 牡5 770 1:42.2 鈴木恵介 槻舘重人
第7回 2016年11月27日 帯広 2.4% キサラキク 牝5 740 1:42.0 阿部武臣 金田勇
第8回 2017年11月26日 帯広 小雪 2.2% センゴクエース 牡5 770 1:37.3 鈴木恵介 槻舘重人
第9回 2018年11月25日 帯広 1.8% オレノココロ 牡8 790 2:10.9 鈴木恵介 槻舘重人
第10回 2019年12月1日 帯広 1.5% アアモンドグンシン セ4 750 1:52.3 長澤幸太 小林長吉
第11回 2020年11月29日 帯広 1.2% アオノブラック 牡4 760 1:48.3 藤野俊一 金田勇
第12回 2021年11月28日 帯広 3.3% シンザンボーイ 牡10 760 1:40.2 渡来心路 鈴木邦哉
第13回 2022年11月27日 帯広 2.2% メジロゴーリキ 牡8 770 1:29.8 西謙一 松井浩文
第14回 2023年11月26日 帯広 1.9% サクラヒメ 牝5 740 1:47.6 渡来心路 今井茂雅

脚注

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  1. ^ 2011年までは富士通フロンテックが賞を提供していた。
  2. ^ 古馬の競走は「3歳以上」のほか、「3歳」「3・4歳」「4歳」の限定戦もある。

出典

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各回競走結果の出典

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外部リンク

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