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ザ・ベスト・ライヴ (ジャクソンズのアルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『ザ・ベスト・ライヴ』
ジャクソンズライブ・アルバム
リリース
ジャンル ソウルファンクポップス
時間
レーベル エピック・レコード
プロデュース ジャクソンズ
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 30位(アメリカ[1]
  • 43位(オランダ[2]
  • ジャクソンズ アルバム 年表
    トライアンフ
    (1980年)
    ザ・ベスト・ライヴ
    (1981年)
    ヴィクトリー
    (1984年)
    テンプレートを表示

    ザ・ベスト・ライヴ[3]』(原題:The Jacksons Live)は、アメリカ合衆国の兄弟ボーカル・グループ、ジャクソンズ1981年に録音・発表したライブ・アルバム。オリジナルLPは2枚組だが[4]CDでは1枚にまとめられた。

    背景

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    スタジオ・アルバム『トライアンフ』(1980年)のプロモーションのため、ジャクソンズは1981年7月8日から9月26日にかけてアメリカ・ツアーを行った[5]。本作のクレジットにはライブ録音の公演地が明記されておらず、複数の公演からのベスト・テイクが選ばれたという説もある[6]

    収録曲のうち5曲はマイケル・ジャクソンのソロ・アルバム『オフ・ザ・ウォール』(1979年)からの曲で、また、「ベンのテーマ」はマイケルがソロ名義で1971年にシングル・ヒットさせた曲。「ムービー・アンド・ラップ」はライブ演奏ではなく、ジャクソン5時代の楽曲「帰ってほしいの」、「さよならは言わないで」、それにマイケルのソロ・デビュー曲「ガット・トゥ・ビー・ゼア」の映像を流しながらメンバーの語りが入るという内容である[7]

    反響・評価

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    アメリカでは、総合アルバム・チャートのBillboard 200で30位、『ビルボード』のR&Bアルバム・チャートで10位を記録し[1]、リリースから約14年後の1995年9月にはRIAAによってゴールドディスクに認定された[8]

    Bruce Ederはオールミュージックにおいて5点満点中3.5点を付け「彼らがいかに偉大な一座であったかを思い起こさせ、マイケル・ジャクソンとファミリー・グループの活動が終わろうとしていた頃の絶好調ぶりを捉えている」と評している[4]

    収録曲

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    1. オープニング/キャン・ユー・フィール・イット - "Opening/Can You Feel It" (Michael Jackson, Jackie Jackson) - 6:03
    2. シングス・アイ・ドゥ・フォー・ユー - "Things I Do for You" (Michael Jackson, Jackie Jackson, Randy Jackson, Tito Jackson) - 3:38
    3. オフ・ザ・ウォール - "Off the Wall" (Rod Temperton) - 4:00
    4. ベンのテーマ - "Ben" (Walter Scharf, Don Black) - 3:52
    5. ハートブレイク・ホテル - "This Place Hotel" (Michael Jackson) - 4:40
    6. あの娘が消えた - "She's Out of My Life" (Tom Bahler) - 4:48
    7. ムービー・アンド・ラップ - "Movie and Rap Including Excerpts of I Want You Back/Never Can Say Goodbye/Got to Be There" (Berry Gordy, Freddie Perren, Alphonzo Mizell, Deke Richards, Clifton Davis, Elliot Willensky) - 3:04
    8. メドレー:帰ってほしいの/ABC/小さな経験 - "Medley: I Want You Back/ABC/The Love You Save" (Berry Gordy, Freddie Perren, Alphonzo Mizell, Deke Richards) - 2:54
    9. アイル・ビー・ゼア - "I'll Be There" (Berry Gordy, Bob West, Willie Hutch, Hal Davis) - 3:13
    10. ロック・ウィズ・ユー - "Rock with You" (Rod Temperton) - 3:58
    11. マイ・ラヴリー・ワン - "Lovely One" (Michael Jackson, Randy Jackson) - 6:28
    12. ワーキング・デイ・アンド・ナイト - "Working Day and Night" (Michael Jackson) - 6:53
    13. 今夜はドント・ストップ - "Don't Stop 'Til You Get Enough" (Michael Jackson) - 4:21
    14. シェイク・ユア・ボディ - "Shake Your Body (Down to the Ground)" (Michael Jackson, Randy Jackson) - 8:34

    日本盤リマスターCDボーナス・トラック

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    1. ワーキング・デイ・アンド・ナイト(エディット) - "Working Day and Night (Edit)" (Michael Jackson) - 4:34

    参加ミュージシャン

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    アディショナル・ミュージシャン

    • デヴィッド・ウィリアムス - ギター
    • ビル・ウルファー - キーボード
    • マイケル・マッキニー - ベース
    • ジョナサン・モフェット - ドラムス
    • イースト・コースト・ホーンズ - ホーン・セクション
      • ウェズリー・フィリップス
      • クロリス・グライムス
      • アラン・プラター
      • ロデリック・マックモリス

    脚注・出典

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    1. ^ a b The Jacksons | Awards | AllMusic
    2. ^ The Jacksons - Live - dutchcharts.nl
    3. ^ 日本初回盤(36・3P-328/329)の表記は『ザ・ベスト・ライブ』で、CD化以降は現行表記に変更されたが、初回盤の帯を復刻した2009年の紙ジャケットCD(EICP 1204-5)は旧表記となっている
    4. ^ a b Eder, Bruce. “The Jacksons: Live - The Jacksons”. AllMusic. 2015年7月28日閲覧。
    5. ^ Triumph Tour (1981) - Tito Jackson Official Website
    6. ^ 日本盤リマスターCD(EICP-1405)ライナーノーツ(西寺郷太、2010年)
    7. ^ 日本盤リマスターCD(EICP-1405)トラック・リスト
    8. ^ RIAA公式サイト内SEARCHABLE DATABASE - 引用符付きの"JACKSONS LIVE"と入力して検索すれば表示される