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デイビッド・ニックターン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
デイビッド・ニックターン
職業 テレビドラマ映画作曲家ソングライター音楽産業ヨガ
子供 イーサン・ニックターン
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デイビッド・ニックターン(David Nichtern)は、アメリカ合衆国ソングライター、テレビ番組の音楽を担当する作曲家サウンドトラック・アーティスト。チベット仏教の流れを汲む仏教指導者、瞑想家としても知られている[1]

日本語では、デヴィッド・ニッチターンと表記されることもある[2]

経歴

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デイビッド・ニックターンの父ソル・ニックターン(Sol Nichtern)は、ニューヨークを拠点としていた精神科医著作家であり、母クレア・ニックターン(Claire Nichtern)は、ブロードウェイ劇場プロデューサー英語版で、女性として初めてトニー賞を受賞した人物であった[3]。8歳で音楽を始めたニックターンは、コロンビア大学在学中にプロのミュージシャンとなった[4]1980年代には、ニューイングランド・デジタル英語版で販売責任者を務めていた[4]。ニックターンは、音楽制作会社ナジー・ミュージック (Nudgie Music LLC,) を創業し、その部門としてダルマ・ムーン (Dharma Moon) と5ポインツ・レコード (5 Points Records) を立ち上げた[5]。また、ニックターンは、「真夜中のオアシス (Midnight at the Oasis)」の作者である[4]

ニックターンは、ワールドミュージック/フュージョンのバンド、ドラーラ (Drala) を主宰しており[6]、ソロでも『From Here To Nichternity』と題した、もともとテレビドラマ『ワン・ライフ・トゥ・リヴ』のために書かれた楽曲5曲に加え、マイケル・ブレッカーを迎えてのインストゥルメンタル・デュエットによる「真夜中のオアシス」を収録したアルバムを出している。また、ニックターンは、クリストファー・ゲストC・J・ヴァンストン英語版と組んだインストゥルメンタル・トリオ、ザ・ベイマン・ブロス英語版の一員でもある。

1970年から、ニックターンはチベット仏教の流れを汲むシャンバラ仏教英語版の教えを学び始め、創始者チョギャム・トゥルンパから直接教えを受けた。その後、ニックターンは、この教えの上級教師となった[4]。ニックターンは、シャンバラ・トレーニング英語版の普及部長 (the Director of Expansion) を長く務めており、バーモント州カーメ・チョリング英語版瞑想センターの共同運営責任者のひとりとなっている[6]

ニックターンの息子であるはイーサン・ニックターン英語版も、仏教の教師、著作家となっている。

5ポインツ・レコード

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5ポインツ・レコード (5 Points Records) は、デイビッド・ニックターンが創設した、ニューヨークを拠点とする株式非公開のレコード・レーベルである。姉妹会社には、ワールド/ライフスタイル系のレーベルであるダルマ・ムーン (Dharma Moon)、特注品をあつかうレーベルである5ポインツ・VIP (5 Points V.I.P.)、音楽出版社ナジー・チューンズ (Nudgie Tunes) がある[7]

レーベルの最初のリリースは、「レア・エレメンツ・シリーズ (the Rare Elements series)」から始まり、定評あるインドのミュージシャンであるウスタッド英語版スルタン・カーン英語版のオリジナル曲が、Thievery Corporation、Joe Claussell、Nickodemus And Osiris ら様々な現代のミュージシャンたちによって多様な形でリミックスされた[8]

続いてリリースされたコドモ英語版の『Still Life』は、コドモがイタリア日本アメリカ合衆国中国などを旅して撮影した写真を表現した、ミニマルなエレクトロのトラックを集めたものである。このアルバムは、2008年10月7日にリリースされた。

このほか、オマール・ファルク・ テクビレク英語版の作品を、アモン・トビン英語版Junior SanchezTommie SunshineFlosstradamus, and more.らによるリミックスを収録する、レア・エレメンツ・シリーズ の第2弾が予定されている[9][出典無効]

受賞歴

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ニックターンは、2000年から2006年にかけて、『ワン・ライフ・トゥ・リヴ』と『アズ・ザ・ワールド・ターンズ』における業績によって、ドラマ・シリーズの音楽監督および作曲の部門でデイタイム・エミー賞に合わせて10件ノミネートされた。そして、2000年には『ワン・ライフ・トゥ・リヴ』、2005年には『アズ・ザ・ワールド・ターンズ』、2006年には再び『ワン・ライフ・トゥ・リヴ』で受賞した。また、1975年グラミー賞第17回グラミー賞英語版では、「真夜中のオアシス」が最優秀楽曲賞にノミネートされた[4]

最初にデイタイム・エミー賞にノミネートされた際には、Pamela Magee、James Kowal、Gary Deinstadt、Robert Bard、Billy Barber、Earl Rose、Rick Rhodes, Robert Sands、Ed Dzubak、Kevin Bents、Jamie LawrenceBette Sussman も共にノミネートされた。最初に受賞した際には、Paul Glass、Jamie HowarthDominic Messinger、Kevin Bents、Lee HoldridgeBette SussmanRob Mounsey も共にノミネートされていた。

作曲

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サウンドトラック

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真夜中のオアシス」がサウンドトラックに収録された主な作品には以下などがある。

脚注

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  1. ^ 瞑想や仏教を分かりやすく伝えたい!指導歴40年のDavid Nichternによる社会人のための講座、日本初開催!”. 寺社Now (2016年10月20日). 2017年7月9日閲覧。
  2. ^ デヴィッド・ニッチターン - allcinema
  3. ^ David Nichternand "Midnight at the Oasis"”. Mark Small; Berkeley.com. 2008年7月26日閲覧。
  4. ^ a b c d e David Nichtern official website - Music”. David Nichtern (2007年). 2008年9月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年7月26日閲覧。
  5. ^ Dharma Moon - David Nichtern Bio”. www.nudgie.com. 2008年6月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年7月26日閲覧。
  6. ^ a b David Nichtern bio at OM yoga center's official website”. Cyndi Lee (2004年). 2008年7月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年7月23日閲覧。
  7. ^ 5 Points Records
  8. ^ 5 Points Records - Profile - Properly Chilled - Downtempo Music & Culture
  9. ^ MySpace.com - 5 Points Records - NEW YORK, New York - Indie / Pop / Electro - www.myspace.com/5pointsrecords

外部リンク

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