トレロカモミロ
みんなのうた トレロカモミロ | |
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歌手 | 西六郷少年少女合唱団 |
作詞者 |
フランコ・マレスカ 阪田寛夫(日本語訳) |
作曲者 | マリオ・パガーノ |
編曲者 | 越部信義 |
映像 | アニメーション |
映像制作者 |
加藤晃(絵) 毛利厚(アニメーション) |
初放送月 | 1970年2月 - 3月 |
再放送月 | 別項 |
映像外部リンク | |
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全曲を試聴 | |
(原曲のイタリア語歌詞) Piccolo Coro dell'Antoniano - Torero Camomillo (cartoon) - 10° Zecchino d'Oro - アントニアーノ児童合唱団による歌唱、同合唱団公式YouTube。 | |
(みんなのうた版日本語歌詞) トレロ・カモミロ - 西六郷少年少女合唱団による歌唱、キングレコード提供のYouTubeアートトラック。 |
トレロカモミロ(Il torero Camomillo)は、フランコ・マレスカ作詞、マリオ・パガーノ作曲のイタリアの歌曲である。
概要
[編集]1968年に行われたイタリアの第10回ゼッキーノ・ドーロ(it)の入賞曲である。原題の大意は「闘牛士カモミロ」。ゼッキーノ・ドーロ出場時の歌唱者はミケレ・グランドルフォ(Michele Grandolfo)[1]。
高名で勇敢だが、戦うよりも寝ることの方が好きな闘牛士のカモミロの様子を歌った歌である。ゼッキーノ・ドーロの楽曲にアニメ動画を施した「I cartoni dello Zecchino d'Oro」(it)のDVDでは第1集に収録されている。
みんなのうた
[編集]日本では、阪田寛夫訳詞・越部信義編曲のものがNHKの番組『みんなのうた』で1970年に初めて放送された[2]。初放送翌年の1971年8月 - 9月に初めて再放送、その後も何度か再放送されている。
映像について
[編集]1969年6月 - 7月放送『星のヨーデル』でもコンビで担当した加藤晃と毛利厚のアニメーション。闘牛場での黒牛とカモミロの様子が描かれており、後奏では闘牛場から脱走した牛が寝ているカモミロを乗せたまま疲れて倒れる場面で締める。
なお、放映開始当初は久里洋二がイラストを担当したが、1975年から加藤晃のイラストに変更され、1980年代以降は加藤版のみ放送されている。現在公式サイトや関連番組では加藤版のみを取り扱っており、久里版については全く触れていない。
2011年販売の『みんなのうた』DVD-BOXの第4集に加藤版が収録されているが、収録版は2番後の間奏部分の映像にある絵画「ゲルニカ」が著作権の関係で別の絵に変更された。また映像はデジタルリマスターが行われ、歌詞テロップがニュープリント化された。下記の再放送では2021年6月からこの映像である。
再放送
[編集]- 1971年8月 - 9月
- 1975年8月 - 9月
- 1985年6月 - 7月
- 1986年10月 - 11月
- 1988年8月 - 9月
- 1994年6月 - 7月(ラジオのみ)
- 1999年10月 - 11月(ラジオのみ)
- 2001年4月 - 5月
- 2004年4月 - 5月(ラジオのみ)
- 2021年6月[3]
- 2024年10月 - 11月
脚注・出典
[編集]- ^ [1]
- ^ NHKみんなのうた 2021年10月22日閲覧。
- ^ ラジオでは『誰も知らない』と2本立てて放送、これに対しテレビでは、前半部に『あわて床屋』(1961年版)と合わせてメドレー形式で放送(後半は『誰も知らない』をフルで放送)し、前後半とも視聴者からの曲に対する想い出のナレーションを添えた。
関連項目
[編集]- 44ひきのねこ - この曲と同じ1968年(第10回)ゼッキーノ・ドーロの出場曲で優勝曲。原題は「Quarantaquattro gatti」。またこの曲に日本語詞を付けた作品も指す。作詞・作曲者はジュゼッペ・カザリーニ。
- 黒ネコのタンゴ - この曲と同じマレスカ作詞・パガーノ作曲の歌曲「Volevo un gatto nero」に日本語詞を付けた曲。原曲は1969年(第11回)ゼッキーノ・ドーロ出場曲。
- マヌエロ - この曲と同じマレスカ作詞・パガーノ作曲の歌曲「Manue-e-lo」に日本語詞を付けた曲。原曲は1970年(第12回)ゼッキーノ・ドーロ出場曲。