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トゥーズ・ミッシング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『トゥーズ・ミッシング』
ザ・フーコンピレーション・アルバム
リリース
録音 1964年-1971年
ジャンル ロック
時間
レーベル アメリカ合衆国の旗MCAレコード
イギリスの旗ポリドール・レコード
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トゥーズ・ミッシング』(Two's Missing)は、イングランドロックバンドであるザ・フーコンピレーション・アルバムである[1]。彼等が解散していた1987年にアメリカで発表された[注釈 1]

概要

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経緯

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本作はMCAレコードが1985年に発表したアルバム『フーズ・ミッシング』の続編に相当し、前編と同様に、シングルで発表されたアルバム未収録曲、未発表のスタジオ音源、ライブ録音が収録された。

内容

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収録曲は1964年から1971年までの期間に録音された14曲で、オリジナルが6曲、カヴァーが8曲である。オリジナルの「マイ・ワイフ」のライブ録音、カヴァーの「ゴーイン・ダウン」、「モータリング」は、本作で初めて発表された。

オリジナル

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未発表音源
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アメリカでの未発表曲
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  • ドッグス英語版Dogs)」
    イギリスでは1968年6月14日にシングル発表され[3]、同年10月に発表された編集アルバム『ダイレクト・ヒッツ』に収録された。
  • 「ウォーター(Water)」
    1970年に録音され、イギリスではシングル『5:15英語版』(1973年)のB面に収録された[4]
アメリカでのアルバム未収録曲
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カヴァー

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未発表音源
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アメリカでの未発表曲
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アメリカでのアルバム未収録曲
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  • 「ボールド・ヘデッド・ウーマン(Bold Headed Woman)」(Mono)
    1964年11月ロンドンのパイ・スタジオでタルミーのプロデュースにより録音され、同年12月にアメリカ、1965年1月にイギリスで発表されたシングル『アイ・キャント・エクスプレイン[20]のB面に収録された。作者が特定されていないブルースをタルミーが編曲したもので、彼がプロデュ―スしたキンクスデビュー・アルバム(1964年)で取り上げられていた。

収録曲

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LP

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Side One
#タイトル作詞・作曲録音年月日及び場所・プロデュ―サー・オリジナル時間
1.「ボールド・ヘデッド・ウーマン(Bald Headed Woman)」Shel Talmy
  • 1965年3月、IBC スタジオ、ロンドン
  • シェル・タルミー
  • シングル『マイ・ジェネレーション』B面(イギリスの旗1965年10月29日、アメリカ合衆国の旗1965年11月20日)
2.「アンダー・マイ・サム(Under My Thumb)」Mick Jagger, Keith Richard
  • 1967年6月29日、デ・レーン・リー・スタジオ、ロンドン
  • キット・ランバート
  • シングル『ラスト・タイム』B面(イギリスの旗1968年6月30日)
3.「マイ・ワイフ(My Wife)」(Live)John Entwistle
  • 1971年12月13日、シビック・オーディトリウム、サンフランシスコ
  • ザ・フー
  • 本アルバム
4.「アイム・ア・マン(I'm a Man)」Ellas McDaniel
5.「ドッグス(Dogs)」Pete Townshend
  • 1968年5月、アドビジョン・スタジオ、ロンドン
  • キット・ランバート
  • シングル『ドッグズ』A面(イギリスの旗1968年6月14日)
6.「ドッグズ・パート2(Dogs Part 2)」Keith Moon, Towser, Jason
  • 1969年2月12日、IBC スタジオ、ロンドン
  • キット・ランバート
  • シングル『ピンボールの魔術師』B面(イギリスの旗1969年3月7日、アメリカ合衆国の旗1969年3月22日)
7.「サークルズ(Circles)」(Revised version)Townshend
  • 1966年1月、オリンピック・スタジオ、ロンドン
  • ザ・フー
  • シングル『恋のピンチ・ヒッター』(Reaction 591001)B面(イギリスの旗1966年3月4日)
合計時間:
Side Two
#タイトル作詞・作曲録音年月日及び場所・プロデュ―サー・オリジナル時間
1.「ラスト・タイム(The Last Time)」Jagger, Richard
  • 1967年6月29日、デ・レーン・リー・スタジオ、ロンドン
  • キット・ランバート
  • シングル『ラスト・タイム』A面(イギリスの旗1968年6月30日)
2.「ウォーター(Water)」Townshend
  • 1970年3月頃、イール・パイ・スタジオ、ロンドン
  • ピート・タウンゼント
  • シングル『5.15』B面(イギリスの旗1973年10月5日)
3.「ダディー・ローリング・ストーン(Daddy Rolling Stone)」Otis Blackwell
4.「ヒート・ウェイヴ(Heat Wave)」(Original version)Lamont Dozier, Brian Holland, Eddie Holland
  • 1965年4月、IBCスタジオ、ロンドン
  • シェル・タルミー
  • 本アルバム
5.「ゴーイン・ダウン(Goin' Down)」(Live)Don Nix
  • 1971年12月13日、シビック・オーディトリウム、サンフランシスコ
  • ザ・フー
  • 本アルバム
6.「モータリング(Mortoring)」Ivy Jo Hunter, Phil Jones, William "Mickey" Stevenson
  • 1965年4月、IBCスタジオ、ロンドン
  • シェル・タルミー
  • 本アルバム
7.「ワスプマン(Waspman)」Moon
  • 1972年8月7日、オリンピック・スタジオ、ロンドン
  • ザ・フー
  • シングル『奴等に伝えろ』B面(イギリスの旗1972年12月22日、アメリカ合衆国の旗1972年11月25日)
合計時間:

CD

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トラックリスト
#タイトル作詞・作曲録音年月日及び場所・プロデュ―サー・オリジナル時間
1.「ボールド・ヘデッド・ウーマン(Bald Headed Woman)」(Mono)Shel Talmy
  • 1965年3月、IBC スタジオ、ロンドン
  • シェル・タルミー
  • シングル『マイ・ジェネレーション』B面(イギリスの旗1965年10月29日、アメリカ合衆国の旗1965年11月20日)
2.「アンダー・マイ・サム(Under My Thumb)」(Mono)Mick Jagger, Keith Richard
  • 1967年6月29日、デ・レーン・リー・スタジオ、ロンドン
  • キット・ランバート
  • シングル『ラスト・タイム』B面(イギリスの旗1968年6月30日)
3.「マイ・ワイフ(My Wife)」(Live)John Entwistle
  • 1971年12月13日、シビック・オーディトリウム、サンフランシスコ
  • ザ・フー
  • 本アルバム
4.「アイム・ア・マン(I'm a Man)」Ellas McDaniel
5.「ドッグス(Dogs)」Pete Townshend
  • 1968年5月、アドビジョン・スタジオ、ロンドン
  • キット・ランバート
  • シングル『ドッグズ』A面(イギリスの旗1968年6月14日)
6.「ドッグズ・パート2(Dogs Part 2)」(Mono)Keith Moon, Towser, Jason
  • 1969年2月12日、IBC スタジオ、ロンドン
  • キット・ランバート
  • シングル『ピンボールの魔術師』B面(イギリスの旗1969年3月7日、アメリカ合衆国の旗1969年3月22日)
7.「サークルズ(Circles)」(Revised version, mono)Townshend
  • 1966年1月、オリンピック・スタジオ、ロンドン
  • ザ・フー
  • シングル『恋のピンチ・ヒッター』(Reaction 591001)B面(イギリスの旗1966年3月4日)
8.「ラスト・タイム(The Last Time)」(mono)Jagger, Richard
  • 1967年6月29日、デ・レーン・リー・スタジオ、ロンドン
  • キット・ランバート
  • シングル『ラスト・タイム』A面(イギリスの旗1968年6月30日)
9.「ウォーター(Water)」Townshend
  • 1970年3月頃、イール・パイ・スタジオ、ロンドン
  • ピート・タウンゼント
  • シングル『5.15』B面(イギリスの旗1973年10月5日)
10.「ダディー・ローリング・ストーン(Daddy Rolling Stone)」Otis Blackwell
11.「ヒート・ウェイヴ(Heat Wave)」(Original version)Lamont Dozier, Brian Holland, Eddie Holland
  • 1965年4月、IBCスタジオ、ロンドン
  • シェル・タルミー
  • 本アルバム
12.「ゴーイン・ダウン(Goin' Down)」(Live)Don Nix
  • 1971年12月13日、シビック・オーディトリウム、サンフランシスコ
  • ザ・フー
  • 本アルバム
13.「モータリング(Mortoring)」Ivy Jo Hunter, Phil Jones, William "Mickey" Stevenson
  • 1965年4月、IBCスタジオ、ロンドン
  • シェル・タルミー
  • 本アルバム
14.「ワスプマン(Waspman)」Moon
  • 1972年8月7日、オリンピック・スタジオ、ロンドン
  • ザ・フー
  • シングル『奴等に伝えろ』B面(イギリスの旗1972年12月22日、アメリカ合衆国の旗1972年11月25日)
合計時間:

参加ミュージシャン

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The Who

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その他

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脚注

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注釈

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  1. ^ イギリスでは1988年に発表された。
  2. ^ タルミーによってプロデュ―スされた前者は、彼によって「インスタント・パーティー」(Instant Party)と改題され、1966年4月にデッカ・レコードが発表したアメリカでのデビュー・アルバム『マイ・ジェネレーション』(The Who Sings My Generation)に収録された。
  3. ^ 1965年12月にブランズウィック・レコード英語版が発表したイギリスでのデビュー・アルバム『マイ・ジェネレーション』(My Generation)には、「サークルズ」ではなく、後述する「アイム・ア・マン」が収録されていた。
  4. ^ 1966年8月にロンドンのIBCスタジオで、マネージャーのキット・ランバートのプロデュ―スで録音された。

出典

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  1. ^ thewho.com”. 2023年11月18日閲覧。
  2. ^ a b Neill & Kent (2007), p. 295.
  3. ^ thewho.com”. 2023年11月19日閲覧。
  4. ^ thewho.com”. 2023年11月18日閲覧。
  5. ^ thewho.com”. 2023年11月19日閲覧。
  6. ^ thewho.com”. 2023年11月19日閲覧。
  7. ^ thewho.com”. 2023年11月18日閲覧。
  8. ^ thewho.com”. 2023年11月19日閲覧。
  9. ^ thewho.com”. 2023年11月19日閲覧。
  10. ^ thewho.com”. 2023年11月19日閲覧。
  11. ^ Discogs”. 2023年11月19日閲覧。
  12. ^ Discogs”. 2023年11月19日閲覧。
  13. ^ a b c Neill & Kent (2007), p. 78.
  14. ^ Discogs”. 2023年11月22日閲覧。
  15. ^ thewho.com”. 2023年11月22日閲覧。
  16. ^ Neill & Kent (2007), pp. 78–79.
  17. ^ thewho.com”. 2023年11月15日閲覧。
  18. ^ Discogs”. 2023年11月15日閲覧。
  19. ^ Discogs”. 2023年11月23日閲覧。
  20. ^ thewho.com”. 2023年12月2日閲覧。

引用文献

[編集]
  • Neill, Andy; Kent, Matt (2007). Anyway Anyhow Anywhere: The Complete Chronicle of The Who 1958-1978. London: Virgin Books. ISBN 978-0-7535-1217-3