ツーリストシップ
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ツーリストシップ とは、京都を拠点とする一般社団法人ツーリストシップ(旧 一般社団法人CHIE-NO-WA)が提唱した言葉[1]。旅先の人々へ配慮したり、旅先に貢献しながら、交流を楽しむ姿勢やその行動を指します。
一般社団法人ツーリストシップは、「旅行の醍醐味は、異文化交流であり、目指す社会は、旅行がもたらす異文化交流で、旅行者も住民も幸せになる社会です。観光地にも住んでいる人がいます。一緒に観光地を楽しい空間にする一員として、楽しんで交流を作っていく考えを広めたい[2]」という思いからツーリストシップを提唱している。
持続可能な観光を実現する手段の一つとして、旅行者教育に特化した団体は他にない[3]。
背景には、オーバーツーリズムやツーリズムフォビアがあり、観光地での住生活や文化を守るために、人々(主に旅行者)の行動に改善が求められている。
具体的には、落書きやごみのポイ捨てなどがあり、日本では京都や鎌倉・沖縄で問題になっている。
類似言葉として レスポンシブルツーリズム、反対の言葉として、お客様は神様、がある。
概要
[編集]言葉の由来
[編集]「スポーツマンシップ」から着想を得た造語であり、旅行者である”tourist"に"ship"という接尾辞をつけた言葉。
ツーリストシップの具体例
[編集]- 自分のごみに責任をもつ
- 長時間行列に並んでもイライラしないでゆとりをもつ
- 目が合ったら会釈をする
- 時間にゆとりのある計画を立てる
- 訪問先の文化やマナー・作法を先に学んでおく
- 注意書きをよく読む
- 住民の生活を考えた購買行動を行う
- 住宅地に隣接するホテルに行くときは、夜中の移動を避ける(スーツケースの騒音迷惑を避けるため)
- 危機管理をしっかり行う
- 落書きはしない
- 宗教や信仰など、住民が大切にしているものは、しっかり大切にする
関連する本
[編集]『ツーリストシップで、旅先から好かれる人になってみませんか』
外部リンク
[編集]脚注
[編集]- ^ “観光に「ツーリストシップ」を提唱 京都の団体代表の思いとは:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2021年11月23日閲覧。
- ^ 天理市立北中学校. “1年生ツーリストシップ”. 天理市立北中学校. 2021年11月14日閲覧。
- ^ “法人概要”. 千恵の遺産. 2021年11月14日閲覧。