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陳金鋒

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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陳 金鋒
Chen Chin-Feng
富邦ガーディアンズ GM兼監督 #52
2016年9月18日
基本情報
国籍 中華民国の旗 中華民国台湾
出身地 台南県大内郷
生年月日 (1977-10-28) 1977年10月28日(47歳)
身長
体重
183 cm
90 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 外野手
プロ入り 1999年
初出場 MLB / 2002年9月14日
CPBL / 2006年3月21日
最終出場 MLB / 2005年7月20日
CPBL / 2016年9月18日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
選手歴
指導歴
国際大会
代表チーム チャイニーズタイペイの旗 チャイニーズタイペイ代表
五輪 2004年2008年
殿堂表彰者
選出年 2023年
選出方法 競技者表彰
陳 金鋒
各種表記
繁体字 陳 金鋒
簡体字 陈 金锋
拼音 Chén Jīnfēng
和名表記: ちん きんぽう
発音転記: チェン・ジンフォン
英語名 Chen Chin-Feng
テンプレートを表示
獲得メダル
男子 野球
チャイニーズタイペイの旗 チャイニーズタイペイ
アジア競技大会
2006

陳 金鋒(チェン・ジンフォン、1977年10月28日 - )は、台南県出身の元プロ野球選手外野手)。漢化された先住民族・シラヤ族出身[1]

台湾人初のメジャーリーガーである。実兄は、元統一ライオンズ陳連宏

経歴

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プロ入りとドジャース時代

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1999年ロサンゼルス・ドジャースとマイナー契約、1Aでトリプルスリーを記録するなど活躍する。

2001年には、台湾で行われたIBAFワールドカップで、日本代表の中村隼人から本塁打を放つなど、台湾の3位入賞に貢献した。

2002年9月14日、メジャーデビューを果たし、台湾人初のメジャーリーガーとなる。

2003年アテネオリンピック予選も兼ねたアジア野球選手権大会では、松坂大輔から2安打するなど活躍した。

2004年アテネオリンピックに出場。台湾代表の4番打者を務め、1次リーグでは上原浩治から3ランホームランを放つなど活躍する。

台湾球界時代

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2006年台湾中華職業棒球大聯盟(CPBL)のLa Newベアーズに入団。CPBL史上初の複数年契約となる3年契約で、推定年俸は台湾プロスポーツ史上最高額の1000万台湾元

同年は、打点王のタイトルも獲得し、チームの優勝に貢献した。同年11月に行われたKONAMI CUP アジアシリーズにも出場。チームの準優勝に貢献した。11月から12月に開催されたドーハアジア競技大会の野球チャイニーズタイペイ代表に選出された。同大会では優勝を果たした。

2007年9月7日

2007年、リーグ戦では首位打者のタイトルを獲得。

また、同年の北京オリンピックアジア予選で、台湾代表の4番打者として出場し、12月3日の日本戦ではダルビッシュ有から逆転2ランホームランを放つなど活躍したが、チームは直後に再逆転されてしまい敗北して北京オリンピックへの切符を逃してしまった。チームは翌年3月に行われた世界最終予選を3位で通過し、本選でも腰の痛みを押して4番を務めたが予選敗退に終わった。

2011年4月5日の対兄弟エレファンツの試合で、通算100本塁打を達成した。

2016年開幕前の1月29日に「侍ジャパン強化試合 日本 vs チャイニーズタイペイ」のチャイニーズタイペイ代表27名に選出された[2]。同年限りで現役引退。

引退後

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2020年から富邦ガーディアンズの顧問に就任し[3]2021年12月24日には、同球団のGM兼2軍監督に就任することが発表された[4]

2023年台湾棒球名人堂で競技者表彰での殿堂入りを果たす。

2024年からは、1軍監督に昇格することになった[5]

選手としての特徴

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抜群の長打力や俊足で活躍する外野手。肩は平均以下。プロ入り後、中堅手から左翼手コンバートされる。[6]

詳細情報

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年度別打撃成績

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O
P
S
2002 LAD 3 6 5 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 3 0 .000 .167 .000 .167
2003 1 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 .000 .000 .000 .000
2004 8 10 8 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2 0 0 3 1 .000 .200 .000 .200
2005 7 8 8 1 2 0 0 0 2 2 0 0 0 0 0 0 0 4 0 .250 .250 .250 .500
2006 La New
Lamigo
91 398 344 76 109 21 0 21 193 81 20 1 0 5 36 8 5 72 8 .317 .397 .561 .958
2007 88 369 301 70 115 13 3 26 212 66 11 3 0 2 53 8 5 50 11 .382 .491 .704 1.195
2008 66 279 240 52 88 17 2 16 157 70 4 1 0 6 28 3 2 53 4 .367 .434 .654 1.088
2009 114 482 412 80 132 17 1 27 232 99 7 0 0 9 53 7 1 86 8 .320 .400 .563 .963
2010 83 344 308 47 83 7 0 8 114 32 11 3 0 4 30 1 1 72 5 .269 .334 .370 .704
2011 48 183 141 36 43 12 0 6 73 26 5 0 0 1 37 1 3 31 3 .305 .459 .518 .977
2012 62 253 212 34 46 2 1 9 77 35 3 1 0 3 32 1 5 54 3 .217 .332 .363 .695
2013 49 186 167 19 49 12 2 6 83 23 0 2 0 3 13 0 3 40 6 .293 .349 .497 .846
2014 43 94 80 12 11 1 0 0 12 6 0 0 0 1 13 0 0 21 2 .138 .255 .150 .405
2015 41 52 45 1 9 2 0 0 11 7 1 0 0 1 6 0 0 18 0 .200 .288 .244 .532
2016 67 211 180 35 53 8 0 13 100 45 7 1 0 1 28 0 2 46 10 .294 .393 .556 .849
MLB:4年 19 25 22 3 2 0 0 0 2 2 0 0 0 0 3 0 0 10 1 .091 .200 .091 .291
CPBL:11年 752 2851 2430 462 738 112 9 132 1264 490 69 12 0 36 329 29 27 543 60 .304 .394 .520 .914
  • 各年度の太字はリーグ最高

タイトル

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CPBL
  • 首位打者:1回 (2007年)
  • 最多打点:1回 (2006年)

表彰

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CPBL
  • ベストナイン:4回 (2006年 - 2009年)
  • 台湾シリーズMVP:1回(2006年)
  • 台湾シリーズ優秀選手:1回(2007年)
  • 月間MVP:4回(2006年7月、2007年8月、2008年6月、2016年5月)

背番号

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  • 52 (2002年 - 2016年、2022年 - )

代表歴

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  • 2001 IBAFワールドカップ チャイニーズタイペイ代表
  • 2003年アジア野球選手権大会チャイニーズタイペイ代表
  • アテネオリンピック野球チャイニーズタイペイ代表
  • 2006年アジア競技大会野球チャイニーズタイペイ代表
  • 北京オリンピック野球チャイニーズタイペイ代表

脚注

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  1. ^ 『台灣巨砲:陳金鋒』、台北:文經社、2003
  2. ^ 中職日職對抗賽 代表隊參賽名單出爐 中華職棒大聯盟全球資訊網The Official Site of CPBL (中国語) (2016年1月29日) 2016年2月17日閲覧
  3. ^ http://sports.ettoday.net/news/1616757
  4. ^ https://sports.ltn.com.tw/news/breakingnews/3779082
  5. ^ https://www.thenewslens.com/article/196902?utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter
  6. ^ David Rawnsley (2000年). “Los Angeles Dodgers Top 10 Prospects”. Baseball America. Sep 19, 2016閲覧。

関連項目

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外部リンク

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