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テトラデカナール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
テトラデカナール
Tetradecanal[1]
識別情報
CAS登録番号 124-25-4
特性
化学式 C14H28O
モル質量 212.37 g mol−1
外観 白色ないしごく薄い黄色の粉末または結晶
匂い 脂肪臭
融点

23 °C, 296 K, 73 °F

沸点

166℃(3.2kPa)

危険性
半数致死量 LD50 >5g/kg
関連する物質
関連する脂肪族アルデヒド トリデカナール
ペンタデカナール
関連物質 テトラデカン
テトラデカノール
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

テトラデカナール: Tetradecanal)は、脂肪族アルデヒドの一種である。融点は常温に近い23℃で、それ以下では白色ないし薄い黄色の粉末または結晶[1]、融点以上では脂肪臭、シトラス香を持つ無色の液体である[2]。天然にはトリデカナール同様、コリアンダー精油キュウリに微量に含まれる[2]

用途

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アルデヒドシプレー調の調合香料、およびシトラスやフルーツ系の食品香料として使用される[2]

製法

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ミリスチン酸メチル-クロム触媒で接触還元してテトラデカノールを得たのち、これを脱水素化または接触酸化することにより製造される[2]

脚注

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  1. ^ a b 製品情報東京化成工業
  2. ^ a b c d 湖上国雄『香料の物質工学 -製造・分析技術とその利用』地人書館、1995年、206頁。ISBN 4-8052-0491-5