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ディエテス属

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ディエテス属
Dietes grandiflora
分類
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 単子葉類 monocots
: キジカクシ目 Asparagales
: アヤメ科 Iridaceae
: ディエテス属 Dietes
学名
Dietes Salisb. ex Klatt
タイプ種
Dietes compressa (Linnaeus fil.) Klatt
シノニム

ディエテス属: wood iris、fortnight lily、African iris、Japanese iris、butterfly iris、学名:Dietes)は、アヤメ科の属の一つで、根茎植物である。1866年に初めて属として記載された。

多くの種はアフリカ大陸南部・中央部原産であるが、ディエテス・ロビンソニアナ英語版オーストラリア沖のロード・ハウ島原産である。いくつかの種は他の地域でも帰化している[1]

分類

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かつてはモラエア属英語版に分類されていたが、根茎のため再分類された。モラエア属同様、根元で筒状につながっていない独立した花被片が6枚ついているという点で、アヤメ属と異なる。

一部の文献では、Moraea vegataとの混同から、Dietes vegetaまたはD. vegeta variegataという種に言及している(Moraea vegata根茎ではなく球茎)。D. vegetaという名前がディエテス・グランディフロラ英語版ディエテス・イリディオイデス英語版に誤用されることも多い。

属名はギリシア語で「2」を意味するdi-と「類似性」を意味するetesが由来である[2]

[1]

ディエテス・ビコロルの花は、クリーム色または黄色である。ディエテス・グランディフロラ英語版ディエテス・イリディオイデス英語版の花は、白地に黄色とすみれ色の模様が入っており、写真では似たように見えるが、大きく異なる。グランディフロラの花の方がかなり大きく、3日間保ち、外側の花被片の付け根に濃い色の斑紋があるが、イリディオイデスの花は小さく、1日しか保たず、斑紋もない。また、ディエテス・グランディフロラの方が全体的に大きい。

ギャラリー

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参考文献

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  • Floridata: Dietes
  • Goldblatt, P. (1981) Systematics, physiology and evolution of Dietes (Iridaceae). Annals of the Missouri Botanical Garden 68: 132–153.

脚注

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出典

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  1. ^ a b c Kew World Checklist of Selected Plant Families
  2. ^ Manning, John; Goldblatt, Peter (2008). The Iris Family: Natural History & Classification. Portland, Oregon: Timber Press. pp. 204–207. ISBN 0-88192-897-6