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デビン・ヘスター

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
デヴィン・ヘスターから転送)
デビン・ヘスター
Devin Hester
基本情報
ポジション ワイドレシーバー
リターナー
生年月日 (1982-11-04) 1982年11月4日(42歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
フロリダ州リビエラビーチ
身長: 5' 11" =約180.3cm
体重: 190 lb =約86.2kg
経歴
大学 マイアミ大学
NFLドラフト 2006年 / 2巡目全体57位
初出場年 2006年
初出場チーム シカゴ・ベアーズ
所属歴
2006-2014 シカゴ・ベアーズ
2014-2016 アトランタ・ファルコンズ
2016 シアトル・シーホークス
受賞歴・記録
オールプロ選出(3回)
2006・2007・2010
プロボウル選出(4回)
2006・2007・2010・2014
その他受賞・記録
NFL2000年代オールディケイドチーム[1]
NFL2010年代オールディケイドチーム
NFL100周年記念チーム
NFL 通算成績
レシーブ回数 255回
レシーブ獲得ヤード 3,311ヤード
TDレシーブ 16回
キックオフリターンTD 5回
パントリターンTD 14回
Player stats at NFL.com
Player stats at PFR

デビン・ヘスター(Devin Hester、1982年11月4日 - )はフロリダ州リビエラビーチ出身の元アメリカンフットボール選手である。

NFLシカゴ・ベアーズアトランタ・ファルコンズシアトル・シーホークスに所属していた。現役時代は主にリターナーとして活躍していた。

1年目の2006年にはプロボウルに選ばれると共に第41回スーパーボウルでは試合開始直後のキックオフリターンでタッチダウンをあげた[2]

経歴

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マイアミ大学時代は、脚の速さを買われワイドレシーバー、コーナーバック、キックリターナーのポジションを務めた。また陸上選手としても活動し走幅跳で全米2位にランキングされたこともある[2]

2006年度のドラフトにて2巡全体57位でシカゴ・ベアーズに指名されて入団した。ワイドレシーバーでの登録であるが、ベアーズはヘスターをパントリターナーとして起用することを決めていた。

2006年シーズン、10月6日のアリゾナ・カージナルス戦で83ヤードのパントリターンTDをあげてチームを24-23の勝利に導いた[3]11月12日ニューヨーク・ジャイアンツ戦では、相手のフィールドゴールミスしたボールをキャッチし、味方の援護を受けてそのまま反対側のエンドゾーンまで駆け抜け、NFL新記録タイとなる108ヤードリターンTDを決めた。12月11日セントルイス・ラムズ戦では、一試合で2つのリターンTDも記録。このシーズンはパントで3回、キックオフで2回、フィールドゴールミスで1回の計6回キックリターンタッチダウンの新記録を打ち立てた。このシーズンの活躍が認められ、プロボウルにも選ばれている。インディアナポリス・コルツとの第41回スーパーボウルでは試合開始最初のキックオフで92ヤードのリターンTDをあげた[4]

2007年にはキックオフリターンとパントリターンで合計6TDをあげた。これはNFLのシーズン記録となった[5]。また4パントリターンTDもNFLタイ記録であった[6]

2010年第10週のミネソタ・バイキングス戦でキックオフリターン、パントリターンで大活躍を見せてNFC週間MVPスペシャルチーム部門に選ばれた[7]

第15週のミネソタ・バイキングス戦で64ヤードのパントリターンTDをあげてNFL記録となる14回目のリターンTDをあげるとともにキックオフリターンでも79ヤードのリターンを見せるなどの活躍でチームの勝利に貢献、週間MVPスペシャルチーム部門に選ばれた[8]

2011年第6週のミネソタ・バイキングス戦で98ヤードのキックオフリターンタッチダウンをあげてNFCの週間MVPスペシャルチーム部門に選ばれた[9]。その後10月のNFCスペシャルチーム部門月間MVPにも選ばれている[10]

2014年シーズンからアトランタ・ファルコンズ所属となる。9月18日のタンパベイ・バッカニアーズ戦で、パントリターンからの62ヤードタッチダウンを決め、NFL史上最多となる20回目のリターン・タッチダウンを記録した[11]

2017年1月3日、シアトル・シーホークスと契約した。

記録

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NFL記録
  • シーズン最多リターンTD 6回(2006年、2007年)
  • キックオフリターン及びパントリターンによるシーズン最多TD 6回(2007年)[5]
  • キックオフリターン及びパントリターン、FG失敗からのリターンによる通算最多TD 20回[11]
  • 新人選手最多リターンTD 6回(2006年)
  • 1試合最多リターンTD 2回(2006年12月11日のセントルイス・ラムズ戦及び2007年11月25日のデンバー・ブロンコス戦)
  • 通算リターンTD 19回
  • 通算パントリターンTD 14回(2011年11月14日のデトロイト・ライオンズ戦にて12回目を記録し、NFL新記録を達成、その後も更新)
チーム記録(ベアーズ)
  • レギュラーシーズンにおける1試合最多リターン 11回
  • 1試合キックオフリターン記録 225ヤード 2006年12月11日のセントルイス・ラムズ戦
  • 1試合パントリターン記録 152ヤード 2006年10月16日のアリゾナ・カージナルス
  • シーズンパントリターン獲得ヤード数 651ヤード(2007年)
  • 1プレー最長獲得ヤード 108ヤード 2006年11月12日のニューヨーク・ジャイアンツ戦

人物

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敬虔なクリスチャンであり聖書を遠征の時も持参している[2]。2011年に発表された「トッププレイヤー2011」で32位にランキングされた[12]

脚注

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  1. ^ 2000年代のオールスター発表、マニングら選出”. NFL JAPAN (2010年2月1日). 2011年8月29日閲覧。
  2. ^ a b c 信仰心厚いスピードスター、ベアーズWRヘスター”. NFL JAPAN (2008年10月1日). 2011年8月29日閲覧。
  3. ^ NFL史上に残る大逆転劇トップ10 -前編-”. NFL JAPAN (2011年6月4日). 2011年8月29日閲覧。
  4. ^ スーパーボウルヒストリー 第41回”. NFL JAPAN. 2011年8月29日閲覧。
  5. ^ a b 生島淳 (2008年10月1日). “信仰心厚いスピードスター、ベアーズWRヘスター”. NFL JAPAN. 2011年8月28日閲覧。
  6. ^ 新人CBピーターソン、NFLタイ記録の1シーズン4パントリターンTD”. NFL JAPAN (2011年11月28日). 2011年11月30日閲覧。
  7. ^ ビッグリターン連発のヘスター選出 週間MVPスペシャルチーム”. NFL JAPAN (2010年11月18日). 2011年8月29日閲覧。
  8. ^ NFL記録樹立のWRヘスター、Gコノリーが受賞 週間MVPスペシャルチーム部門”. NFL JAPAN (2010年12月23日). 2010年12月23日閲覧。
  9. ^ ヘスターが通算11度目の受賞 週間MVPスペシャルチーム部門”. NFL JAPAN (2011年10月20日). 2011年10月21日閲覧。
  10. ^ マクナイト、ヘスターの両リターナーが受賞 月間MVPスペシャルチーム部門”. NFL JAPAN (2011年11月5日). 2011年11月5日閲覧。
  11. ^ a b デビン・ヘスター、通算20回目のリターンTDで新記録達成”. afnjapan (2014年9月18日). 2014年11月12日閲覧。
  12. ^ ヘスター論争に一石、このままいけば殿堂入り?”. NFL JAPAN (2011年6月15日). 2011年8月29日閲覧。

外部リンク

[編集]
先代
バーナード・ベリアン
シカゴ・ベアーズ
リーディングレシーバー
2008年-2009年
次代
ジョニー・ノックス