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テン・イヤーズ・アフター・ファースト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『テン・イヤーズ・アフター・ファースト』
テン・イヤーズ・アフタースタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ブルースロックジャズ・ロック
時間
レーベル デラム・レコード
プロデュース マイク・ヴァーノン、ガス・ダッジョン
専門評論家によるレビュー
  • loudersound.com 6/10stars[1]
テン・イヤーズ・アフター アルバム 年表
テン・イヤーズ・アフター・ファースト
(1967年)
イン・コンサート
(1968年)
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テン・イヤーズ・アフター・ファースト』(原題:Ten Years After)は、イングランドロックバンドテン・イヤーズ・アフター1967年に発表した初のスタジオ・アルバム

背景

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「ルージング・ザ・ドッグス」は、アルヴィン・リーと本作のエンジニアを務めたガス・ダッジョンの共作で、クレジットには明記されていないが、ダッジョンもタンバリンの演奏で参加している[2]。「ドント・ウォント・ユー・ウーマン」はチック・チャーチルを除く3人による録音で、アルヴィン・リーはアコースティック・ギター、レオ・ライオンズはアップライト・ベースを演奏した[2]

反響・評価

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セールス的には成功を収められず、全英アルバムチャートのトップ100入りを果たせなかった[3]。Kris Needsは2017年、本作に10点満点中6点を付け「まだ初歩的だったリーのオリジナル曲と、サニー・ボーイ・ウィリアムソンの"Help Me"やウィリー・ディクスンの"Spoonful"などの物悲しいブルースが混在している」と評している[1]

収録曲

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特記なき楽曲はアルヴィン・リー作。

  1. アイ・ウォント・トゥ・ノウ - "I Want to Know" (Sheila McLeod) - 2:11
  2. 泣きたい心 - "I Can't Keep from Crying, Sometimes" (Al Kooper) - 5:24
  3. 若者の冒険 - "Adventures of a Young Organ" (Alvin Lee, Chick Churchill) - 2:34
  4. スプーンフル - "Spoonful" (Willie Dixon) - 6:05
  5. ルージング・ザ・ドッグス - "Losing the Dogs" (A. Lee, Gus Dudgeon) - 3:03
  6. フィール・イット・フォー・ミー - "Feel It for Me" - 2:40
  7. 死ぬまでの愛 - "Love Until I Die" - 2:06
  8. ドント・ウォント・ユー・ウーマン - "Don't Want You Woman" - 2:36
  9. ヘルプ・ミー - "Help Me" (Sonny Boy Williamson, W. Dixon, Ralph Bass) - 9:51

2002年リマスターCDボーナス・トラック

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  1. ポータブル・ピープル(モノ・シングル・ヴァージョン) - "Portable People" - 2:17
  2. ザ・サウンズ(モノ・シングル・ヴァージョン) - "The Sounds" - 4:29
  3. ロック・ユア・ママ - "Rock Your Mama" - 3:00
  4. スパイダー・イン・マイ・ウェブ - "Spider in My Web" - 7:13
  5. ホールド・ミー・タイト - "Hold Me Tight" - 2:18
  6. ウッドチョッパーズ・ボール - "Woodchoppers Ball" (Joe Bishop, Woody Herman) - 7:44

参加ミュージシャン

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脚注

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  1. ^ a b Needs, Kris (2017年11月4日). “Ten Years After The Albums 1967-1974 album review”. loudersound.com. Future plc. 2023年10月18日閲覧。
  2. ^ a b 2002年リマスターCD (Deram, 8828972 / Universal Music Japan, UICY-9220)ライナーノーツ(リック・リー、2001年)
  3. ^ TEN YEARS AFTER songs and albums | Official Charts Company