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デニス・ベリンチク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
デニス・ベリンチク
基本情報
本名 デニス・ベリンチク
階級 ライト級
身長 170cm
国籍  ウクライナ
誕生日 (1988-05-05) 1988年5月5日(36歳)
出身地 ソビエト連邦の旗 ソビエト連邦
ウクライナ・ソビエト社会主義共和国の旗 ウクライナ・ソビエト社会主義共和国クラスノドン英語版
スタイル オーソドックス
プロボクシング戦績
総試合数 19
勝ち 19
KO勝ち 9
敗け 0
引き分け 0
無効試合 0
テンプレートを表示
獲得メダル
 ウクライナ
男子 ボクシング
オリンピック
2012 ロンドン ライトウェルター級
世界ボクシング選手権
2011 バクー ライトウェルター級
ユニバーシアード
2013 カザン ライトウェルター級
国際大学スポーツ連盟
2010 ウランバートル フライ級
デニス・ベリンチク
YouTube
チャンネル
活動期間 2019年3月23日 -
登録者数 約1.4万人
総再生回数 約64万回
チャンネル登録者数・総再生回数は
2024年6月16日時点。
テンプレートを表示

デニス・ベリンチクDenys Berinchyk1988年5月5日 - )は、ウクライナのプロボクサー。クラスノドン英語版出身。現WBO世界ライト級王者。

来歴

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アマチュア時代

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2011年9月、世界選手権のライトウェルター級(64kg)に出場し、決勝戦で敗れたものの銀メダルを獲得した。

2012年8月、ロンドンオリンピックのライトウェルター級(64kg)に出場し、初戦となった2回戦でアンソニー・イギット、準々決勝でジェフ・ホーンを破るが、決勝戦でロニエル・イグレシアスに敗れはしたものの銀メダルを獲得した[1]

プロ時代

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2015年6月4日、オレクサンドル・ウシク等を擁するK2プロモーションズ・ウクライナと契約した[2]

2015年8月29日、キーウキエフ・スポーツ宮殿でプロデビュー[3]

2017年12月16日、ブロヴァルィーのアイス・パレス・ターミナルでアラン・ヴァレスピンとWBOオリエンタルライト級王座決定戦を行い、6回1分53秒KO勝ちを収め王座を獲得した[4]

2018年6月23日、キーウのキエフ・スポーツ宮殿でホセ・ルイス・プリエトと対戦し、6回終了時にプリエトが棄権した為TKO勝ちを収め初防衛に成功した[5]

2018年12月22日、ブロヴァルィーのアイス・パレス・ターミナルでロジーキー・クリストバルとWBOインターナショナルライト級王座決定戦を行い、7回2分44秒TKO勝ちを収め王座を獲得した[6]

2019年4月20日、キーウのキエフ・スポーツ宮殿で荒川仁人と対戦し、12回3-0(2者が120-107、118-109)の判定勝ちを収め初防衛に成功した[7][8]

2019年10月5日、ブロヴァルィーのアイス・パレス・ターミナルでパトリシオ・ロペス・モレノと対戦し、12回3-0(120-109、2者が120-108)の判定勝ちを収め2度目の防衛に成功した[9]

2020年2月22日、ブロヴァルィーのアイス・パレス・ターミナルでヘクター・エドガー・サルミエントと対戦し、12回3-0(117-112、118-110、117-111)の判定勝ちを収め3度目の防衛に成功した[10]

2020年10月8日、リシニキーのエクィーデス・クラブでヴィオレル・シミオンと対戦し、7回終了時にシミオンが棄権した為TKO勝ちを収め4度目の防衛に成功した[11]

2021年3月21日、ブロヴァルィーのアイス・パレス・ターミナルでホセ・サンチェスと対戦し、3回35秒TKO勝ちを収め5度目の防衛に成功した[12]

2021年7月24日、キーウで開催されたMahatch FC 6にてベアナックル・ボクシング総合格闘家アルテム・ロボフと対戦し、4回終了時TKO勝ちを収めた。

2021年12月19日、ブロヴァルィーのアイス・パレス・ターミナルでイサ・チャニエフと対戦し、12回3-0(118-112、116-112、118-111)の判定勝ちを収め6度目の防衛に成功した[13]

2022年11月29日、K2プロモーションズ・ウクライナと共同プロモーションの形でフランク・ウォーレンのクィーンズ・ベリー・プロモーションズと契約した[14]

2022年12月3日、トッテナム・ホットスパー・スタジアムで行われたタイソン・フューリーデレック・チゾラ第3戦の前座で、EBUヨーロッパライト級王者のイヴァン・メンディと対戦し、12回3-0(117-111、116-112×2)の判定勝ちを収めEBU王座を獲得、WBOインターナショナル王座は7度目の防衛に成功した[15]

2024年5月18日、サンディエゴのペチャンガ・アリーナで1階級下のWBO世界スーパーフェザー級王者エマヌエル・ナバレッテとWBO世界ライト級王座決定戦を行い、12回2-1(116-112、112-116、115-113)の判定勝ちを収め王座獲得に成功した[16]。この試合でベリンチクは80万ドル(約1億1600万円)、ナバレッテは100万ドル(約1億4600万円)のファイトマネーを稼いだ[17]

戦績

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  • プロボクシング:19戦 19勝 (9KO) 無敗
日付 勝敗 時間 内容 対戦相手 国籍 備考
1 2015年8月29日 4R 終了 TKO タリク・マドニ ベルギーの旗 ベルギー プロデビュー戦
2 2015年11月14日 6R 1:36 TKO イノセント・アニャンウー ウガンダの旗 ウガンダ
3 2015年12月12日 6R 判定3-0 ジョージー・ミズセイ  ハンガリー
4 2016年4月23日 4R 2:56 TKO エミリアノ・マーティン・ガルシア アルゼンチンの旗 アルゼンチン
5 2016年11月12日 8R 判定3-0 ファン・オクラ・ブリオネス スペインの旗 スペイン
6 2017年6月10日 8R 判定3-0 ロレンソ・パーラ ベネズエラの旗 ベネズエラ
7 2017年9月16日 6R 2:27 TKO イスマエル・ガルシア スペインの旗 スペイン
8 2017年12月16日 6R 1:53 KO アラン・バレスピン タイ王国の旗 タイ WBOオリエンタルライト級王座決定戦
9 2018年6月23日 5R 終了 TKO ホセ・ルイス・プリエト  コロンビア
10 2018年12月22日 7R 2:44 TKO ローズキー・クリストバル フィリピンの旗 フィリピン WBOインターナショナルライト級王座決定戦
11 2019年4月20日 12R 判定3-0 荒川仁人ワタナベ 日本の旗 日本 WBOインターナショナル防衛1
12 2019年10月5日 12R 判定3-0 パトリシオ・ロペス・モレノ メキシコの旗 メキシコ WBOインターナショナル防衛2
13 2020年2月22日 12R 判定3-0 エクトール・エドガルド・サルミエント アルゼンチンの旗 アルゼンチン WBOインターナショナル防衛3
14 2020年10月8日 7R 終了 TKO ビオレル・シミオン  ルーマニア WBOインターナショナル防衛4
15 2021年3月21日 3R 0:35 TKO ホセ・サンチェス  チリ WBOインターナショナル防衛5
16 2021年12月18日 12R 判定3-0 イサ・チャニエフ ロシアの旗 ロシア WBOインターナショナル防衛6
17 2022年12月3日 12R 判定3-0 イバン・メンディー フランスの旗 フランス WBOインターナショナル・EBU欧州ライト級王座統一戦
WBOインターナショナル防衛7・EBU防衛1
18 2023年8月26日 12R 判定3-0 アンソニー・ジギ  スウェーデン WBOインターナショナル防衛8
19 2024年5月18日 12R 判定2-1 エマヌエル・ナバレッテ メキシコの旗 メキシコ WBO世界ライト級王座決定戦
テンプレート

獲得タイトル

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  • WBOオリエンタルライト級王座
  • WBOインターナショナルライト級王座
  • EBU欧州ライト級王座
  • WBO世界ライト級王座(防衛0)

脚注

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  1. ^ “Four gold medals for Ukraine”. supersport.com. (8 October 2011). http://www.supersport.com/boxing/article.aspx?Id=1071801 4 December 2011閲覧。 
  2. ^ Denis Berinchyk Inks Pact With K2 Promotions”. Boxingscene.com. 2015年6月4日閲覧。
  3. ^ Usyk Destroys Muller in Three, Berinchyk Wins”. Boxingscene.com. 2015年8月29日閲覧。
  4. ^ Denys Berinchyk Secures KO Win To Capture WBO Regional Belt”. Boxingscene.com. 2017年12月16日閲覧。
  5. ^ Berinchyk Beats Prieto by Technical Knockout”. uatv.ua (24 June 2018). 7 February 2022閲覧。
  6. ^ Ukrainian boxer Berynchyk triumphs over Filipino fighter Cristobal”. 112.international (23 December 2018). 7 February 2022閲覧。
  7. ^ Denis Berinchyk outhustles Nihito Arakawa to retain WBO lightweight title”. maxboxing.com (22 April 2019). 7 February 2022閲覧。
  8. ^ 荒川仁人は12回判定負け 世界再挑戦アピールならず Boxing News(ボクシングニュース)2019年4月21日
  9. ^ Український боксер Денис Берінчик захистив титул WBO International (ФОТО, ВІДЕО)”. uatv.ua (6 October 2019). 7 February 2022閲覧。
  10. ^ Berinchyk Defended The Title, And Derevyanchenko Has Lost The Battle”. galpost.com (6 October 2019). 7 February 2022閲覧。
  11. ^ Denys Berinchyk, Max Bursak Pick Up Big Wins in Ukraine”. Boxingscene.com (8 October 2020). 7 February 2022閲覧。
  12. ^ Denys Berinchyk Stops Jose Sanchez in Three in Brovary, Ukraine”. Boxingscene.com (21 March 2021). 7 February 2022閲覧。
  13. ^ Boxing Results: Denys Berinchyk Defeats Isa Chaniev In Ukraine”. boxingnews24.com (20 December 2021). 7 February 2022閲覧。
  14. ^ Denys Berinchyk Eager To Topple Yvan Mendy on Fury-Chisora Card”. Boxingscene.com. 2022年11月29日閲覧。
  15. ^ Denys Berinchyk Banks Wide Points Win Over Yvan Mendy For EBU Title”. Boxingscene.com. 2022年12月3日閲覧。
  16. ^ Denys Berinchyk becomes new WBO lightweight world champion with split decision over Emanuel Navarrete DAZN 2024年5月18日
  17. ^ Emanuel Navarrete earned $1,000,000 in a loss, while new WBO 135-pound champ Denys Berinchyk earned $80,000.”. Manouk Akopyan (2024年5月20日). 2024年8月14日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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空位
前タイトル保持者
デヴィン・ヘイニー
WBO世界ライト級王者

2024年5月18日 - 現在

次王者
N/A