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イン・コンサート (テン・イヤーズ・アフターのアルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『イン・コンサート』
テン・イヤーズ・アフターライブ・アルバム
リリース
録音 1968年5月14日 ロンドン クルックス・クリーク[1]
ジャンル ブルースロックハードロック
時間
レーベル デラム・レコード
プロデュース マイク・ヴァーノン
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 26位(イギリス[2]
  • 115位(アメリカ[3]
  • テン・イヤーズ・アフター アルバム 年表
    テン・イヤーズ・アフター・ファースト
    (1967年)
    イン・コンサート
    (1968年)
    ストーンドヘンジ
    (1969年)
    テンプレートを表示

    イン・コンサート』(原題:Undead)は、イングランドロックバンドテン・イヤーズ・アフター1968年に録音・発表した、キャリア初のライブ・アルバム。通算2作目のアルバムに当たる。

    背景

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    バンドは当初、1968年6月までに2作目のスタジオ・アルバムを完成させる予定だったが、同月よりバンド初のアメリカ・ツアーが行われることになり、スケジュール上の問題からライブ・アルバムの制作に変更された[4]。後にウッドストック・フェスティバルのパフォーマンスで話題を呼ぶ曲「アイム・ゴーイング・ホーム」は、本作が初出である[5]

    2002年リマスターCDには、同じ公演で録音されたライブ音源4曲がボーナス・トラックとして追加され、そのうち「スタンディング・アット・ザ・クロスローズ」は、1972年発売のコンピレーション・アルバム『Alvin Lee & Company』にも収録されていた[4]

    反響・評価

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    バンドは本作で初めて全英アルバムチャート入りを果たし、7週トップ100入りして最高26位を記録した[2]。アメリカでは14週Billboard 200入りし、1968年10月19日付のチャートで最高115位を記録した[3]

    Jim Newsomはオールミュージックにおいて5点満点中3点を付け「このアルバムにおける真の聴き所は、"I May Be Wrong, But I Won't Be Wrong Always"とウディ・ハーマンの"Woodchopper's Ball"という、長いジャズのジャム2曲が収録されたサイド1である」と評している[5]

    収録曲

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    特記なき楽曲はアルヴィン・リー作。

    LP

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    Side 1
    1. アイ・メイ・ビー・ロング - "I May Be Wrong, But I Won't Be Wrong Always" (Alvin Lee, Chick Churchill, Leo Lyons, Ric Lee) - 9:50
    2. ウッドチョッパーズ・ボール - "Woodchopper's Ball" (Woody Herman, Joe Bishop) - 7:40
    Side 2
    1. スパイダー・イン・ユア・ウェブ - "Spider in Your Web" - 7:50
    2. サマータイム〜山東省のキャベツ - "Summertime/Shantung Cabbage" (George Gershwin/R. Lee) - 6:00
    3. アイム・ゴーイング・ホーム "I'm Going Home" - 6:30

    2002年リマスターCD

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    1. ロック・ユア・ママ - "Rock Your Mama" - 3:54
    2. スプーンフル - "Spoonful" (Willie Dixon) - 6:42
    3. アイ・メイ・ビー・ロング - "I May Be Wrong, But I Won't Be Wrong Always" (A. Lee, C. Churchill, L. Lyons, R. Lee) - 10:01
    4. サマータイム〜山東省のキャベツ - "Summertime/Shantung Cabbage" (G. Gershwin/R. Lee) - 5:54
    5. スパイダー・イン・ユア・ウェブ - "Spider in Your Web" - 7:52
    6. ウッドチョッパーズ・ボール - "Woodchopper's Ball" (W. Herman, J. Bishop) - 7:38
    7. スタンディング・アット・ザ・クロスローズ - "Standing at the Crossroads" (Robert Johnson) - 5:12
    8. 泣きたい心〜エクステンション・オン・ワン・コード〜泣きたい心 - "I Can't Keep From Crying, Sometimes/Extension on One Chord/I Can't Keep From Crying, Sometimes" (Al Kooper/A. Lee, C. Churchill, L. Lyons, R. Lee) - 17:04
    9. アイム・ゴーイング・ホーム - "I'm Going Home" - 6:24

    参加ミュージシャン

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    脚注・出典

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    1. ^ Alvin Lee - Ten Years After Gigs 1968”. alvinlee.com. 2018年2月22日閲覧。
    2. ^ a b TEN YEARS AFTER | full Official Chart History | Official Charts Company - 「ALBUMS」をクリックすれば表示される。
    3. ^ a b Ten Years After Undead Chart History”. Billboard. 2018年2月22日閲覧。
    4. ^ a b 2002年リマスターCD (Deram / 8828992)英文ライナーノーツ(リック・リー)
    5. ^ a b Newsom, Jim. “Undead - Ten Years After”. AllMusic. 2018年2月22日閲覧。