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デスティニー〜今夜はブギー・ナイト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『デスティニー〜今夜はブギー・ナイト』
ジャクソンズスタジオ・アルバム
リリース
録音 カリフォルニア州ロサンゼルス チェロキー・レコーディング・スタジオ、トータル・エクスペリエンス、ハイダーズ/フィルムウェイズ、レコード・プラント、ドーンブレイカーズ
ジャンル ソウルファンクディスコ
時間
レーベル エピック・レコード
プロデュース ジャクソンズ
ボビー・コロンビー、マイク・アトキンソン(エグゼクティヴ・プロデューサー)
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 7位(オランダ[1]
  • 11位(アメリカ[2]
  • 33位(イギリス[3]
  • 37位(ニュージーランド[4]
  • ジャクソンズ アルバム 年表
    ゴーイン・プレイシズ〜青春のハイウェイ
    (1977年)
    デスティニー〜今夜はブギー・ナイト
    (1978年)
    ブギー(ジャクソン5名義)
    (1979年)
    テンプレートを表示

    デスティニー〜今夜はブギー・ナイト』(デスティニー〜こんやはブギー・ナイト、原題:Destiny)は、アメリカ合衆国の兄弟ボーカル・グループ、ジャクソンズ1978年に発表したスタジオ・アルバム。「ジャクソン5」から「ジャクソンズ」へ改名してからは3作目に当たり、グループ初のセルフ・プロデュース作品となった[5][6]

    背景

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    前作『ゴーイン・プレイシズ〜青春のハイウェイ』(1977年)がセールス的に成功しなかったことから、エピック・レコード及び親会社のCBSレコードはジャクソンズとの契約を解除しようとするが、当時エピックのA&Rだったボビー・コロンビー英語版の提案により、セルフ・プロデュース作品でグループに最後のチャンスを与えることになった[5]。「ブレイム・イット・オン・ザ・ブギー(今夜のブギー・ナイト)」はコロンビーの案によってレコーディングされた曲で[5]、他の曲はいずれもメンバー自身が作詞・作曲し、うち3曲はランディマイケルの2人が共作。

    コロンビーの推薦によりグレッグ・フィリンゲインズが本作のリズム・アレンジを担当し、フィリンゲインズは以後、ジャクソンズに加えてマイケルのソロ・アルバムでも仕事を続けていく[7]。ギター・パートに関しては、メンバーのティトに加えてスタジオ・ミュージシャンによる演奏も含まれているが、「シェイク・ユア・ボディ」のみティトが単独でギターを弾き、また「プッシュ・ミー・アウェイ」のギター・ソロもティトによる[8]

    反響・評価

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    Billboard 200では11位、『ビルボード』のR&Bアルバム・チャートでは3位を記録した[2]。本作からのリード・シングル「ブレイム・イット・オン・ザ・ブギー(今夜はブギー・ナイト)」全米54位、『ビルボード』のR&Bシングル・チャートでは3位を記録[2]。続いてシングル・カットされた「シェイク・ユア・ボディ」は、1979年に全米7位、R&Bシングル・チャートで3位を記録して、ジャクソンズ名義での再デビュー曲「僕はゴキゲン」以来の全米トップ10ヒットとなった[2]

    本作はオランダでも成功を収め、同国のアルバム・チャートで7位に達したのに加えて、シングル・チャートでも「ブレイム・イット・オン・ザ・ブギー(今夜はブギー・ナイト)」が6位、「シェイク・ユア・ボディ」が3位を記録した[1]。イギリスでは、本作は全英アルバムチャートで33位に終わるが[3]全英シングルチャートでは「ブレイム・イット・オン・ザ・ブギー(今夜はブギー・ナイト)」が8位、「デスティニー」が39位、「シェイク・ユア・ボディ」が4位に達し、2曲が全英トップ10入りを果たした[9]

    アンディ・ケルマンはオールミュージックにおいて本作に5点満点中4点を付け「単にマイケルの『オフ・ザ・ウォール』のお膳立てをしたというだけではない」と評している[6]

    収録曲

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    特記なき楽曲はジャクソンズのメンバー5人の共作。

    1. ブレイム・イット・オン・ザ・ブギー(今夜はブギー・ナイト) - "Blame It on the Boogie" (Mick Jackson, David Jackson, Elmar Krohn) - 3:34
      1989年にビッグ・ファン英語版によるカバー・バージョンが全英4位のヒットを記録。
    2. プッシュ・ミー・アウェイ - "Push Me Away" - 4:18
    3. シングス・アイ・ドゥ・フォー・ユー - "Things I Do for You" - 4:05
    4. シェイク・ユア・ボディ - "Shake Your Body (Down to the Ground)" (Randy Jackson, Michael Jackson) - 7:59
    5. デスティニー - "Destiny" - 4:51
    6. ブレス・ヒズ・ソウル - "Bless His Soul" - 4:56
    7. オールナイト・ダンシン - "All Night Dancin'" (R. Jackson, M. Jackson) - 6:09
    8. ザッツ・ホワット・ユー・ゲット - "That's What You Get (For Being Polite)" (R. Jackson, M. Jackson) - 4:57

    2008年リマスターCDボーナス・トラック

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    1. ブレイム・イット・オン・ザ・ブギー(今夜はブギー・ナイト) [ディスコ・ミックス] - "Blame It on the Boogie (John Luongo Disco Mix)" (Mick Jackson, David Jackson, Elmar Krohn) - 7:01
    2. シェイク・ユア・ボディ [ディスコ・ミックス] - "Shake Your Body (Down to the Ground) (John Luongo Disco Mix)" (R. Jackson, M. Jackson) - 8:38

    参加ミュージシャン

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    アディショナル・ミュージシャン

    脚注・出典

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    1. ^ a b The Jacksons - Destiny - dutchcharts.nl
    2. ^ a b c d The Jacksons | Awards | AllMusic
    3. ^ a b JACKSONS |full Official Chart History | Official Charts Company - 「Albums」をクリックすれば表示される
    4. ^ charts.org.nz - The Jacksons - Destiny
    5. ^ a b c 日本盤リマスターCD (EICP 1403)ライナーノーツ(西寺郷太)
    6. ^ a b Kellman, Andy. “Destiny - The Jacksons”. AllMusic. 2015年9月20日閲覧。
    7. ^ Regen, Jon (2012年7月19日). “Greg Phillinganes: Pop Music's Most Revered Session and Touring Keyboardist on a Life Reflected in Music”. keyboardmag.com. NewBayMedia. 2015年9月20日閲覧。
    8. ^ CD英文ブックレット内クレジット
    9. ^ JACKSONS |full Official Chart History | Official Charts Company