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タビナス・ジェファーソン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
タビナス・ジェファーソン
名前
本名 タビナス・デイビッド・ジェファーソン
Jefferson David Tabinas
愛称 ジェフ
カタカナ タビナス ジェファーソン
ラテン文字 Tabinas Jefferson
基本情報
国籍 フィリピンの旗 フィリピン
生年月日 (1998-08-07) 1998年8月7日(26歳)
出身地 日本の旗 日本東京都新宿区
身長 182cm
体重 77kg
選手情報
在籍チーム タイ王国の旗 ブリーラム・ユナイテッドFC
ポジション DF(CB、LSB)
背番号 40
利き足 左足[1]
ユース
2014-2016 日本の旗 桐光学園高等学校
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2017-2020 日本の旗 川崎フロンターレ 0 (0)
2019 日本の旗 FC岐阜loan 8 (0)
2020 日本の旗 ガンバ大阪loan 0 (0)
2020 日本の旗 ガンバ大阪U-23 30 (0)
2021-2023 日本の旗 水戸ホーリーホック 74 (2)
2024- タイ王国の旗 ブリーラム・ユナイテッドFC 15 (1)
代表歴2
2021- フィリピンの旗 フィリピン 14 (0)
1. 国内リーグ戦に限る。2024年9月1日現在。
2. 2023年12月31日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

タビナス・ジェファーソン(Tabinas Jefferson)ことタビナス・デイビッド・ジェファーソン(Jefferson David Tabinas[2]1998年8月7日 - )は、東京都新宿区出身のプロサッカー選手タイ・リーグ1ブリーラム・ユナイテッドFC所属。ポジションはディフェンダー(センターバック、左サイドバック)。フィリピン代表

来歴

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クラブ

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生まれ育ちは日本であるが、父親はガーナ人、母親はフィリピン人である[3]。FCトリプレッタでプレーしていた中学2年生のときに、桐光学園高等学校サッカー部監督の鈴木勝大にそのポテンシャルを高く評価され、桐光学園に進学[4]。鈴木の判断により、それまでのセンターバックから左サイドバックにポジションを移す[4]

桐光学園では2年時に出場した全国高校サッカー選手権大会ではベスト16進出に貢献して優秀選手に選出された。

2016年9月21日に川崎フロンターレより2017年の新加入内定が発表された[5]。報道によれば川崎以外にもFC東京横浜F・マリノスジュビロ磐田ガンバ大阪などJリーグの6~7クラブが獲得に動いたとされる[4][6]。高校最後の高校サッカー選手権では1回戦で長崎総合科学大学附属高等学校に敗戦して引退となった。

2017年川崎フロンターレに入団。

2019年FC岐阜期限付き移籍[7]。4月7日、J2第8節の愛媛FC戦で公式戦初出場を果たした。

2020年ガンバ大阪に期限付き移籍で加入。主にU-23チームの一員としてJ3リーグ戦30試合に出場し、センターバックとしてプレーした。

2021年、川崎フロンターレとの契約が満了し、自由移籍で水戸ホーリーホックに加入[8]。10月17日、レノファ山口FC戦でプロ入り初得点を決めた。

2024年、水戸を離れ、タイ・リーグ1ブリーラム・ユナイテッドFCに加入した。

代表

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国籍は母親と同じフィリピンであるが、生まれ育った日本国籍の取得を目指していた[3]。しかしながら帰化申請の資格要件を満たしていないことが判明し、国籍取得に相当な時間がかかることに加えて、フィリピン代表監督のスコット・クーパー英語版から再三の打診を受けてフィリピン代表を選択[9]。2021年5月21日、フィリピン代表に初選出され[10]、6月7日、カタールW杯アジア2次予選中国戦でスタメンでフル出場し代表デビューを飾った。

2024年9月4日、2024ムルデカトーナメント準決勝のマレーシア戦で国際Aマッチ初得点を記録。

人物

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  • 同じくプロサッカー選手のビスマルクは実弟。
  • 日本語、英語に加えてフィリピンの公用語であるタガログ語に堪能なトリリンガル。父とは英語、母とはタガログ語で会話する。

所属クラブ

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個人成績

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国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
出場得点 出場得点出場得点 出場得点
日本 リーグ戦 リーグ杯天皇杯 期間通算
2017 川崎 26 J1 0 0 0 0 0 0 0 0
2018 0 0 0 0 0 0 0 0
2019 岐阜 36 J2 8 0 - 1 0 9 0
2020 G大阪 28 J1 0 0 1 0 0 0 1 0
2021 水戸 4 J2 32 1 - 0 0 32 1
2022 23 1 - 0 0 23 1
2023 19 0 - 2 0 21 0
通算 日本 J1 0 0 1 0 0 0 1 0
日本 J2 82 2 - 3 0 85 2
総通算 82 2 1 0 3 0 86 2
国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 期間通算
出場得点 出場得点
日本 リーグ戦 期間通算
2020 G大23 28 J3 30 0 30 0
通算 日本 J3 30 0 30 0
総通算 30 0 30 0
国際大会個人成績
年度 クラブ 背番号 出場 得点
AFCACL
2017 川崎 26 0 0
2018 0 0
2024/25 ブリーラム 40
通算 AFC 0 0

代表歴

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出場大会

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  • 日本高校サッカー選抜
    • NEXT GENERATION MATCH(2016年)

試合数

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  • 国際Aマッチ 20試合 2得点(2021年-)[11]


フィリピン代表国際Aマッチ
出場得点
2021 3 0
2022 7 0
2023 4 0
2024 6 2
通算 20 2

ゴール

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# 開催年月日 開催地 スタジアム 対戦国 勝敗 試合概要
1. 2024年9月4日 マラヤ連邦の旗 クアラルンプール ブキット・ジャリル国立競技場 マラヤ連邦の旗 マレーシア ●1-2 2024 ムルデカトーナメント

タイトル

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クラブ

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川崎フロンターレ

ブリーラム・ユナイテッドFC

個人

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脚注

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  1. ^ 川端暁彦 (2016年5月9日). “「東京五輪への推薦状」第15回:4年後への秘密兵器、タビナス・ジェファーソンの旅支度”. ゲキサカ. 講談社. 2016年12月30日閲覧。
  2. ^ https://www.jfa.jp/attachment/56c1798c-4878-4583-8760-449bd3093d95/160215_Member.pdf
  3. ^ a b ‟2020年”目指すタビナス・ジェファーソンの来季川崎加入が内定。「ジェフと呼んでください」”. サッカーダイジェストWeb. 日本スポーツ企画出版社 (2016年9月21日). 2016年12月30日閲覧。
  4. ^ a b c 安藤隆人 (2016年12月26日). “日本代表の未来のサイドバック!?桐光学園の主将タビナスに注目せよ。”. Number Web. 文藝春秋社. 2016年12月30日閲覧。
  5. ^ 桐光学園DFタビナス・ジェファーソンが進路決断! 川崎が加入内定を発表”. サッカーキング. フロムワン (2016年9月21日). 2016年12月30日閲覧。
  6. ^ 川崎F内定の桐光タビナス、等々力で名を轟かせる”. 日刊スポーツ. 日刊スポーツ新聞社 (2016年11月22日). 2016年12月30日閲覧。
  7. ^ “タビナス ジェファーソン選手期限付き移籍のお知らせ”. 川崎フロンターレ. (2018年12月28日). https://www.frontale.co.jp/info/2018/1228_1.html 2018年12月28日閲覧。 
  8. ^ タビナス ジェファーソン選手 川崎フロンターレより移籍加入のお知らせ』(プレスリリース)水戸ホーリーホック、2021年1月4日https://www.mito-hollyhock.net/news/p=6423/2021年1月6日閲覧 
  9. ^ 安藤隆人 (2021年6月16日). “「自分は日本人ではない?」タビナス・ジェファーソンが高2で知らされたルーツ…日本代表への夢を絶って選んだフィリピン代表のユニフォーム”. Sports Graphic Number. 2021年6月16日閲覧。
  10. ^ 水戸DFタビナス・ジェファーソンがフィリピン代表に選出「精一杯頑張ります」”. サッカーキング (2021年5月21日). 2021年5月21日閲覧。
  11. ^ タビナス・ジェファーソン - National-Football-Teams.com

関連項目

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外部リンク

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