タヌキコマツナギ
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タヌキコマツナギ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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タヌキコマツナギの花
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分類(APG III) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Indigofera hirsuta L. |
タヌキコマツナギ(狸駒繋ぎ、学名:Indigofera hirsuta)は、マメ科コマツナギ属の多年生草本。帰化植物。
特徴
[編集]草丈0.4–1 mの直立性の草本または小低木。茎は這って広がるか斜上する。葉は奇数羽状複葉で小葉は5–11個、小葉は対生し楕円形~倒卵形、長さ1.5–3 cm。葉の裏面は淡色。花は葉腋に長さ10 cmほどの総状花序となり、密につく。花冠は赤色で長さ5 mm。豆果は真っ直ぐ、または少し曲がり、長さ1.5–2.5 cmで、中に6–9個の種子が入る。豆果に褐色の開出毛を密生させることから「タヌキ」の名がついたとされる[1]。ササハギに似るが、本種の葉は羽状複葉である点で異なる。
分布と生育環境
[編集]旧世界の熱帯~亜熱帯域原産、宮古島、石垣島及び西表島に帰化[1][2]。道端や荒地に生育。
利用
[編集]土壌被覆、緑肥、飼料、藍染めの原料、葉は薬用とされる[3]。
脚注
[編集]- ^ a b (初島 & 中島 1979, p. 230)
- ^ (池原 1989, p. 238)
- ^ (FAO & IIASA 2022)
参考文献
[編集]- 初島住彦; 中島邦雄『琉球の植物』講談社、1979年、230頁。
- 池原直樹「タヌキコマツナギ」『沖縄植物野外活用図鑑 第7巻』、新星図書出版、238頁、1989年。
- FAO; IIASA (2022), “Indigofera hirsuta”, Global Agro Ecological Zones version 4 (GAEZ v4) (FAO)
外部リンク
[編集]- タヌキコマツナギ(狸駒繋ぎ) 野の花賛花 -自生の姿を追って-
- タヌキコマツナギ(狸駒繋ぎ)うちなー通信
- タヌキコマツナギ 西表島の植物 サラノキの森
- タヌキコマツナギ 西表島野生植物図鑑(野草図鑑)