コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

44ひきのねこ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
みんなのうた
44ひきのねこ
歌手 東京放送児童合唱団
作詞者 ジュゼッペ・カザリーニ
阪田寛夫(訳詞)
作曲者 ジュゼッペ・カザリーニ
編曲者 越部信義
映像 アニメーション
映像制作者 中原収一
初放送月 1969年4月 - 5月
再放送月 2006年8月31日
2006年12月26日
2007年1月3日
(以上なつかし
1985年8月 - 9月
2008年8月- 9月
2014年4月 - 5月
2020年8月28日9月25日リクエスト
2021年12月
テンプレートを表示

44ひきのねこ』(しじゅうしひきのねこ)は、イタリアの童謡を原曲とした日本の楽曲。またその原曲となったイタリアの童謡をも指すことがある。原曲の作詞・作曲はジュゼッペ・カザリーニ。

イタリア語原曲

[編集]

原題は「Quarantaquattro gatti」(大意:四十四匹のネコ)である。イタリアの国際歌唱コンクール『ゼッキーノ・ドーロ』第10回(1968年)で、優勝に相当する金貨賞を受賞した。

  • 作詞・作曲:ジュゼッペ・カザリーニ (Giuseppe Casarini, 1924年 - 2015年)
  • 歌唱者:バルバラ・フェリーゴ (Barbara Ferigo)

音楽は、各番の前半は6/8拍子のスローテンポだが、後半は一転して2/2拍子のマーチテンポに変わる。

初演以来一貫して、ゼッキーノ・ドーロを代表する歌曲のひとつとして扱われており、1999年に発売されたゼッキーノ・ドーロ歌曲のアニメDVDシリーズ「I cartoni dello Zecchino d'Oro」の第1巻にも収録された。現在発売されている版では第4巻に収録されている。

第50回ゼッキーノ・ドーロを記念して開催された2007年の「Gran galà dello Zecchino d'Oro (it)では、ゼッキーノ・ドーロの発起人であるチノ・トルトレッラ (it)がこの歌を歌唱した。

第56回ゼッキーノ・ドーロ(2013年)の初日に、オープニングテーマおよびエンディングテーマとして、番組内で歌われた。

44 gatti (quarant'anni dopo)

[編集]

第40回ゼッキーノ・ドーロ(1997年)では、この「Quarantaquattro gatti」を元とした新曲「44 gatti (quarant'anni dopo) 」(原題の大意:四十四匹のネコ、40年たったら)が、ゼッキーノ・ドーロの第40回開催記念の作品として発表され、ゼッキーノ・ドーロの主催元であるアントニアーノ協会所属の2組の合唱団、ピッコロ・コーロ”マリエーレ・ヴェントレ”デラントニアーノとヴェルディ・ノーテ・デラントニアーノによって歌唱された。作者はマリア・クリスティーナ・ミッシャーノとジュゼッペ・カザリーニ。

日本語カバー版

[編集]

日本語版は、訳詞が阪田寛夫、編曲は越部信義による。

1969年4月NHKの『みんなのうた』で紹介。歌唱は東京放送児童合唱団。ビル地下のゴミ箱に集結した44匹の野良猫が、生活改善を話し合うも、結局はいつも通りのゴミ箱漁りとなる内容。放送では2番は省略され、コーダ部分は転調せずに歌われた。映像は常連・中原収一製作によるアニメで、後半では野良猫の列の映像の最中に、「6×7=42」「44-42=2」と数式映像が入る内容となっている。

2006年8月31日・同年12月26日2007年1月3日の3回に渡って、衛星第2テレビの『なつかしのみんなのうた』で『パンのマーチ』(これも中原製作アニメ映像)と共に再放送され、1985年8月9月2008年8月9月には地上波でも再放送された。またこの直前の2008年7月には、NHK総合お元気ですか日本列島』の「みんなのうたリクエスト」でも紹介され、番組内では「ゼッキーノ・ドーロ」の事が述べられた。現在はDVD-BOX「みんなのうたDVD-BOX」DISC.4に収録されている。

2014年4月には再び地上波で再放送、2020年には『みんなのうたリクエスト』(定時番組)で再放送後、2021年12月には『チム・チム・チェリー』・『ポンタ物語』と合わせてメドレー放送された。

備考

[編集]

放送時はキングレコード発売の『みんなのうた』関連LPレコードに収録されたが、放送バージョンとは異なり、コーダ部分がオリジナル同様転調していた。このバージョンは、その後キングから発売されたCDにも収録されている。

出典

[編集]

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]