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ターロ川でフランスのシャルル8世と戦うフランチェスコ2世・ゴンザーガ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『ターロ川でフランスのシャルル8世と戦うフランチェスコ2世・ゴンザーガ』
ドイツ語: Der Gonzaga-Zyklus, Francesco II. Gonzaga kämpft in der Schlacht am Taro gegen Karl VIII. von Frankreich
イタリア語: Francesco II Gonzaga alla battaglia del Taro
作者ティントレット
製作年1578-1579年ごろ
種類キャンバス上に油彩
寸法269.5 cm × 422 cm (106.1 in × 166 in)
所蔵アルテ・ピナコテークミュンヘン

ターロ川でフランスのシャルル8世と戦うフランチェスコ2世・ゴンザーガ』(ターロがわでフランスのシャルルはっせいとたたかうフランチェスコにせいゴンザーガ、: Der Gonzaga-Zyklus, Francesco II. Gonzaga kämpft in der Schlacht am Taro gegen Karl VIII. von Frankreich, : Francesco II Gonzaga alla battaglia del Taro)は、イタリアルネサンスヴェネツィア派の巨匠ティントレットが1578-1579年にキャンバス上に油彩で描いた作品である。おそらくマクシミリアン2世エマヌエル (バイエルン選帝侯) が購入し、1748年からシュライスハイム宮殿英語版にあったことが記録されている[1][2]。現在、作品は、ミュンヘンアルテ・ピナコテークに所蔵されている[1][2]

作品

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この作品は、グリエルモ・ゴンザーガによりマントヴァドゥカーレ宮殿のためにティントレットに委嘱された「ゴンザーガ家の栄光」 (fasti gonzagheschi) として知られる8点の連作絵画のうちの1点である[1]。様式的には、ヴェネツィアサン・ロッコ大同信会の絵画作品に近い[1]

絵画は、1494年7月6日に退却しつつあったフランスシャルル8世の軍隊と、フランチェスコ2世・ゴンザーガに指揮されたヴェネツィア共和国ミラノ公国連合軍が相対した血塗られたフォルノーヴォの戦い 英語版を表している[2]。戦いに決着はつかなかったが、両軍とも勝利を宣言した[2]。戦闘中、大いなる勇気を示したフランチェスコ2世は、画面上部左側で自軍に指示を与えている[2]。彼の背後に描かれている太陽のある軍旗光輪のような印象を与えている[2]

脚注

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参考文献

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  • C.H.Beck『アルテ・ピナコテーク ミュンヘン』、Scala Pulblishers、2002年刊行 ISBN 978-3-406-47456-9

外部リンク

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