テイク・イット・トゥ・ザ・リミット (イーグルスの曲)
「テイク・イット・トゥ・ザ・リミット」 | ||||||||
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イーグルス の シングル | ||||||||
初出アルバム『呪われた夜』 | ||||||||
B面 | アフター・ザ・スリル・イズ・ゴーン | |||||||
リリース | ||||||||
規格 | 7インチ・シングル | |||||||
録音 | 1975年 | |||||||
ジャンル | ソフトロック | |||||||
時間 | ||||||||
レーベル | アサイラム・レコード | |||||||
作詞・作曲 | ランディ・マイズナー、ドン・ヘンリー、グレン・フライ | |||||||
プロデュース | ビル・シムジク | |||||||
チャート最高順位 | ||||||||
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イーグルス シングル 年表 | ||||||||
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「テイク・イット・トゥ・ザ・リミット」 (Take It to the Limit) は、イーグルスによる4枚目のアルバム『呪われた夜』に収録された楽曲であり、アルバムから3番目のシングルとして1975年11月15日にリリースされた[1]。Billboard Hot 100では4位に達し、イギリスでは12位とイーグルスで最も成功した楽曲の一つである。
この曲は、イーグルスのメンバーであるランディ・マイズナー、ドン・ヘンリー、グレン・フライによって書かれた。リードヴォーカルをとるマイズナーは、彼のソロ・アルバムでも収録している。アルバム『呪われた夜』のレコーディングのときが来てもこの曲は未完成であり、ヘンリーとフライがマイズナーをアシストして完成した。
イーグルスのバージョン
[編集]「テイク・イット・トゥ・ザ・リミット」は、バンドのシングルとしては珍しく、A面ではランディ・マイズナーがソロでリードをとり、A面でドン・ヘンリーまたはグレン・フライ以外のメンバーがリードをとった初めてのシングルである(この後、ティモシー・シュミットも「言い出せなくて」でA面のリードをとった)。また、オリジナルメンバーであるバーニー・レドンがギタリストのジョー・ウォルシュと入れ替わる前の最後のシングルでもある。シングルバージョンは、長さが3分48秒で、アルバムバージョンよりほぼ1分短くなっている。「テイク・イット・トゥ・ザ・リミット」は、4分の3拍子で書かれたイーグルスの数曲のうちの1つである。(ほかに『呪われた夜』に収録されている「ハリウッド・ワルツ」や『ならず者』 (1973年) に収録されているマイズナー、ヘンリー、フライの「サタデイ・ナイト」(レドンとの共作)、『ホテル・カリフォルニア』 (1976年) に収録されている「お前を夢みて」がイーグルスの著名なワルツとしてある[2]。)
マイズナーは、1977年9月、『ホテル・カリフォルニア』ツアーの後にバンドを脱退する[3]。イーグルスのバイオグラフィー『To the Limit: The Untold Story of the Eagles』によれば、この曲のラストでのマイズナーのファルセットボイスは、ファンに人気であり、コンサートの盛り上がりの一つであった。したがって、コンサートでは必ず演奏するべきだとフライは主張したが、マイズナーは嫌がったため、大きな口論のもととなった。ジョー・ウォルシュによれば、マイズナーはこの曲を演奏するのを楽しんでいたが、歌わされるのは好きではなかった。(マイズナーが音を外すと、ドン・ヘンリーが厳しく叱責するために、マイズナーは胃潰瘍になっていた)マイズナーがイーグルスから脱退する直前には、フライはマイズナーにこの曲を歌わせるためにバックステージで体を張った口論をした。この曲は、1999年のロサンゼルス・ステイプルズ・センターのライヴで復活した。また、2004年、2005年のフェアウェル1ツアーやその後のツアーでも同様にグレンによって歌われている。
この曲はマイズナーの最初のソロアルバム『ランディ・マイズナー』でも、デヴィッド・キャシディがバッキングヴォーカルに参加して再収録されている。
担当
[編集]- ランディ・マイズナー: リードヴォーカル、ベースギター
- グレン・フライ: 12弦アコースティックギター、バッキングヴォーカル
- ドン・ヘンリー: ドラム、バッキングヴォーカル
- ドン・フェルダー: リードギター
- バーニー・レドン: エレクトリックギター
- ジム・エド・ノーマン: ピアノ
チャート
[編集]チャート (1975) | 最高 順位 |
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U.S. Billboard Hot 100 | 4 |
U.S. Billboard Hot Adult Contemporary Tracks | 4 |
カナダ RPM Top Singles | 16 |
カナダ RPM Adult Contemporary Tracks | 6 |
全英シングルチャート | 12 |
ウィリー・ネルソン&ウェイロン・ジェニングスのバージョン
[編集]「テイク・イット・トゥ・ザ・リミット」 | ||||||||||||||||||||
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ウィリー・ネルソンとウェイロン・ジェニングス の シングル | ||||||||||||||||||||
初出アルバム『テイク・イット・トゥ・ザ・リミット』 | ||||||||||||||||||||
リリース | ||||||||||||||||||||
ジャンル | カントリー・ミュージック | |||||||||||||||||||
時間 | ||||||||||||||||||||
レーベル | コロムビア・レコード | |||||||||||||||||||
プロデュース | ウィリー・ネルソン、ウェイロン・ジェニングス | |||||||||||||||||||
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この曲は、カントリーミュージシャンのウィリー・ネルソンとウェイロン・ジェニングスによって彼らのデュエットアルバム『テイク・イット・トゥ・ザ・リミット』 (1983年) の表題曲としてカバーされている。
チャート
[編集]チャート (1983-1984) | 最高 順位 |
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U.S. Billboard Hot Country Singles | 8 |
U.S. Billboard Bubbling Under Hot 100 | 2 |
U.S. Billboard Adult Contemporary Tracks | 31 |
カナダ RPM Country Tracks | 1 |
その他
[編集]- デイヴ・メイソンはこの曲をカバーしている。
- 1977年のクリストのドキュメンタリー『Running Fence』のためにジル・ランカスターがこの曲をカバーした。
- エタ・ジェイムズの1978年のアルバム『夜のしじまに (Deep in the Night)』に収録。
- シェールは1979-1980年に行われた最初のソロツアーでこの曲を披露し、1989-1990年の「Heart of Stone Tour」でも再び演奏した。
- 1993年、スージー・ボガスはアルバム『Common Thread: The Songs of the Eagles』でこの曲を収録した。
- サラ・ドーターは、1999年のアルバム『Day One'』でこの曲をカバーした。
- リチャード・マークスは、よくコンサートでこの曲をカバーしている。1987年のパフォーマンスの1つは、映像化された。このとき、共にイーグルスとポコの元ベーシストであるマイズナーとティモシー・B・シュミットが初めて共演した(2人は、ロックの殿堂でも共演している)。マイズナーは12弦アコースティックギターを演奏し、シュミットはバッキングヴォーカルをとった。
出典
[編集]- ^ a b 45cat - Eagles - Take It To The Limit / After The Thrill Is Gone - Asylum - USA - E-45293
- ^ Marcus, Greil (2007). Stranded: Rock and roll for a desert island (2nd Da Capo Press Edition ed.). New York: Da Capo Press (Perseus Books Group). p. 87. ISBN 978-0-306-80682-7
- ^ “Eagles - Biography”. Billboard. 2014年5月24日閲覧。