ダイワワイルドボア
ダイワワイルドボア | ||||||
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第69回菊花賞パドック(2008年10月26日) | ||||||
欧字表記 | Daiwa Wild Boar[1] | |||||
香港表記 | 大和野團 | |||||
品種 | サラブレッド[1] | |||||
性別 | 牡[1] | |||||
毛色 | 鹿毛[1] | |||||
生誕 | 2005年2月21日(19歳)[1] | |||||
抹消日 |
2011年2月10日(JRA) 2012年10月1日(NAR) | |||||
父 | アグネスタキオン[1] | |||||
母 | セニョラージェ[1] | |||||
母の父 | Nureyev[1] | |||||
生国 | 日本(北海道千歳市)[1] | |||||
生産者 | 社台ファーム[1] | |||||
馬主 | 大城敬三[1] | |||||
調教師 |
上原博之(美浦) →立花伸(大井) [1] | |||||
競走成績 | ||||||
生涯成績 | 25戦3勝[1] | |||||
獲得賞金 | 8733万3000円[1] | |||||
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ダイワワイルドボア(欧字名:Daiwa Wild Boar、2005年2月21日 - )は、日本の競走馬[1]。主な勝ち鞍に2008年のセントライト記念。
経歴
[編集]競走馬時代
[編集]2007年11月25日の第5回東京競馬最終日第2競走の新馬戦で、安藤勝己騎乗でデビューし2番人気に押されたが結果は8着だった。翌2008年1月19日、第1回中山競馬5日目第5競走の3歳未勝利戦で、後藤浩輝の騎乗により3戦目にして初勝利を挙げる。続く東京競馬場での新緑賞(3歳500万下条件)で、北村宏司が騎乗して2勝目を挙げる。その後、東京優駿競走トライアルのプリンシパルステークスに挑んだが7着と敗れ、東京優駿出走はできなかった。夏は新潟競馬で特別戦を2度使われたが、いずれも3着という結果であった。
秋になり、中山競馬場でのセントライト記念に北村宏司が再び騎乗して出走。9番人気と低い評価であったが、第1コーナーで2頭が落馬競走中止するという波乱の展開の中、最後の直線、残り2ハロンで松岡正海騎乗の人気のマイネルチャールズが先頭に立ち、そのままゴールインする瞬間を捉えて半馬身差し切り、重賞初制覇を飾ると共に、菊花賞への優先出走権を得た[2]。続く菊花賞では中団でレースを進めるが、直線で伸びあぐねて8着に敗れた。続くジャパンカップでは16着と大敗した。
明け4歳緒戦は2009年1月4日の中山金杯だったが、人気通りの8着に敗れた。続く日経賞では中団からレースを進めるが、直線で伸びあぐねて5着に終わった。続くオープン特別・メトロポリタンステークスでは2番人気に推されたが、またもや直線で伸びあぐねて6着に敗れた。続く目黒記念では道中後方からレースを進めたが、不良馬場がこたえて14着と大敗した。休養を挟み、9月27日のオールカマーに出走したが11着と大敗した。続くアンドロメダステークスでは見せ場なく12着と惨敗した。続くステイヤーズステークスでは中団追走も伸び切れず6着に敗れた。
5歳となった2010年の初戦は前年同様中山金杯に出走したが、終始後方のまま10着と大敗した。続くアメリカジョッキークラブカップでも9着に敗れた。続くダイヤモンドステークスでは中団追走も伸び切れず13着、日経賞では6着、メトロポリタンステークスでは7着に終わった。その後休養から復帰することなく、地方競馬への移籍を前提とした形で、翌2011年2月10日付でJRAの登録を抹消[3][4]。同年3月に大井の立花伸厩舎に移籍する。だが1度も走ることのないまま、2012年10月1日付けで登録を抹消された。
引退後
[編集]引退後は、栃木県小山市の小山乗馬クラブで乗馬となった。
競走成績
[編集]年月日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 頭数 | オッズ (人気) |
着順 | 騎手 | 斤量 (kg) |
距離(馬場) | タイム (上り3F) |
時計 差 |
勝ち馬/(2着馬) | ||
2007 | 11. | 25 | 東京 | 2歳新馬 | 18 | 4.1(2人) | 8着 | 安藤勝己 | 55 | 芝1800m(良) | 1:54.2 (34.6) | 0.4 | ラヴドシャンクシー | |
12. | 9 | 中山 | 2歳未勝利 | 15 | 14.3(5人) | 6着 | 北村宏司 | 55 | 1600m(良) | 1:36.2 (35.3) | 0.8 | アサクサダンディ | ||
2008 | 1. | 19 | 中山 | 3歳未勝利 | 16 | 9.4(4人) | 1着 | 後藤浩輝 | 56 | 芝2200m(良) | 2:17.9 (36.3) | -0.2 | (サクラシコウテイ) | |
2. | 2 | 東京 | 3歳500万下 | 13 | 28.5(8人) | 2着 | C.ルメール | 56 | 芝2400m(良) | 2:25.8 (34.4) | 0.1 | マゼラン | ||
3. | 2 | 中山 | 水仙賞 | 500万下 | 13 | 3.3(2人) | 6着 | 藤田伸二 | 56 | 芝2200m(良) | 2:17.3 (36.7) | 0.8 | オリエンタルヨーク | |
3. | 23 | 中山 | スプリングS | JpnII | 16 | 90.2(14人) | 14着 | 北村宏司 | 56 | 芝1800m(良) | 1:49.9 (35.6) | 1.0 | スマイルジャック | |
4. | 26 | 東京 | 新緑賞 | 500万下 | 10 | 3.9(2人) | 1着 | 北村宏司 | 56 | 芝2300m(良) | 2:20.5 (34.2) | -0.2 | (ピサノエミレーツ) | |
5. | 10 | 東京 | プリンシパルS | OP | 18 | 12.7(6人) | 7着 | 北村宏司 | 56 | 芝2000m(稍) | 2:02.9 (36.5) | 1.4 | ベンチャーナイン | |
7. | 27 | 新潟 | 佐渡特別 | 1000万下 | 13 | 7.9(5人) | 3着 | 松岡正海 | 54 | 芝2200m(良) | 2:15.8 (33.8) | 0.1 | キングオブカルト | |
8. | 23 | 新潟 | 阿賀野川特別 | 1000万下 | 12 | 3.9(3人) | 3着 | 松岡正海 | 54 | 芝2200m(良) | 2:12.5 (35.0) | 0.6 | オウケンブルースリ | |
9. | 21 | 中山 | セントライト記念 | JpnII | 18 | 18.5(9人) | 1着 | 北村宏司 | 56 | 芝2200m(稍) | 2:14.6 (35.1) | -0.1 | (マイネルチャールズ) | |
10. | 26 | 京都 | 菊花賞 | JpnI | 18 | 9.9(4人) | 8着 | 北村宏司 | 57 | 芝3000m(良) | 3:06.8 (34.8) | 1.1 | オウケンブルースリ | |
11. | 30 | 東京 | ジャパンC | GI | 17 | 127.0(17人) | 16着 | 北村宏司 | 55 | 芝2400m(良) | 2:26.9 (34.9) | 1.4 | スクリーンヒーロー | |
2009 | 1. | 4 | 中山 | 中山金杯 | GIII | 16 | 20.4(8人) | 8着 | 北村宏司 | 56 | 芝2000m(良) | 1:59.2(35.8) | 0.7 | アドマイヤフジ |
3. | 28 | 中山 | 日経賞 | GII | 14 | 35.2(8人) | 5着 | 後藤浩輝 | 57 | 芝2500m(良) | 2:32.3(35.8) | 1.1 | アルナスライン | |
4. | 25 | 東京 | メトロポリタンS | OP | 16 | 4.8(2人) | 6着 | 柴田善臣 | 56 | 芝2400m(不) | 2:33.8(37.2) | 0.7 | スノークラッシャー | |
5. | 31 | 東京 | 目黒記念 | GII | 18 | 30.3(10人) | 14着 | 後藤浩輝 | 56 | 芝2500m(不) | 2:43.3(41.8) | 4.3 | ミヤビランベリ | |
9. | 27 | 中山 | オールカマー | GII | 15 | 33.1(9人) | 11着 | 北村宏司 | 57 | 芝2200m(良) | 2:12.5(34.2) | 1.1 | マツリダゴッホ | |
11. | 14 | 京都 | アンドロメダS | OP | 17 | 78.8(14人) | 12着 | 藤岡佑介 | 56 | 芝2000m(重) | 2:01.8(36.0) | 1.3 | ナムラクレセント | |
12. | 5 | 中山 | ステイヤーズS | GII | 16 | 49.4(12人) | 6着 | 田中勝春 | 57 | 芝3600m(稍) | 3:51.7(34.6) | 0.4 | フォゲッタブル | |
2010 | 1. | 5 | 中山 | 中山金杯 | GIII | 16 | 53.4(12人) | 10着 | 田中勝春 | 55 | 芝2000m(良) | 2:01.3(35.0) | 0.5 | アクシオン |
1. | 24 | 中山 | AJCC | GII | 13 | 20.5(8人) | 9着 | 北村宏司 | 57 | 芝2200m(良) | 2:14.3(36.4) | 1.7 | ネヴァブション | |
2. | 14 | 東京 | ダイヤモンドS | GIII | 15 | 61.3(12人) | 13着 | 後藤浩輝 | 54 | 芝3400m(良) | 3:34.0(36.9) | 1.4 | フォゲッタブル | |
3. | 27 | 中山 | 日経賞 | GII | 15 | 103.7(11人) | 6着 | 武士沢友治 | 57 | 芝2500m(稍) | 2:34.4(34.9) | 0.3 | マイネルキッツ | |
4. | 24 | 東京 | メトロポリタンS | OP | 14 | 17.4(6人) | 7着 | 北村宏司 | 54 | 芝2400m(良) | 2:27.3(35.3) | 1.2 | ナカヤマフェスタ |
血統表
[編集]ダイワワイルドボアの血統(サンデーサイレンス系 / Almahmoud5×5=6.25%) | (血統表の出典) | |||
父 アグネスタキオン 1998 栗毛 |
父の父 *サンデーサイレンスSunday Silence 1986 青鹿毛 |
Halo | Hail to Reason | |
Cosmah | ||||
Wishing Well | Understanding | |||
Mountain Flower | ||||
父の母 アグネスフローラ1987 鹿毛 |
*ロイヤルスキー | Raja Baba | ||
Coz o'Nijinsky | ||||
アグネスレディー | *リマンド | |||
イコマエイカン | ||||
母 *セニョラージェ eigniorage 1994 青鹿毛 |
Nureyev 1977 鹿毛 |
Northern Dancer | Nearctic | |
Natalma | ||||
Special | Forli | |||
Thong | ||||
母の母 Suavite1981 鹿毛 |
Alleged | Hoist the Flag | ||
Princess Pout | ||||
Guinevere's Folly | Round Table | |||
Lodge F-No.4-r |
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l m n o “ダイワワイルドボア”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2022年7月10日閲覧。
- ^ “【セントライト記念(GII)】(中山)~ダイワワイルドボア 重賞初Vで菊へ名乗り | 競馬実況web | ラジオNIKKEI”. keiba.radionikkei.jp (2008年9月21日). 2022年2月8日閲覧。
- ^ “ダイワワイルドボアが競走馬登録抹消、地方競馬に移籍 | 競馬ニュース | 競馬ラボ”. www.keibalab.jp (2011年2月11日). 2022年2月8日閲覧。
- ^ “ダイワワイルドボア抹消、地方競馬へ移籍”. 日刊スポーツ. (2011年2月10日) 2022年2月8日閲覧。
外部リンク
[編集]- 競走馬成績と情報 netkeiba、スポーツナビ、KEIBA.GO.JP、JBISサーチ、Racing Post