トリキュラー
表示
トリキュラーは、黄体ホルモン(レボノルゲストレル 英: Levonorgestrel)と卵胞ホルモン(エチニルエストラジオール)の配合剤で、排卵抑制作用を主作用とする三相性低用量経口避妊薬(処方箋医薬品)である。
概要
[編集]- 開発国:ドイツ
- 開発会社:シエーリング社Schering AG(現 Bayer Schering Pharma)
- 商標名:トリキュラー錠21、トリキュラー錠28(英: Triquilar)
- 発売会社:バイエル薬品
開発の経緯
[編集]- 1976年 - ドイツで開発。
- 1987年 - 日本では日本シエーリング(現 バイエル薬品)が開発開始。
- 1990年~ - 山之内製薬(現アステラス製薬)も加わり共同開発。
- 1999年 - 「避妊」の適応で承認、発売[1]。
避妊機序
[編集]臨床成績
[編集]投与1周期以上の総計924例(13,862周期)で避妊効果が評価。
- 飲み忘れありは362例(943周期)、このうち3錠以上を飲み忘れた4例で妊娠。薬剤効果不十分による妊娠例はなし(一般臨床試験および長期投与試験)。
副作用
[編集]出典
[編集]- ^ “トリキュラー錠21、トリキュラー錠28 患者向医薬品ガイド” (PDF). 医薬品医療機器総合機構 (2016年4月). 2016年8月4日閲覧。
参考文献
[編集]- 松本清一ほか:基礎と臨床 25:1155(1991)
- 八神喜昭ほか:基礎と臨床 25:1178(1991)
- 黄宏駿ほか:Progress in Medicine 11:349(1991)
- 本庄英雄ほか:基礎と臨床 25:999(1991)
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- ピル(経口避妊薬Q&A)一相性とか、二相性とか三相性ピルとかありますが、これは何ですか。 社団法人 日本家族計画協会(JFPA)
- 社団法人 日本家族計画協会(JFPA)
- Dr.北村のJFPAクリニック 社団法人 日本家族計画協会(JFPA)