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ジャスティン・タッカー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ジャスティン・タッカー
Justin Tucker
ボルチモア・レイブンズ #9
ポジション プレースキッカー
生年月日 (1989-11-21) 1989年11月21日(35歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
テキサス州ヒューストン
身長: 6' 0" =約182.9cm
体重: 177 lb =約80.3kg
経歴
大学 テキサス大学
ドラフト外 2012年
初出場年 2012年
初出場チーム ボルチモア・レイブンズ
所属歴
2012 - ボルチモア・レイブンズ
受賞歴・記録
スーパーボウル制覇(1回)
第47回(2012年)
オールプロ選出(計8回)
1st(5回)

2013, 2016, 2018, 2019, 2021

2nd(3回)
2017, 2020, 2022
プロボウル選出(6回)
2013, 2016, 2019-2022
その他受賞・記録
NFL2010年代オールディケイドチーム
NFL最長フィールドゴール記録(66ヤード)
NFL 通算成績
(2021年終了時点)
得点 1360点
FG成功 326/358(91.1%)
PAT成功 382/386(99%)
最長 66ヤード
Player stats at NFL.com
Player stats at PFR

ジャスティン・タッカー(Justin Tucker 1989年11月21日- )はテキサス州ヒューストン出身のアメリカンフットボール選手。現在NFLボルチモア・レイブンズに所属している。ポジションはプレースキッカー。現在、NFLの最長フィールドゴール記録の保持者である[1]

経歴

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プロ入り前

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テキサス大学では2011年、ビッグ12カンファレンスのセカンドチームに選ばれた[2]

ボルチモア・レイブンズ

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2012年のNFLドラフトで指名されなかったが、5月29日にドラフト外フリーエージェントボルチモア・レイブンズに指名されて入団し、前年までのレギュラー、ビリー・カンディフとレギュラーの座を争った[3]。プレシーズンゲームで正確なキックを見せた彼はポジション争いに勝ち、8月26日、カンディフは解雇された[4]

2012年第1週、第2週合わせて3本の50ヤード以上のFGを含む、6本すべてを成功[5]、第2週のフィラデルフィア・イーグルス戦ではチームタイ記録となる56ヤードのFGを成功させた[6]。第3週のニューイングランド・ペイトリオッツ戦では、27ヤードの決勝FGを成功させてチームは勝利した[7]。なおポールの真上、わずかに外側を通過したようにも見えるこのキックの成功という判定に対して、ビル・ベリチックペイトリオッツヘッドコーチは代替審判に掴みかかった[8]。第5週のカンザスシティ・チーフス戦では3本のFGを成功、9-6での勝利に貢献した[9]

この年チームは地区優勝を果たしプレーオフに進出した。デンバー・ブロンコスとのディビジョナルラウンドではオーバータイムで決勝FGを決めMile High Miracleと呼ばれる逆転勝利を演出した。第47回スーパーボウルではエクストラポイント4回とFG2回を決めてチームのスーパーボウル制覇に貢献した。

2013年、第10週のシンシナティ・ベンガルズ戦ではオーバータイムに46ヤードのサヨナラFGを決めて、初の週間MVPに選ばれた[10]。第12週のニューヨーク・ジェッツ戦では、4本のFGを成功させ、AFCの週間MVPスペシャルチーム部門に選ばれた[11]。さらに11月中、50ヤード以上のFG3本を含む、全9本のFGを成功させ、レイブンズの77得点中33得点をあげる活躍を見せた彼は、11月の月間MVPスペシャルチーム部門にも選ばれた[12]。第15週、デトロイト・ライオンズとのマンデーナイトフットボールで、残り38秒での61ヤードの逆転FGを成功させた。この試合で彼は6本のFGを成功させ、レイブンズの全18得点をたたき出した[13]。この年、プロボウルに選出された[14]

2016年、第3週のジャクソンビル・ジャガーズ戦にて終了間際に決勝FGを決め19-17で勝利に貢献した[15]。第12週のシンシナティ・ベンガルズ戦では50ヤード超えのFGを3本決めた[16]

2018年、スペシャルチーム部門にて9月の月間MVPに選出された[17]。しかし10月21日のニューオーリンズ・セインツ戦ではキャリア初となるPATのキックを失敗し、連続成功記録が222で止まった[18]

2019年、開幕前に新たに4年の契約延長を結んだ[19]

2020年シーズンのタッカー

2021年、第3週のデトロイト・ライオンズ戦では残り3秒でNFL新記録となる66ヤードのフィールドゴールを決めて、チームを逆転勝利に導いた[1]。また通算5度目となるプロボウルに選出された[20]

脚注

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  1. ^ a b “レイブンズKタッカーがNFL記録となる66ヤードのフィールドゴールに成功”. NFL JAPAN. (2021年9月27日). https://nfljapan.com/headlines/68356 2022年2月26日閲覧。 
  2. ^ PROFILE”. テキサス・ロングホーンズ. 2012年10月8日閲覧。
  3. ^ Ravens Officially Sign Kicker Justin Tucker”. blogs.baltimoreravens.com (2012年5月29日). 2012年10月8日閲覧。
  4. ^ レイブンズ、ベテランKカンディフを放出”. NFL JAPAN (2012年8月26日). 2012年10月8日閲覧。
  5. ^ 今週見逃せない試合トップ5|Week 3”. アメフトNewsJapan (2012年9月23日). 2012年10月8日閲覧。
  6. ^ ビックが2INTも逆転TD、イーグルス2戦連続の1点差勝ち”. NFL JAPAN (2012年9月17日). 2012年10月8日閲覧。
  7. ^ 逆転FGで劇的幕切れ、レイブンズがAFC決勝の雪辱”. NFL JAPAN (2012年9月24日). 2012年10月8日閲覧。
  8. ^ 代役審判批判は止まず、ベリチックHCが掴みかかる騒動も”. NFL JAPAN (2012年9月24日). 2012年10月8日閲覧。
  9. ^ レイブンズ、ディフェンスの奮起で3連勝”. NFL JAPAN (2012年10月8日). 2012年10月20日閲覧。
  10. ^ Kタッカー&Rオースティンが週間MVP -スペシャルチーム部門-”. NFL JAPAN (2013年11月14日). 2013年12月17日閲覧。
  11. ^ キックで大活躍のタッカーとウォルシュが受賞 -スペシャルチーム部門-”. NFL JAPAN (2013年11月28日). 2013年12月17日閲覧。
  12. ^ KタッカーとRオースティンが月間MVPに、スペシャルチーム部門”. NFL JAPAN (2013年11月28日). 2013年12月17日閲覧。
  13. ^ 決勝61ヤードFG成功のKタッカー、「決まらなかったかも」”. NFL JAPAN (2013年12月17日). 2013年12月17日閲覧。
  14. ^ プロボウル選出メンバー発表 -スペシャルチーム-”. NFL JAPAN (2013年12月28日). 2013年12月30日閲覧。
  15. ^ “【2016年第3週】レイブンズが終了間際のFGでジャガーズに勝利”. NFL JAPAN. (2016年9月26日). https://nfljapan.com/headlines/7852 2022年2月26日閲覧。 
  16. ^ “【2016年第12週】Kタッカー50ヤード超を3つ成功、レイブンズの勝利に貢献”. NFL JAPAN. (2018年11月28日). https://nfljapan.com/headlines/11370 2022年2月26日閲覧。 
  17. ^ Khalil Mack, J.J. Watt among Players of the Month”. NFL.com (October 4, 2018). 2022年2月26日閲覧。
  18. ^ “レイブンズのKタッカーがキャリア初のPATミス”. NFL JAPAN. (2018年10月22日). https://nfljapan.com/headlines/36189 2022年2月26日閲覧。 
  19. ^ “レイブンズのKタッカーが4年およそ26億円で契約延長”. NFL JAPAN. (2019年4月25日). https://nfljapan.com/headlines/40690 2022年2月26日閲覧。 
  20. ^ “2022年プロボウル:AFCロースター”. NFL JAPAN. (2021年12月23日). https://nfljapan.com/headlines/72000 2022年2月26日閲覧。 

関連項目

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外部リンク

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