コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

トミーとタペンス -2人で探偵を-

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
トミーとタペンス -2人で探偵を-
Partners in Crime
ジャンル 推理ドラマ
原作 アガサ・クリスティ
秘密機関』『NかMか
脚本 ジニー・ハリス英語版 (1-3)
クレア・ウィルソン (4-6)
監督 エドワード・ホール
出演者 デヴィッド・ウォリアムス
ジェシカ・レイン英語版
ジェームズ・フリート英語版
オープニング ティム・フィリップス英語版
製作
プロデューサー ジョージ・ロウ
制作 英国放送協会
放送
放送国・地域イギリスの旗 イギリス
放送期間2015年7月26日 - 8月30日
回数6
BBC One - Partners in Crime
テンプレートを表示

アガサ・クリスティー トミーとタペンス -2人で探偵を-』(トミーとタペンス ふたりでたんていを、原題:Partners in Crime)は、2015年7月26日からBBC Oneで放送されているイギリステレビドラマ[1]

概要

[編集]

アガサ・クリスティトミーとタペンスシリーズより『秘密機関』及び『NかMか』の長編2編を3話ずつ、計6話に構成されている。脚本は、『秘密機関』をジニー・ハリス、『NかMか』をクレア・ウィルソンが務めている[2][3]

日本では、2015年10月18日から12月6日までNHK総合日曜23:00の枠で放送された[4]

キャスト

[編集]

メインキャスト

[編集]
トーマス(トミー)・ベレスフォード
演 - デヴィッド・ウォリアムス[5]、吹替 - 大塚明夫
プルーデンス(タペンス)・ベレスフォード
ジェシカ・レイン英語版[6]、吹替 - 世戸さおり
アンソニー・カーター
演 - ジェームズ・フリート英語版[7]、吹替 - 浦山迅
アルバート・ペンバートン
演 - マシュー・スティア[8]、吹替 - 佐久田脩
ジョージ・ベレスフォード
演 - マイルズ・ラフリー[9]

ゲスト出演者

[編集]
『秘密機関』
Julius Hersheimmer
演 - クラーク・ピータース、吹替 - 金尾哲夫 (1-3)
Rita Vandemeyer
演 - アリス・クリーグ、吹替 - 定岡小百合 (1-2)
Lucky
演 - ポール・ブレナン、吹替 - 金尾哲夫 (1-3)
ウィティントン
演 - ジョニー・フィリップス、吹替 - 牛山茂 (1-3)
James Peel
演 - アンドリュー・ハヴィル (1-3)
ジェーン・フィン
演 - カミラ・マリー・ビープット、吹替 - 有賀由樹子 (1-3)
Annette
演 - マデリーン・アピア (1-3)
『NかMか』
Carl Denim
演 - エドワード・スペリーアス、吹替 - 小林親弘 (4-6)
Commander Haydock
演 - ロイ・マースデン (4-6)
Major Khan
演 - アリー・カーン (4-5)
Gilbert Worthing
演 - ダニー・リー・ウィンター (4-6)
Mrs Sprot
演 - クリスティーナ・コール (4-6)
Sheila Perenna
演 - イーファ・マクマホン (4-6)
Veronika Urbanowicz
演 - ピナー・オガン (4-6)
Frederick Minton
演 - ロバート・ハンズ (4-6)
Elizabeth Minton
演 - アイシー・ヴァン・ランドウィック (4-6)
Harrison
演 - タム・ウィリアムズ (4-6)
Blonde Assassin
演 - ハンナ・ワディンガム (4-6)

製作

[編集]

アガサ・クリスティ生誕125周年記念番組の制作をBBCがベン・スティーヴンソンシャーロット・ムーアに依頼[10]。製作はエンダー・プロダクションとアガサ・クリスティ・プロダクションの共同制作となった[11]

デヴィド・ウォリアムスはアガサ・クリスティ・グループのヒラリー・ストロングと共に、トミーとタペンスシリーズのリメイクをエンダー・プロダクションのヒラリー・ビヴァン・ジョーンズとトム・ナッシュに提案した。死体のそばであれこれ言い合う素人夫婦探偵というキャラクターをウォリアムスが気に入ったのだ。

トミーとタペンスは、クリスティが1922年から1973年まで書き継いだシリーズで、第1作『秘密機関』の終盤で結婚した2人は最終作『運命の裏木戸』では老境となり孫もいる。ドラマ版では時代設定を冷戦中の1950年代とすることが決まり、『秘密機関』と『NかMか』が3時間ずつのエピソードとしてドラマ化されることが決定した。

デヴィッド・ウォリアムスが中心となり、エグゼクティブ・プロデューサーを務めるとともに、ウィットとユーモアに富んだ主人公トミーを演じることとなった。タペンス役には、演技力とユーモアの両方を兼ね備えたジェシカ・レインが選ばれた。

1950年代のイングランドを再現すべく、グレーター・ロンドンエセックスバッキンガムシャーサリーオックスフォードシャーケントハートフォードシャーノーフォークなどで撮影が行われた。鉄道のシーンには、ディドコット・レールウェイ・センターノース・ノーフォーク・レールウェイシェリンガムが使用された。ノーフォークのクローマーには、海岸沿いや埠頭、街中の多くの建物やストリートが当時の様相を残しているため選ばれた。エングルフィールド・ハウステムズ川のそばの廃墟や荒れ地も使用された[12]

批評

[編集]

関連項目

[編集]
  • おしどり探偵 - 1983年-1984年に放送された、同じくトミーとタペンスシリーズを原作とするテレビドラマ。

出典

[編集]
  1. ^ Neil Smith (2015年6月29日). “David Walliams on playing 'damsel in distress' in Agatha Christie Drama”. BBCニュース. 2015年8月7日閲覧。
  2. ^ Ben Dowell (2014年2月28日). “David Walliams heralds new era for BBC as the new home of Agatha Christie adaptations”. Radio Times. http://www.radiotimes.com/news/2014-02-28/david-walliams-heralds-new-era-for-bbc-as-the-new-home-of-agatha-christie-adaptations 2014年4月3日閲覧。 
  3. ^ Leo Barraclough (2014年2月28日). “BBC Plots Agatha Christie Adaptations for Writer's 125th Anniversary”. Variety. http://variety.com/2014/tv/news/bbc-plots-two-agatha-christie-adaptations-for-writers-125th-anniversary-1201123100/ 2014年4月3日閲覧。 
  4. ^ 『トミーとタペンス―2人で探偵を―』アガサ・クリスティー原作の最新ドラマ放送!”. 海外ドラマ・スタッフブログ. NHKブログ (2015年8月21日). 2015年8月29日閲覧。
  5. ^ Tommy Beresford”. BBC. 2015年8月7日閲覧。
  6. ^ Tuppence Beresford”. BBC. 2015年8月7日閲覧。
  7. ^ Major Carter”. BBC. 2015年8月7日閲覧。
  8. ^ Albert Pemberton”. BBC. 2015年8月7日閲覧。
  9. ^ Honor Collie. “A J management”. 2015年7月20日閲覧。
  10. ^ “BBC One to become new home of Agatha Christie in UK”. BBC. (2014年2月28日). http://www.bbc.co.uk/mediacentre/latestnews/2014/agatha-christie.html 2014年4月3日閲覧。 
  11. ^ Press Release (2015年6月30日). “Partners in Crime”. Endor, Agatha Christie Productions, BBC. http://downloads.bbc.co.uk/mediacentre/partners_in_crime.pdf 2015年7月26日閲覧。 
  12. ^ The Secret Adversary - Locations”. BBC. 2015年8月7日閲覧。

外部リンク

[編集]
NHK総合 日曜23時台枠
前番組 番組名 次番組
情熱のシーラ
<全17回>
(2015.6.7 - 10.4)
トミーとタペンス -2人で探偵を-
<全6回>
(2015.10.18 - 12.6)
ダウントン・アビー4
華麗なる英国貴族の館

<全10回>(第4シーズン)
(2016.1.10 - 3.20)