コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

ジャマール・アダムズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ジャマール・アダムズ
Jamal Adams
refer to caption
シーホークス時代のアダムズ(2021年)
テネシー・タイタンズ #33
ポジション セイフティ
生年月日 (1995-10-17) 1995年10月17日(29歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
テキサス州ルイスビル
身長: 6' 0" =約182.9cm
体重: 213 lb =約96.6kg
経歴
大学 ルイジアナ州立大学
NFLドラフト 2017年 / 1巡目全体6位
初出場年 2017年
初出場チーム ニューヨーク・ジェッツ
所属歴
2017-2019 ニューヨーク・ジェッツ
2020-2023 シアトル・シーホークス
2024- テネシー・タイタンズ
受賞歴・記録
オールプロ選出(計3回)
1st(1回)

2019

2nd(2回)
2018, 2020
プロボウル選出(3回)
2018年 - 2020年
NFL 通算成績
(2023年終了時点)
合計タックル 494
サック 21.5
ファンブル・フォース 7
ファンブル・リカバリー 4
インターセプト 4
タッチダウン 2
Player stats at NFL.com
Player stats at PFR

ジャマール・アダムズ(Jamal Lee Adams、1995年10月17日 - )はテキサス州出身のアメリカンフットボール選手。現在NFLテネシー・タイタンズに所属している。ポジションはセイフティルイジアナ州立大学でプレーし、2017年にニューヨーク・ジェッツから1巡全体6位指名を受けた。

経歴

[編集]

プロ入り前

[編集]

アダムズは1年目の2014年シーズンには13試合に出場し、そのうち2試合は先発出場を果たした。66タックル、1サックを記録した。3年目には、サウスイースタン・カンファレンスのファースト・チームに選出された。

2017年1月6日、アダムズは2017年NFLドラフトにアーリーエントリーすることを発表した[1]

ニューヨーク・ジェッツ

[編集]
ジェッツ時代のアダムス(2017年)

ドラフト前からスカウトなどの高評価を受けていたアダムズは、多くのメディアからトップのセイフティであると評価され、1巡指名が有力視されていた[2][3]。そしてドラフトではジェッツから全体6位指名を受けた[4]

2017年7月20日、ジェッツとの間で4年2225万ドルの契約を結んだ[5]。トレーニングキャンプでは、カルビン・プライアー、同じ新人のマーカス・メイと先発の座を争った。開幕前、ヘッドコーチのトッド・ボウルズからアダムズをストロング・セイフティ、メイをフリーセイフティとして先発起用することが発表された。開幕戦のバッファロー・ビルズ戦では5タックルをあげた。9月28日のマイアミ・ドルフィンズ戦ではジェイ・カトラーをサックし、プロ初サックをあげた。第17週のニューイングランド・ペイトリオッツ戦では10タックルをあげた。この年16試合に先発出場し、83タックル、6パスカット、2サックを記録した。

2018年デトロイト・ライオンズとの開幕戦でマット・キャセルのパスをインターセプト、これはプロ初のインターセプトであった。この年全16試合に先発し、115タックル、3.5サック、3ファンブルフォース、1ファンブルリカバー、1インターセプトを記録した。12月18日にプロボウルに選出された。プロボウルの練習の際、AFC東地区のライバルチームであるペイトリオッツのマスコットにタックルする事件を起こし、その後謝罪した[6]AP通信オールプロセカンドチームにも選ばれた。NFL top 100の37位に評価された。

2019年、第2週のマンデーナイトフットボールクリーブランド・ブラウンズ戦でベイカー・メイフィールドに行ったヒットで、21000ドルの罰金を科された。第3週のニューイングランド・ペイトリオッツ戦ではジャレット・スティッドハムのパスをインターセプト、61ヤードのリターンTDをあげた[7]。同年10月10日、彼の異議申立が認められ、9月の試合で科された罰金は取り消された[8]。第10週のニューヨーク・ジャイアンツ戦ではチームトップの9タックル及びダニエル・ジョーンズを2回サック、そのうちの1回はボールを奪い、25ヤードのタッチダウンを決めて[9]AFCの週間最優秀守備選手に選ばれた[10]。第11週のワシントン・レッドスキンズ戦では3サックをあげた。最終的にこのシーズンは14試合出場、75タックル、ファンブルフォース2回、6.5サックを記録し、オールプロにも選出された。

しかし、オフにジェッツとの契約延長がまとまらず、アダムス自らトレード放出を希望した[11]

シアトル・シーホークス

[編集]

2020年7月25日にシアトル・シーホークスとのトレードが成立し、移籍した[12]

シーズン開幕戦のアトランタ・ファルコンズ戦でマット・ライアン相手に移籍後初サックを挙げると[13]、第14週の古巣・ジェッツ戦でサム・ダーノルドをサックしたことにより、この時点でシーズンサック数が8.5となり、単独シーズンのディフェンシブバック(DB)のサック数記録を更新した[14]

このシーズンは12試合で先発し、タックル83回、サック9.5回、パスディフェンス3回、ファンブルフォース1回を記録[15]し、3年連続でプロボウルに選出された。

2021年8月17日にシーホークスと新たに4年契約を結んだ[15]。しかしこのシーズンは第13週のサンフランシスコ・フォーティナイナーズ戦で肩を痛め途中退場し、試合後に手術を受けたことによりここでシーズンエンドとなった[16]

2022年シーズン、第1週のデンバー・ブロンコス戦で大腿四頭筋腱を断裂する怪我を負い、わずか1試合でシーズンエンドとなってしまった[17]

2023年シーズンは9試合の出場に留まった。オフに放出された[18]

テネシー・タイタンズ

[編集]

2024年7月11日にテネシー・タイタンズと1年契約を結んだ[19]

人物

[編集]

父親のジョージ・アダムズ英語版は、1985年のドラフト1巡で指名されたランニングバックである[20]

脚注

[編集]
  1. ^ Chase Good bread (2017年1月6日). “LSU's Jamal Adams declares his intention to enter the NFL draft”. nfl.com. 2020年3月17日閲覧。
  2. ^ Jeff Legwold (2017年4月22日). “Ranking 2017 draft's top 100 players”. ESPN. 2020年3月17日閲覧。
  3. ^ Steve Palazzolo (2017年1月10日). “Top 32 prospects for the 2017 NFL draft”. プロフットボール・フォーカス. 2020年3月17日閲覧。
  4. ^ ジェッツが全体6位でSジャマール・アダムスを指名”. NFL JAPAN (2017年4月28日). 2019年12月22日閲覧。
  5. ^ Rich Cimini (2017年7月21日). “Agent: No. 1 pick Jamal Adams finalizes deal with Jets”. ESPN. 2020年3月17日閲覧。
  6. ^ Steve Gardner (2019年1月24日). “Jets' Jamal Adams crushes Patriots mascot at Pro Bowl event, says he was 'just having fun'”. USAトゥデイ. 2020年3月17日閲覧。
  7. ^ Brady, Patriots defense shine in 30-14 win over Jets”. ESPN (2019年9月23日). 2020年3月17日閲覧。
  8. ^ Kevin Patra (2019年10月10日). “Jamal Adams wins appeal of fine for hit on Mayfield”. nfl.com. 2020年3月17日閲覧。
  9. ^ Eww York: Darnold, Jets hold on to beat Jones, Giants 34-27”. ESPN (2019年11月11日). 2020年3月17日閲覧。
  10. ^ Jeremy Bergman (2019年11月13日). “Jamal Adams, Jadeveon Clowney among Players of the Week”. nfl.com. 2020年3月17日閲覧。
  11. ^ “オールプロのSアダムスがジェッツにトレードを要求”. NFL JAPAN. (2020年6月19日). https://nfljapan.com/headlines/54053 2021年12月9日閲覧。 
  12. ^ ジェッツ、オールプロSアダムスをシーホークスにトレード”. NFL JAPAN (2020年7月26日). 2020年9月11日閲覧。
  13. ^ Seattle Seahawks at Atlanta Falcons - September 13th, 2020” (英語). Pro-Football-Reference.com. 2021年12月9日閲覧。
  14. ^ “ジャマール・アダムスがDBの単独シーズンサック記録を更新”. NFL JAPAN. (2020年12月14日). https://nfljapan.com/headlines/59358 2021年12月9日閲覧。 
  15. ^ a b “シーホークスとSアダムスが4年76億円の契約に合意”. NFL JAPAN. (2021年8月18日). https://nfljapan.com/headlines/66702 2021年12月9日閲覧。 
  16. ^ “シーホークスSジャマール・アダムスがシーズン終了を意味する肩の手術へ”. NFL JAPAN. (2021年12月8日). https://nfljapan.com/headlines/71425 2021年12月9日閲覧。 
  17. ^ “シーホークスSアダムスが大腿四頭筋腱断裂、シーズン終了の手術へ”. NFL JAPAN. (2022年9月16日). https://nfljapan.com/headlines/80238 2023年1月18日閲覧。 
  18. ^ シーホークスがベテランSアダムスとディッグスを放出”. NFL JAPAN.COM (2024年3月6日). 2024年10月1日閲覧。
  19. ^ タイタンズが元シーホークスSアダムスと1年契約で合意”. NFL JAPAN.COM (2024年7月12日). 2024年10月1日閲覧。
  20. ^ Rich Cimini (2017年5月12日). “The story of Jets rookie Jamal Adams: A father's pain, a son's gain”. ESPN. 2020年3月17日閲覧。

外部リンク 

[編集]