トーク・オン・コーナーズ
『トーク・オン・コーナーズ』 | ||||
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ザ・コアーズ の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | フォークロック、ケルト音楽 | |||
レーベル | 143 レコード/Lava Records/アトランティック・レコード | |||
プロデュース | デイヴィッド・フォスター、グレン・バラード、オリヴァー・リーバー、ジム・コアー、リック・ノウェルズ、ビリー・スタインバーグ、ジョン・ヒューズ | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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ザ・コアーズ アルバム 年表 | ||||
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『トーク・オン・コーナーズ』(Talk on Corners)は、アイルランドのバンド、ザ・コアーズが1997年に発表した2作目のスタジオ・アルバム。1997年当時は13曲(日本盤はボーナス・トラックを加えた15曲)が収録されていたが、1998年4月にはフリートウッド・マックのカヴァー曲「ドリームス」を追加収録した再発盤がリリースされて、同年6月にはアメリカでも本作がリリースされた[16]。また、1998年11月にはスペシャル・エディション盤もリリースされている。
背景
[編集]前スタジオ・アルバム『遙かなる想い』(1995年)に引き続き、デイヴィッド・フォスターとザ・コアーズのメンバーであるジム・コアーがプロデュースに参加した。また、本作では更に、セリーヌ・ディオンとの仕事で知られるビリー・スタインバーグや、アラニス・モリセットとの仕事で知られるグレン・バラード等も参加した。
「リトル・ウィング」はジミ・ヘンドリックスのカヴァーで、同曲のレコーディングにはチーフタンズのメンバーが参加している。
反響
[編集]全英アルバムチャートでは1997年11月1日付で初登場7位となり、翌週にはトップ10から落ちるが、再発盤のリリース後に再びトップ10入りして、1998年6月から9月にかけて合計6週1位を獲得し、更にスペシャル・エディション盤リリース後の1999年にも1位に達した[1]。イギリスではその後もセールスを伸ばし、英国レコード産業協会が発表した、1956年7月28日から2009年6月14日までの期間で最も売れたアルバム40において、本作は19位にランク・インした[17]。
オーストラリアのアルバム・チャートでは、1997年11月9日付で初登場3位に達した[5]。ニュージーランドのアルバム・チャートでは、1997年11月23日付で初登場9位となり、1998年4月にはチャート圏外に落ちるが、1999年4月に再びチャート・インして、同年6月6日付で1位を獲得した[2]。
収録曲
[編集]特記なき楽曲はザ・コアーズ作。「ドリームス」はオリジナル盤には未収録で、1998年の再発盤より追加収録された。
- 夢の中で抱きしめて - "Only When I Sleep" (The Corrs, Oliver Leiber, Paul Peterson, John Shanks) - 4:24
- ホエン・ヒーズ・ノット・アラウンド - "When He's Not Around" - 4:25
- ドリームス - "Dreams" (Stevie Nicks) - 4:01
- ホワット・キャン・アイ・ドゥ - "What Can I Do" - 4:18
- アイ・ネヴァー・ラヴド・ユー・エニウェイ - "I Never Loved You Anyway" (The Corrs, Carole Baker Sager) - 4:26
- ソー・ヤング - "So Young" - 3:53
- ドント・セイ・ユー・ラヴ・ミー - "Don't Say You Love Me" (The Corrs, C. B. Sager) - 4:39
- ラヴ・ギヴス・ラヴ・テイクス - "Love Gives Love Takes" (The Corrs, Dane DeViller, Sean Hosein, O. Leiber, Stacey Piersa, Elliot Wolff) - 3:42
- ホープレスリー・アディクテッド - "Hopelessly Addicted" (The Corrs, O. Leiber) - 4:03
- パディー・マッカーシー - "Paddy McCarthy" - 4:58
- インティマシー - "Intimacy" (Billy Steinberg, Rick Nowels, Neil Geraldo) - 3:57
- クイーン・オブ・ハリウッド - "Queen of Hollywood" (The Corrs, Glen Ballard, D. DeViller, S. Hosein) - 5:02
- ノー・グッド・フォー・ミー - "No Good for Me" - 4:00
- リトル・ウィング - "Little Wing" (Jimi Hendrix) - 5:09
日本盤ボーナス・トラック
[編集]「ドリームス(ティーズ・ラジオ・ミックス)」は、1998年の再発盤より追加収録された。
- リメンバー - "Remember" - 4:03
- ホワット・アイ・ノウ - "What I Know" (G. Ballard, Siedah Garrett) - 3:50
- ドリームス(ティーズ・ラジオ・ミックス) - "Dreams [Tee's Radio]" (S. Nicks) - 3:54
トーク・オン・コーナーズ〜スペシャル・エディション〜
[編集]『トーク・オン・コーナーズ』収録曲のリミックス・ヴァージョンや、ザ・コアーズのデビュー曲「ランナウェイ」のリミックス・ヴァージョン等を含む内容で、ヨーロッパでは1998年11月に発売された。1999年2月に発売されたアメリカ盤は、ヨーロッパ盤とは内容が異なる。
アメリカでは、このスペシャル・エディション盤をきっかけにザ・コアーズの名が広まり[18]、Billboard 200においてバンドにとって初のトップ100入りを果たした[15]。日本では、ザ・コアーズの2001年2月の日本公演に合わせる形で[18]、2001年1月24日に発売された。
収録曲
[編集]ヨーロッパ盤・日本盤
[編集]- ホワット・キャン・アイ・ドゥ(ティン・ティン・アウト・リミックス) - "What Can I Do (Tin Tin Out Remix)" - 4:12
- ソー・ヤング(K-Klassリミックス) - "So Young (K-Klass Remix)" - 4:12
- 夢の中で抱きしめて - "Only When I Sleep" - 4:23
- ホエン・ヒーズ・ノット・アラウンド - "When He's Not Around" - 4:26
- ドリームス(Tee'sラジオ) - "Dreams (Tee's Radio)" - 3:53
- アイ・ネヴァー・ラヴド・ユー・エニウェイ - "I Never Loved You Anyway" - 4:26
- ドント・セイ・ユー・ラヴ・ミー - "Don't Say You Love Me" - 4:39
- ラヴ・ギヴス・ラヴ・テイクス - "Love Gives Love Takes" - 3:43
- ランナウェイ(ティン・ティン・アウト・リミックス) - "Runaway (Tin Tin Out Remix)" - 4:45
- ホープレスリー・アディクテッド - "Hopelessly Addicted" - 4:03
- パディー・マッカーシー - "Paddy McCarthy" - 4:59
- インティマシー - "Intimacy" - 3:57
- クイーン・オブ・ハリウッド - "Queen of Hollywood" - 5:02
- ノー・グッド・フォー・ミー - "No Good for Me" - 4:00
- リトル・ウィング - "Little Wing" - 5:07
アメリカ盤
[編集]- "What Can I Do (Tin Tin Out Remix)"
- "Only When I Sleep"
- "So Young (K-Klass Remix)"
- "Dreams (Tee's Radio)"
- "Runaway (Tin Tin Out Remix)"
- " I Never Loved You Anyway"
- "Paddy McCarthy"
- "Queen of Hollywood"
- "Hopelessly Addicted"
- "When He's Not Around"
- "No Good for Me"
- "Little Wing"
参加ミュージシャン
[編集]- アンドレア・コアー - ボーカル、ティン・ホイッスル
- シャロン・コアー - ヴァイオリン、バッキング・ボーカル
- キャロライン・コアー - バウロン、ドラムス、バッキング・ボーカル
- ジム・コアー - ギター、キーボード、プログラミング、アコーディオン
アディショナル・ミュージシャン
- オリヴァー・リーバー - ギター、プログラミング
- ジョン・シャンクス - ギター、エレクトリック・マンドリン
- ポール・ピーターソン - ベース、キーボード
- デイヴィッド・フォスター - キーボード、シンセベース
- レオ・ピアーソン - プログラミング
- Felipe Elgueta - プログラミング
- マイケル・トンプソン - ギター、オルガン
- ピーター・ラフェルソン - プログラミング
- アンソニー・ドレナン - ギター
- ジョン・ロビンソン - ドラムス
- ティム・ピアース - ギター
- 屋敷豪太 - ドラムス
- ディーン・パークス - ギター
- John Gliutin - キーボード
- ランス・モリソン - ベース
- マット・ローグ - ドラムス
- ジェフ・ハル - キーボード、ストリングス・アレンジ
- リック・ノウェルズ - ギター
- ジョージ・ブラック - プログラミング
- スージー片山 - チェロ
- リサ・ワグナー - チェロ
- ルイス・コンテ - パーカッション
- デイン・デヴィラー - ギター、プログラミング
- ショーン・ホセイン - プログラミング
- マット・チェンバレン - ドラムス
- キース・ダフィ - ベース
- パディ・モローニ - イリアン・パイプス、ティン・ホイッスル
- デレク・ベル - ハープ
- ショーン・キーン - フィドル
- マーティン・フェイ - フィドル
- マット・モロイ - フルート
- ケヴィン・コーネフ - バウロン
脚注
[編集]- ^ a b “The Corrs - Talk On Corners”. ChartArchive. 2012年4月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年9月8日閲覧。
- ^ a b charts.org.nz - The Corrs - Talk On Corners
- ^ norwegiancharts.com - The Corrs - Talk On Corners
- ^ finnishcharts.com - The Corrs - Talk On Corners
- ^ a b australian-charts.com - The Corrs - Talk On Corners
- ^ swedishcharts.com - The Corrs - Talk On Corners
- ^ lescharts.com - The Corrs - Talk On Corners
- ^ ultratop.be - The Corrs - Talk On Corners
- ^ The Corrs - Talk On Corners - austriancharts.at
- ^ musicline.de
- ^ ultratop.be - The Corrs - Talk On Corners
- ^ dutchcharts.nl - The Corrs - Talk On Corners
- ^ The Corrs - Talk On Corners - hitparade.ch
- ^ ORICON STYLE
- ^ a b The Corrs - Awards : AllMusic
- ^ .: The Corrs Discography - Albums - Talk On Corners :. - thecorrs.org - 2011年12月31日閲覧
- ^ Top 40 Best Selling Albums 28 July 1956 - 14 June 2009 (.pdf format) - 2011年12月31日閲覧
- ^ a b 『トーク・オン・コーナーズ スペシャル・エディション』日本盤CD(AMCY-7230)ライナーノーツ(伊藤なつみ、2000年12月4日)