コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

デューン 砂の惑星 PART2

半保護されたページ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

デューン 砂の惑星 PART2
Dune: Part Two
監督 ドゥニ・ヴィルヌーヴ
脚本 ドゥニ・ヴィルヌーヴ
ジョン・スペイツ
原作 フランク・ハーバート
デューン
製作 メアリー・ペアレント
ケイル・ボイター
パトリック・マコーミック
タニヤ・ラポワンテ
ドゥニ・ヴィルヌーヴ
製作総指揮 ジョシュア・グローデ
ジョン・スペイツ
トーマス・タル
ハーバート・W・ゲインズ
ブライアン・ハーバート
バイロン・メリット
キム・ハーバート
リチャード・P・ルビンスタイン
ジョン・ハリソン
出演者 ティモシー・シャラメ
ゼンデイヤ
レベッカ・ファーガソン
ジョシュ・ブローリン
オースティン・バトラー
フローレンス・ピュー
デイヴ・バウティスタ
クリストファー・ウォーケン
レア・セドゥ
スエイラ・ヤクーブ英語版
アニャ・テイラー=ジョイ
ステラン・スカルスガルド
シャーロット・ランプリング
ハビエル・バルデム
音楽 ハンス・ジマー
撮影 グリーグ・フレイザー
編集 ジョー・ウォーカー
製作会社 レジェンダリー・ピクチャーズ
配給 アメリカ合衆国の旗日本の旗 ワーナー・ブラザース・ピクチャーズ
公開 アメリカ合衆国の旗 2024年3月1日[1]
日本の旗 2024年3月15日[2]
上映時間 166分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $190,000,000
興行収入 アメリカ合衆国の旗 $282,013,728[3]
世界の旗 $710,513,728[3]
前作 DUNE/デューン 砂の惑星
次作 Dune: Messiah
テンプレートを表示

デューン 砂の惑星 PART2』(原題:Dune: Part Two)は、2024年アメリカ合衆国SF映画

フランク・ハーバートのSF大河小説『デューン』を映画化した『DUNE/デューン 砂の惑星』の続編で、2部作の2作目[4]。スタッフ・キャストは前作とほぼ同じ。

あらすじ

皇帝シャッダム4世は、アトレイデス公爵家の殲滅に密かに加担し、塞ぎ込みながらもハルコンネン家のアラキス復帰を黙認した。皇帝の息女イルーラン姫は、ポール・アトレイデスの生存の可能性に気づきつつ、騒動の記録を綴り始めた。

惑星アラキスでは、謀殺されたレト・アトレイデス公爵の愛妾レディ・ジェシカが、世継ぎの息子ポールと共に星外へ落ち延びようと考えていた。母の意に反し、皇帝に挑戦する覚悟のポール。そのためにはフレメンの手を借りてハルコンネン家によるメランジ採掘を妨害し、存在を誇示する必要があった。ポールのサポートに徹するために、フレメンの宗教的な「教母」の地位を継ぐことを承諾するレディ・ジェシカ。

教団に鍛えられたベネ・ゲセリットが「教母」を継ぐと、過去の何十世代の「教母」の記憶を全て引き継ぐことになる。更にフレメンの「教母」交代の儀式では砂虫から抽出した猛毒の「命の水」を飲む必要があり、その結果、ジェシカが妊娠していたお腹の娘は胎児でありながら「教母」として目覚め、母体と心で会話する存在となった。

ポールこそフレメンが待望する救世主「リサーン・アル=ガイブ(外の世界から来る救い主)」だという教えを広めるレディ・ジェシカ。更にジェシカは、ポールが「命の水」を飲み、救世主となる試練に挑むことを強く望んだ。しかし、予知夢を見て、何十億という人間が大戦によって死ぬ未来を知ったポールは、自分がそのきっかけとなることを嫌い、救世主と名乗る事を拒み続けた。

ムアディブ(砂漠のネズミ)という戦闘名でフレメンを率い、ハルコンネンによるメランジ採掘を妨害するポール。ハルコンネン男爵の甥で残虐非道なファイド・ラウサが新アラキス総督として赴任した。フレメンのリーダー会議が開かれることとなり、その場で発言することを「心に響く声(過去のベネ・ゲセリットや先祖たち)」に促されるポール。皇帝やハルコンネン家と戦うために武力が必要なポールは、ついに「命の水」を飲む試練に挑んだ。

クイサック・ハデラッハ(救世主)として覚醒するポール。断片的だった予知は完成し、数百万のフレメンの戦士を統括したポールは、アトレイデス男爵として皇帝に挑戦状を送った。アラキスに乗り込み、ハルコンネン軍がフレメンによって殲滅される現場を目撃する皇帝やイルーラン姫。

皇帝と取り巻きたちを追い詰め、決闘を挑むポール。老いた皇帝の代理として名乗り出たファイド・ラウサを、ポールは死闘の末に倒し勝利した。父皇帝の助命と引き換えに結婚を承諾し、ポールを次期皇帝と認めるイルーラン姫。ポールと恋仲のチャニは政略結婚と理解しつつも、苛立ちを隠せなかった。

それぞれが惑星を治め爵位を持つ大領家(諸侯)連合は、急な事変によるポールの皇位継承を認めなかった。大領家連合の艦隊と戦うために、宇宙船で飛び立つフレメンの軍隊。宇宙の覇権を賭けた大いなる戦いが始まった。

キャスト

ポール・アトレイデス
演 - ティモシー・シャラメ、日本語吹替 - 入野自由[5][6][7]
主人公。アトレイデス公爵家の後継者。フレメンからは“ムアディブ”と呼ばれている。
チャニ
演 - ゼンデイヤ、日本語吹替 - 内田真礼[5][6][7]
フレメンの一人であり、ポールの恋人。
レディ・ジェシカ
演 - レベッカ・ファーガソン、日本語吹替 - 皆川純子[5][6][7]
ポールの母。レト・アトレイデス公爵の愛妾であり、帝国の真実を語る女性のみで結成された秘密結社ベネ・ゲセリットのメンバー。
ガーニイ・ハレック
演 - ジョシュ・ブローリン、日本語吹替 - 大塚芳忠[5][6][7]
消息を絶ったアトレイデス公爵家の武術指南役。
フェイド=ラウサ・ハルコンネン
演 - オースティン・バトラー[8][9]、日本語吹替 - 木村昴[5][6][7]
ラッバーンに代わりアラキスの統治を継ぐ予定の、ハルコンネン男爵の若き甥。
皇女イルーラン
演 - フローレンス・ピュー[8][10]、日本語吹替 - 早見沙織[5][6][7]
皇帝の娘。
ラッバーン・ハルコンネン
演 - デイヴ・バウティスタ、日本語吹替 - 立木文彦[5][6][7]
ハルコンネン男爵の甥。残虐な性格の持ち主。
皇帝シャッダム4世
演 - クリストファー・ウォーケン[8][11]、日本語吹替 - 池田秀一[5][6][7]
コリノ家の皇帝。
レディ・マーゴット・フェンリング
演 - レア・セドゥ[8][12]、日本語吹替 - 藤井ゆきよ[5][6][7]
ベネ・ゲセリットのメンバーで、皇帝の親友。
ウラディミール・ハルコンネン男爵
演 - ステラン・スカルスガルド、日本語吹替 - 勝部演之[5][6][7]
レト公爵の宿敵だったハルコンネン男爵家の当代男爵。過度の肥満。
ガイウス・ヘレネ・モヒアム
演 - シャーロット・ランプリング、日本語吹替 - 野沢由香里[7]
ベネ・ゲセリットの教母。
スティルガー
演 - ハビエル・バルデム、日本語吹替 - 大塚明夫[5][6][7]
フレメンの部族長。
シシャクリ
演 - スエイラ・ヤクーブ英語版、日本語吹替 - Lynn[7]
フレメンの戦士。
ジャミス
演 - バブス・オルサンモクン英語版、日本語吹替 - 高木渉[7]
フレメンの男。ポールと決闘で闘い敗れ死亡した。
アリア・アトレイデス
演 - アニャ・テイラー=ジョイ(クレジットなし)、日本語吹替 - 花澤香菜[7]

この他に、本作にはスフィル・ハワト役でスティーヴン・マッキンリー・ヘンダーソン、役名不明の役でティム・ブレイク・ネルソンが出演していたものの出演シーンはカットされ、特別協力としてクレジットされるに留まった。

公開

当初は2023年11月3日の劇場公開を予定していたが[13][14]、俳優組合(SAG-AFTRA)によるストライキの影響で配給会社ワーナー・ブラザース作品の公開スケジュールが同年8月に見直され、2024年3月15日に変更となった[15]。ストライキ終結後の2023年11月に公開日時が2週間繰り上げとなり、2024年3月1日に変更となった[1][16]

日本についても当初は2024年3月20日からの公開を予定していたが、2023年12月に公開日時が5日繰り上げとなり、2024年3月15日に変更となった[2]

2024年2月6日には、メキシコシティナショナル・オーディトリアムでプレミアイベントが行われた[17]。その後、2月15日にはロンドンのオデオン・ラックス・レスター・スクエアでワールドプレミアが開催された[18][19]

評価

興行収入

公開から3週間足らずで、世界累計興行収入が前作の4億3,392万ドルを上回り、4億9,471万ドルを突破した。アメリカでは、新型コロナ感染症の影響を受けた前作対比2倍の収入を上げており、世界各国ではイギリス、中国、ドイツ、フランス、オーストラリア、韓国の順に高いパフォーマンスを見せている。

Deadlineによれば、日本では3月8日〜10日に行われた先行上映を含め、170万ドル(2億5,319万円、1ドル148.96円換算)を記録。前作のオープニング成績から22%増の数字となった。またIMAXでの世界累計興収は全体の約5分の1を占める1億400万ドルで、日本ではオープニング成績の45%がIMAXからの売り上げとなった[20]

本作のヒットによって、シリーズの世界累計興行収入が10億ドルを突破した。また『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』を上回り、ティモシー・シャラメ主演作史上最高の興行収入となった[21]

ドゥニ・ヴィルヌーヴは、 6月1日に開催されたカナダ・スクリーン・アワードにてアカデミー・アイコン賞を受賞した際に、上半期の間に本作が保持する2024年興行収入1位を更新する作品が現れなかったことを「まだ1位であることに失望しています。早く他の興行でも成功してほしいのです。遅かれ早かれ、この夏の興行成績がもっと良くなることを願っています」と語った[22]。しかし、その後『インサイド・ヘッド2』が公開からわずか2週間で世界累計興収7億2400万ドルに到達し、本作が樹立した7億1100万ドルを追い抜き、記録を更新した[23]

批評

映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには407件のレビューがあり、批評家支持率は93%、平均点は10点満点で8.4点となっている。観客支持率は95%、平均点は5点満点で4.7点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「視覚的にスリリングで、物語的も壮大な『デューン 砂の惑星 PART2』は、ドゥニ・ヴィルヌーヴによる愛すべきSFシリーズの続編で、壮大な映画化」となっている[24]。また、Metacriticには62件のレビューがあり、加重平均値は79/100となっている[25]

スティーヴン・スピルバーグは、全米監督協会ポッドキャスト「Director’s Cut(原題)」にて、ドゥニ・ヴィルヌーヴと対談した際に、「今まで観た中で最も見事なSF映画のひとつ」と本作を絶賛した[26]

クリストファー・ノーランは、「もし(前作の)『DUNE/デューン 砂の惑星』が『スター・ウォーズ』だとしたら、このPART2は“帝国の逆襲”だと思う。『スター・ウォーズ』シリーズの中で一番好きな作品だ。それにPART1で描かれたすべてが信じられないほどエキサイティングに展開していると思った。」と称賛した[27]。また、バラエティ誌のインタビューでは「奇跡的な脚本だ」とし、続けて「(原作の)後半部分を取り上げて、物語に驚くべき結末をもたらした…本当に素晴らしい作品です」「ほとんどの脚色は、物事を凝縮して単純化するプロセスです。二作目を観て感じたことは、これをさらに掘り下げ、複雑な部分に踏み込み、それらを受け入れて原作以上の世界観を構築したことです」と語った[28]

ジェームズ・キャメロンは、「デヴィッド・リンチ版『デューン/砂の惑星』の翻案は残念だった。それはハーバートの小説の力強さを欠いていた。ヴィルヌーヴの映画ははるかに説得力がある。登場人物はうまく描写されており、非常に識別しやすい。純粋な映画(Pure Cinema)だ。」と語った[29]

シカゴ・サンタイムズ紙の映画批評家であるリチャード・ローパーは、この映画に4つ星のうち3つ星を与え、技術面と物語面を称賛し、「ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の『デューン 砂の惑星 PART2』では、驚異的で没入感のあるオスカー級の撮影、編集、作曲、視覚効果、美術デザイン、音響に驚嘆する一方で、これがクレイジーな物語であることを随所で思い知らされる」と述べた[30]

また『ゴジラ-1.0』でアカデミー視覚効果賞を受賞した山崎貴は、「ストーリー!映像!演技!世界観!音楽!効果音!VFX!どちらを向いても素晴らしすぎて心はまだ惑星アラキスから帰って来れません。スクリーンで繰り広げられる事全てが本物でした。」と絶賛。

メタルギア』シリーズや『DEATH STRANDING』などを手掛けたゲームクリエイターの小島秀夫は、「本作は、まさに”これが映画だ!“としか言えない、生きるために必要な“スパイス”だ。このドゥニの傑作は、サブスクの普及をかなり遅らせる”抵抗運動(レジスタンス)“になるだろう。」とコメントを寄せた[31]

アメリカの若者向け雑誌『コンプレックス』が「2024年映画ベスト15(The 15 Best Movies of 2024)」を発表し、そこで『デューン 砂の惑星 PART2』が第1位に選出された。記事には「ドゥニ・ヴィルヌーヴは『デューン 砂の惑星 PART2』で単なる続編を作ったわけではない。真の意味で全身全霊の映画体験を提供し、2024年最高の映画の座を確固たるものにした。(中略)あらゆる意味で壮大で、脳と心臓と五感を一度に刺激する稀有な超大作だ。2024年最高の映画というだけでなく、この先何年も語り継がれる映画となるだろう」と書かれた[32]

受賞とノミネート

映画賞 部門 対象 結果
2024 第7回アストラ・ミッドシーズン映画賞 作品賞 デューン 砂の惑星 PART2 受賞
監督賞 ドゥニ・ヴィルヌーヴ 受賞
主演男優賞 ティモシー・シャラメ ノミネート
助演男優賞 オースティン・バトラー 受賞
助演女優賞 レベッカ・ファーガソン ノミネート
脚本賞 ドゥニ・ヴィルヌーヴ
ジョン・スペイツ
ノミネート
スタント賞 デューン 砂の惑星 PART2 ノミネート
キッズ・チョイス・アワード お気に入りの映画女優賞 ゼンデイヤ ノミネート
お気に入りの悪役賞 オースティン・バトラー ノミネート
ゴッサム賞 ディレクター・トリビュート ドゥニ・ヴィルヌーヴ 受賞
ゴールデングローブ賞 作品賞(ドラマ部門) デューン 砂の惑星 PART2 ノミネート
作曲賞 ハンス・ジマー ノミネート
ワシントンDC映画批評家協会賞 監督賞 ドゥニ・ヴィルヌーヴ ノミネート
アンサンブル演技賞 デューン 砂の惑星 PART2 ノミネート
脚色賞 ドゥニ・ヴィルヌーヴ
ジョン・スペイツ
ノミネート
撮影賞 グリーグ・フレイザー ノミネート
編集賞 ジョー・ウォーカー 受賞
美術賞 パトリス・ヴァーメット ノミネート
スタント賞 デューン 砂の惑星 PART2 ノミネート
サンディエゴ映画批評家協会賞 作品賞 デューン 砂の惑星 PART2 次点
監督賞 ドゥニ・ヴィルヌーヴ 受賞
アンサンブル演技賞 デューン 砂の惑星 PART2 ノミネート
脚色賞 ドゥニ・ヴィルヌーヴ
ジョン・スペイツ
ノミネート
撮影賞 グリーグ・フレイザー ノミネート
編集賞 ジョー・ウォーカー ノミネート
美術賞 パトリス・ヴァーメット ノミネート
衣装デザイン賞 ジャクリーン・ウェスト ノミネート
視覚効果賞 デューン 砂の惑星 PART2 ノミネート
録音賞 デューン 砂の惑星 PART2 受賞
音楽賞 デューン 砂の惑星 PART2 ノミネート
スタント賞 デューン 砂の惑星 PART2 ノミネート
シカゴ映画批評家協会賞 撮影賞 グリーグ・フレイザー ノミネート
美術賞 パトリス・ヴァーメット ノミネート
衣装デザイン賞 ジャクリーン・ウェスト ノミネート
視覚効果賞 デューン 砂の惑星 PART2 ノミネート
作曲賞 ハンス・ジマー ノミネート
アストラ映画賞 作品賞 デューン 砂の惑星 PART2 ノミネート
監督賞 ドゥニ・ヴィルヌーヴ ノミネート
キャスト・アンサンブル賞 デューン 砂の惑星 PART2 ノミネート
脚色賞 ドゥニ・ヴィルヌーヴ
ジョン・スペイツ
受賞
撮影賞 グリーグ・フレイザー 受賞
編集賞 ジョー・ウォーカー ノミネート
美術賞 パトリス・ヴァーメット ノミネート
衣装デザイン賞 ジャクリーン・ウェスト ノミネート
メイクアップ&ヘアスタイリング賞 デューン 砂の惑星 PART2 ノミネート
視覚効果賞 デューン 砂の惑星 PART2 受賞
録音賞 デューン 砂の惑星 PART2 受賞
作曲賞 ハンス・ジマー ノミネート
スタント賞 デューン 砂の惑星 PART2 ノミネート
スタント・コーディネーター賞 デューン 砂の惑星 PART2 ノミネート
キャスティング賞 デューン 砂の惑星 PART2 ノミネート
マーケティング・キャンペーン賞 デューン 砂の惑星 PART2 ノミネート
フェニックス・オンライン映画批評家協会賞 撮影賞 グリーグ・フレイザー ノミネート
作曲賞 ハンス・ジマー ノミネート
SF映画賞 デューン 砂の惑星 PART2 受賞
ラスベガス映画批評家協会賞 作品賞 デューン 砂の惑星 PART2 受賞
監督賞 ドゥニ・ヴィルヌーヴ 受賞
脚色賞 ドゥニ・ヴィルヌーヴ
ジョン・スペイツ
ノミネート
撮影賞 グリーグ・フレイザー 受賞
編集賞 ジョー・ウォーカー 受賞
作曲賞 ハンス・ジマー 受賞
衣装デザイン賞 ジャクリーン・ウェスト ノミネート
美術賞 パトリス・ヴァーメット ノミネート
視覚効果賞 デューン 砂の惑星 PART2 受賞
アクション映画賞 デューン 砂の惑星 PART2 ノミネート
アンサンブル演技賞 デューン 砂の惑星 PART2 ノミネート
スタント賞 デューン 砂の惑星 PART2 ノミネート
ウィリアム・ホールデン生涯功労賞 ハンス・ジマー 受賞
ボストン・オンライン映画批評家協会賞 作品賞 デューン 砂の惑星 PART2 受賞
編集賞 ジョー・ウォーカー 受賞
セントルイス映画批評家協会賞 作品賞 デューン 砂の惑星 PART2 受賞
監督賞 ドゥニ・ヴィルヌーヴ 受賞
脚色賞 ドゥニ・ヴィルヌーヴ
ジョン・スペイツ
次点
撮影賞 グリーグ・フレイザー 次点
衣装デザイン賞 ジャクリーン・ウェスト ノミネート
編集賞 ジョー・ウォーカー ノミネート
美術賞 パトリス・ヴァーメット ノミネート
作曲賞 ハンス・ジマー ノミネート
視覚効果賞 デューン 砂の惑星 PART2 受賞
アンサンブル演技賞 デューン 砂の惑星 PART2 ノミネート
アクション映画賞 デューン 砂の惑星 PART2 次点
シーン賞 デューン 砂の惑星 PART2 - Riding the Sandworm ノミネート
サンフランシスコ映画批評家協会賞 脚色賞 ドゥニ・ヴィルヌーヴ
ジョン・スペイツ
ノミネート
撮影賞 グリーグ・フレイザー ノミネート
美術賞 パトリス・ヴァーメット ノミネート
フェニックス映画批評家協会賞 編集賞 ジョー・ウォーカー 受賞
美術賞 パトリス・ヴァーメット 受賞
視覚効果賞 デューン 砂の惑星 PART2 受賞
インディアナ映画批評家協会賞 作品賞 デューン 砂の惑星 PART2 ノミネート
脚色賞 ドゥニ・ヴィルヌーヴ
ジョン・スペイツ
ノミネート
アンサンブル演技賞 デューン 砂の惑星 PART2 ノミネート
編集賞 ジョー・ウォーカー ノミネート
撮影賞 グリーグ・フレイザー ノミネート
スタント/振付賞 ロジャー・ユアン
タニヤ・ラポイント
ノミネート
視覚効果賞 デューン 砂の惑星 PART2 ノミネート
ニューヨーク・オンライン映画批評家協会賞 音楽賞 デューン 砂の惑星 PART2 ノミネート
撮影賞 グリーグ・フレイザー ノミネート
サテライト賞 作品賞(ドラマ部門) デューン 砂の惑星 PART2 ノミネート
監督賞 ドゥニ・ヴィルヌーヴ ノミネート
作曲賞 ハンス・ジマー ノミネート
撮影賞 グリーグ・フレイザー ノミネート
編集賞 ジョー・ウォーカー ノミネート
録音&音響効果賞 デューン 砂の惑星 PART2 ノミネート
視覚効果賞 デューン 砂の惑星 PART2 ノミネート
美術賞 パトリス・ヴァーメット ノミネート
衣装デザイン賞 ジャクリーン・ウェスト ノミネート
シアトル映画批評家協会賞 作品賞 デューン 砂の惑星 PART2 ノミネート
監督賞 ドゥニ・ヴィルヌーヴ ノミネート
アンサンブル演技賞 デューン 砂の惑星 PART2 ノミネート
撮影賞 グリーグ・フレイザー ノミネート
編集賞 ジョー・ウォーカー ノミネート
美術賞 パトリス・ヴァーメット ノミネート
衣装デザイン賞 ジャクリーン・ウェスト ノミネート
視覚効果賞 デューン 砂の惑星 PART2 受賞
悪役賞 フェイド=ラウサ・ハルコンネン ノミネート
アクションコレオグラフィ賞 デューン 砂の惑星 PART2 ノミネート
サウスイースタン映画批評家協会賞 撮影賞 グリーグ・フレイザー 受賞
ダラス・フォートワース映画批評家協会賞 作品賞 デューン 砂の惑星 PART2 次点
監督賞 ドゥニ・ヴィルヌーヴ 次点
撮影賞 グリーグ・フレイザー 受賞
フロリダ映画批評家協会賞 脚色賞 ドゥニ・ヴィルヌーヴ
ジョン・スペイツ
ノミネート
撮影賞 グリーグ・フレイザー ノミネート
美術賞 パトリス・ヴァーメット ノミネート
視覚効果賞 デューン 砂の惑星 PART2 受賞
作曲/サウンドトラック賞 ハンス・ジマー ノミネート
  • 作曲は前作に引き続きハンス・ジマーが担当しているが、アカデミー賞の規約では、「あらゆるメディアの続編やフランチャイズなどの場合、そのスコアは既存のテーマやフランチャイズの過去のスコアから借用した音楽を20%以上使用してはならない」とされているため、作曲賞の応募条件を満たしていないと報じられた。ジマーはバラエティ誌の取材に対し、「受賞のために音楽を作っているわけではない」とコメントしている[33]
  • 前回のアカデミー賞ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督賞にノミネートされなかったことを受け、ガーニイ・ハレック役のジョシュ・ブローリンは「もし今回も再び同じことが起きれば、私は俳優をやめる」と語った。続けて「前作よりも良かったです。本作を観たとき、脳が破裂したような気がしました。傑作です。ドゥニ・ヴィルヌーヴは巨匠の一人です。アカデミー賞に何らかの意義があるのなら、彼は認められるだろう」と語った[34]
  • それを聞いたヴィルヌーヴは笑いながら「それは私に大きな責任を与えることになります。ありがとう、ジョシュ。恥ずかしいよ!つまり、もしジョシュが俳優を辞めると決めたら、そのことで彼と戦うのは私の責任になるんだ」と話し、締めくくるように「この映画は3月に公開されましたが、まだ人々の心に残っています。アカデミー賞の選考対象として検討されているという事実は、最高の賛辞です。私は賞のために映画を作っているわけではありません。何が起こるか様子は見てみますが、みんながそのことについて考え、話題にしてくれていることを光栄に思います」と語った[35]

出典

  1. ^ a b 「デューン」続編、全米公開が2週間繰り上げ”. 映画.com (2023年11月18日). 2023年11月18日閲覧。
  2. ^ a b ティモシー・シャラメ主演『デューン 砂の惑星PART2』公開日、3月15日へ変更 5日早まる”. ORICON NEWS (2023年12月8日). 2023年12月8日閲覧。
  3. ^ a b Dune: Part Two”. 2024年5月2日閲覧。
  4. ^ Bui, Hoai-Tran (March 9, 2018). “At Least Two Dune Films Are Being Planned by Denis Villeneuve” (英語). /Film英語版. May 22, 2018時点のオリジナルよりアーカイブMay 21, 2018閲覧。
  5. ^ a b c d e f g h i j k “主人公ポール(ティモシー・シャラメ)役は前作に続き入野自由!吹替版も夢のオールスターキャスト!11名一挙解禁!壮絶な最終決戦を予感させる、日本版ポスターも登場!!”. デューン 砂の惑星 PART2. (2024年2月6日). https://wwws.warnerbros.co.jp/dune-movie/news/?id=6 2024年2月6日閲覧。 
  6. ^ a b c d e f g h i j k “「デューン 砂の惑星PART2」入野自由らが吹替続投、新たに木村昴や早見沙織が参加”. 映画ナタリー. (2024年2月6日). https://natalie.mu/eiga/news/559933 2024年2月6日閲覧。 
  7. ^ a b c d e f g h i j k l m n o デューン 砂の惑星PART2 -日本語吹き替え版”. 吹替キングダム (2024年3月16日). 2024年3月16日閲覧。
  8. ^ a b c d “『DUNE』続編が撮影開始、あらすじも判明 ─ キャスト&製作陣が揃って続投、命運託された少年がいざ決戦”. THE RIVER. (2022年7月19日). https://theriver.jp/dune-part2-filming-start/ 2022年8月2日閲覧。 
  9. ^ Kroll, Justin (March 10, 2022). “Dune: Part Two: Austin Butler Eyed to Play Feyd-Rautha in Upcoming Sequel” (英語). Deadline Hollywood. May 25, 2022時点のオリジナルよりアーカイブMarch 10, 2022閲覧。
  10. ^ Kroll, Justin (March 8, 2022). Dune Part 2: Florence Pugh Eyed for Princess Irulan Role in Upcoming Sequel”. Deadline Hollywood. オリジナルのMarch 8, 2022時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20220308204252/https://deadline.com/2022/03/dune-part-2-florence-pugh-princess-irulan-1234973534/ March 8, 2022閲覧。 
  11. ^ Kit, Borys (May 12, 2022). “Christopher Walken Joins Timothee Chalamet, Zendaya in Dune: Part Two”. The Hollywood Reporter. May 12, 2022時点のオリジナルよりアーカイブMay 12, 2022閲覧。
  12. ^ Dune Part 2: Léa Seydoux to Play Lady Margot in Upcoming Sequel for Legendary”. Deadline Hollywood (June 21, 2022). June 21, 2022時点のオリジナルよりアーカイブ21 June 2022閲覧。
  13. ^ D'Alessandro, Anthony (June 30, 2022). “Dune: Part Two Moves To Pre-Thanksgiving 2023, Godzilla-Kong Event Sequel Dated”. Deadline Hollywood. July 4, 2022時点のオリジナルよりアーカイブJune 30, 2022閲覧。
  14. ^ “『デューン 砂の惑星』パート2の公開が1か月延期に 新『ゴジラvsコング』は2024年3月公開”. cinemacafe.net. (2022年7月1日). https://www.cinemacafe.net/article/2022/07/01/79606.html 2022年8月2日閲覧。 
  15. ^ “米ワーナー・ブラザース、ストで「デューン」続編など公開延期”. ロイター通信. (2023年8月25日). https://jp.reuters.com/article/warner-bros-films-idJPKBN30007V 2023年8月25日閲覧。 
  16. ^ 日本放送協会 (2023年11月9日). “米俳優の労働組合のストライキ “製作会社側と暫定合意”発表”. NHKニュース. 2023年11月18日閲覧。
  17. ^ Rockson, Gabrielle (February 7, 2024). “Zendaya and Florence Pugh Slay the Red Carpet at Dune: Part Two Premiere in Mexico City”. People. February 9, 2024時点のオリジナルよりアーカイブFebruary 15, 2024閲覧。
  18. ^ Nanji, Noor (February 15, 2024). “Dune 2 stars Timothée Chalamet and Zendaya thrill fans at premiere”. BBC. オリジナルのFebruary 15, 2024時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20240215221414/https://www.bbc.com/news/entertainment-arts-68284037 February 15, 2024閲覧。 
  19. ^ Timothée Chalamet, Zendaya, Florence Pugh Shimmer Against the Sand at 'Dune: Part Two' World Premiere in London”. The Hollywood Reporter (February 15, 2024). February 16, 2024時点のオリジナルよりアーカイブFebruary 15, 2024閲覧。
  20. ^ “『デューン 砂の惑星 PART2』世界興収が早くも前作超え、5億ドル突破も目前”. THE RIVER. (2024年3月18日). https://theriver.jp/dune2-bo-avobe-first-one/ 2024年3月28日閲覧。 
  21. ^ Dune 2 Box Office Breaks Global Record For Timothée Chalamet”. Screen Rant (April 6, 2024). April 6, 2024時点のオリジナルよりアーカイブApril 9, 2024閲覧。
  22. ^ “ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督『デューン2』がいまだ今年最高の興行収入で「失望」”. Yahooニュース. (2024年6月9日). https://news.yahoo.co.jp/articles/ffcc341df18a4b7423f4b58fee2315bd6bdf4f20 2024年8月24日閲覧。 
  23. ^ “「インサイド・ヘッド2」が「デューン 砂の惑星 PART2」を抜いて2024年最高のヒット映画に”. Yahooニュース. (2024年6月25日). https://news.yahoo.co.jp/articles/4412fb4e894b1a6624d30b4ab83e0252ec8543ab 2024年8月24日閲覧。 
  24. ^ Dune: Part Two - Rotten Tomatoes” (英語). www.rottentomatoes.com (2024年3月1日). 2024年3月29日閲覧。
  25. ^ Dune: Part Two, https://www.metacritic.com/movie/dune-part-two/ 2024年3月29日閲覧。 
  26. ^ “スピルバーグ、『デューン 砂の惑星PART2』を絶賛 ─ 「今まで観た中で最も見事なSF映画のひとつ」”. THE RIVER. (2024年3月28日). https://theriver.jp/spielberg-dune2-praise/#google_vignette 2024年3月28日閲覧。 
  27. ^ “クリストファー・ノーラン監督が「デューン2」を絶賛! ドゥニ・ビルヌーブ監督との対談映像公開”. 映画.com. (2024年3月11日). https://eiga.com/news/20240311/15/ 2024年3月29日閲覧。 
  28. ^ “Christopher Nolan Tells Denis Villeneuve That ‘Dune 2’ Is ‘Miraculous’ and Jokes: ‘Muad’Dib, Paul, Lisan al Gaib. How Many F—ing Names Can You Give One Character?’”, Variety, (2024-11-27), https://variety.com/2024/film/news/christopher-nolan-praises-dune-2-miraculous-adaptation-denis-villeneuve-1236225260/ 2024年11月28日閲覧。 
  29. ^ “James Cameron Praises Villeneuve's ‘Dune' As “Pure Cinema"”, World of Reel, (2024-04-05), https://www.worldofreel.com/blog/2024/4/5/james-cameron-calls-villeneuves-dune-pure-cinema 2024年4月7日閲覧。 
  30. ^ “Dune: Part Two, a wondrous mix of beautiful images and totally nutty plot”, Chicago Sun-Times, (2024-02-28), https://chicago.suntimes.com/movies-and-tv/2024/02/28/dune-part-two-review-sequel-movie-timothee-chalamet-zendaya-austin-butler 2024年7月4日閲覧。 
  31. ^ “山崎貴監督、「デューン2」は「全てが本物でした」 著名人の絶賛コメント&豪華キャストが映画の魅力を語る特別映像公開”. 映画.com. (2024年3月8日). https://eiga.com/news/20240308/6/ 2024年3月31日閲覧。 
  32. ^ “The 15 Best Movies of 2024”, complex, (2024-12-19), https://www.complex.com/pop-culture/a/levi-winslow/best-movies-2024-ranked 2024年12月20日閲覧。 
  33. ^ “「デューン2」、アカデミー賞作曲賞はまさかの対象外”. Yahoo!ニュース. (2024年10月24日). https://news.yahoo.co.jp/articles/fd4ac42eef197b89343fe6a3454fd8dc24195dc3 2024年11月22日閲覧。 
  34. ^ “Josh Brolin on His New Memoir and Why Denis Villeneuve Deserves an Oscar for ‘Dune 2’: ‘If He Doesn’t Get Nominated … I’ll Quit Acting’”, variety=2024-11-22, https://variety.com/2024/film/news/josh-brolin-denis-villeneuve-win-oscar-dune-2-quit-acting-1236215468/ 2024年11月22日閲覧。 
  35. ^ “Dune 2 director Denis Villeneuve has perfect response to Josh Brolin saying he will "quit acting" if the filmmaker isn't nominated for an Oscar”, gamesradar =2024-12-10, https://www.gamesradar.com/entertainment/sci-fi-movies/dune-2-director-denis-villeneuve-has-perfect-response-to-josh-brolin-saying-he-will-quit-acting-if-the-filmmaker-isnt-nominated-for-an-oscar/?utm_source=twitter.com&utm_content=total-film&utm_campaign=socialflow&utm_medium=social 2024年12月10日閲覧。 

外部リンク