タチアナ・マスラニー

タチアナ・ガブリエル・マスラニー; Tatiana Gabriele Maslany
	2016年、サンディエゴ・コミコンにて
生年月日	1985年9月22日（39歳）
出生地	カナダ、サスカチュワン州レジャイナ
職業	俳優
活動期間	1995年 -
配偶者	ブレンダン・ハインズ
著名な家族	ダニエル・マスラニー（英語版）（弟）
主な作品
	映画; 『ボストンストロング〜ダメな僕だから英雄になれた〜』テレビドラマ; 『オーファン・ブラック暴走遺伝子』; 『シー・ハルク:ザ・アトーニー』
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タチアナ・ガブリエル・マスラニー（Tatiana Gabriele Maslany [məˈslɑːni], 1985年 9月22日 - ）は、カナダ・サスカチュワン州レジャイナ出身の女優。タチアナ・マズラニーとも表記される。

略歴

9歳のときにミュージカル『オリバー!』でデビューした。

即興演劇で頭角を現した女優で､ジェネラル・フード即興演劇やアノエティック・インプロヴなどの劇団に在籍した。

2004年の『ウルフマンリターンズ』で長編映画デビューした。

2007年の『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』でバス運転手のメアリー役で出演した。2010年の『トイレット』ではもたいまさこ演じる祖母と暮らすことになる三兄妹の長女リサを演じた。

2009年の主演作『Grown Up Movie Star』で2010年度サンダンス映画祭の「ワールド・シネマ・ドラマ部門」の審査員特別賞を受賞している。

2005年までは地元で活動していたがトロントに拠点を移し、2017年に米国ロサンゼルスに渡った^[1]。

2013年に始まったカナダのケーブル局SPACEとBBCアメリカ制作の『オーファン・ブラック暴走遺伝子』で、2016年第68回エミー賞プライムタイム・エミー賞俳優賞主演女優賞ドラマ部門（Outstanding Lead Actress in a Drama Series）受賞。「カナダが制作した作品でエミー賞の主要部門を受賞した最初のカナダ人俳優（Tatiana Maslany became the first Canadian actor from a Canadian series to win an Emmy Award in a key dramatic category.）」と報じられた^[2]。同作では他にも多数のノミネートを受け、受賞もしている。

私生活

俳優ブレンダン・ハインズと結婚したことを2022年8月のインタビューで明かした^[3]。

出演作品

映画

公開年	邦題原題	役名	備考	吹き替え
2004	ウルフマンリターンズ Ginger Snaps 2: Unleashed	ゴースト
2005	コロンバインの空にコロンバイン高校事件を乗り越えて Dawn Anna	ルル	テレビ映画	（吹き替え版なし）
2007	寝盗る女 The Robber Bride	オーガスタ	テレビ映画
	ゴースト・ハウス The Messengers	リンジー・ロリンズ
	エコーズ2 Stir of Echoes: The Homecoming	サミー	テレビ映画
	ダイアリー・オブ・ザ・デッド Diary of the Dead	メアリー・デクスター		原田ひとみ
2009	ディフェンドー闇の仕事人 Defendor	オルガ	日本劇場未公開	（吹き替え版なし）
2009	ハードワイヤー奪われた記憶 Hardwired	パンク・レッド	日本劇場未公開
2010	トイレット Toilet	リサ	日本映画
2011	クライム・オブ・マネー完全犯罪 The Entitled	ジェンナ
2011	天使の処刑人バイオレット&デイジー Violet & Daisy	エイプリル
2012	君への誓い The Vow	リリー		山根舞
2014	Cas and Dylan	Dylan Morgan		—
2015	黄金のアデーレ名画の帰還 Woman in Gold	若きマリア・アルトマン		御沓優子
2016	The Other Half	Emily		—
2016	ホワイト・ラバーズ Two Lovers and a Bear	ルーシー	日本劇場未公開	（吹き替え版なし）
2017	ボストンストロング〜ダメな僕だから英雄になれた〜 Stronger	エリン・ハーリー		山賀晴代
2018	ストレイ・ドッグ Destroyer	ペトラ		（吹き替え版なし）
2019	Pink Wall	Jenna		—
2021	トロールハンターズ: ライジング・タイタンズ Trollhunters: Rise of the Titans	アジャ	声の出演
2023	Butterfly Tale	Jennifer	声の出演	—
2025	The Monkey		ポストプロダクション
TBA	Keeper

テレビシリーズ

放映年	邦題原題	役名	備考	吹き替え
2008	フラッシュポイント -特殊機動隊SRU- Flashpoint	ペニー	計1話出演
2008-2010	ハートランド物語 Heartland	キット・ベイリー	計15話出演
2009-2011	Being Erica	Sarah Wexler	計4話出演	—
2010	The Nativity	Mary	ミニシリーズ、計4話出演	—
2011	ALPHAS/アルファズ Alphas	トレイシー・ボーモント	第1シーズン第3話「放たれた怒り」
2013	Parks and Recreation	ナディア	計2話出演	—
2013-2017	オーファン・ブラック暴走遺伝子 Orphan Black	サラ・マニングおよびクローン達の7役^[4]	シーズン5まで計50話出演	福圓美里
2018-2019	ミッシング・スリー: アルカディア物語 3Below: Tales of Arcadia	アジャ	計26話声の出演
2020	ペリー・メイスン Perry Mason	シスター・アリス	計8話出演	斎藤恵理
2022	シー・ハルク:ザ・アトーニー She-Hulk: Attorney at Law	ジェニファー・ウォルターズ / シー・ハルク	Disney+オリジナル作品	井上麻里奈
2022	マーベル・スタジオアッセンブル Marvel Studios: Assembled	本人	「シー・ハルク:ザ・アトーニーの裏側」
2023-	インビンシブル〜無敵のヒーロー〜 Invincible	Queen Lizard / Queen Aquaria / Telia	計3話声の出演

脚注

[脚注の使い方]

^ “Tatiana Maslany, After Clone Club”. Interview Magazine (July 17, 2017). 2019年9月3日閲覧。
^ “Canadian Tatiana Maslany wins Emmy for best lead actress in a drama”. The Canadian Press (CTV NEWS). (2016年9月19日) 2019年9月3日閲覧。
^ “Tatiana Maslany Reveals She Married Actor Brendan Hines: 'My Actual Big News'” (英語). Peoplemag. 2023年4月25日閲覧。
^ SF/ファンタジーのTVドラマ・映画で注目すべき女性たちとは？ - ライブドアニュース

外部リンク

Tatiana Maslany (@tatianamaslany) - X（旧Twitter）
タチアナ・マスラニー - allcinema
タチアナ・マスラニー - KINENOTE
Tatiana Maslany - IMDb（英語）

[1] “Tatiana Maslany, After Clone Club”. Interview Magazine (July 17, 2017). 2019年9月3日閲覧。

[2] “Canadian Tatiana Maslany wins Emmy for best lead actress in a drama”. The Canadian Press (CTV NEWS). (2016年9月19日) 2019年9月3日閲覧。

[3] “Tatiana Maslany Reveals She Married Actor Brendan Hines: 'My Actual Big News'” (英語). Peoplemag. 2023年4月25日閲覧。

[4] SF/ファンタジーのTVドラマ・映画で注目すべき女性たちとは？ - ライブドアニュース

[1]

[2]

[3]

[4]

表話編歴プライムタイム・エミー賞ドラマ・シリーズ主演女優賞
1950年代	ヘレン・ヘイズ（1953）イヴ・アーデン（1954）ロレッタ・ヤング（1955、1957、1959）ジェーン・ワイアット（1958）
1960年代	バーバラ・スタンウィック（1961、1966）バーバラ・ベイン（1967、1968、1969）
1970年代	スーザン・ハンプシャー（1970、1971）グレンダ・ジャクソン（1972）マイケル・ラーンド（1973、1974、1976）ジーン・マーシュ（1975）リンゼイ・ワグナー（1977）サダ・トンプソン（1978）マリエット・ハートレイ（1979）
1980年代	バーバラ・ベル・ゲデス (1980) バーバラ・バブコック (1981) マイケル・ラーンド (1982) タイン・デイリー (1983) タイン・デイリー (1984) タイン・デイリー (1985) シャロン・グレス (1986) シャロン・グレス (1987) タイン・デイリー (1988) ダナ・デラニー (1989)
1990年代	パトリシア・ウェティグ（1990、1991）ダナ・デラニー（1992）キャシー・ベイカー（1993、1995、1996）セーラ・ウォード（1994）ジリアン・アンダーソン（1997）クリスティーン・ラーティ（1998）イーディ・ファルコ（1999）
2000年代	セーラ・ウォード（2000）イーディ・ファルコ（2001、2003）アリソン・ジャネイ（2002、2004）パトリシア・アークエット（2005）マリシュカ・ハージティ（2006）サリー・フィールド（2007）グレン・クローズ（2008、2009）
2010年代	キーラ・セジウィック（2010）ジュリアナ・マルグリーズ（2011、2014）クレア・デインズ（2012、2013）ヴィオラ・デイヴィス（2015）タチアナ・マスラニー（2016）エリザベス・モス（2017）クレア・フォイ（2018）ジョディ・カマー（2019）
2020年代	ゼンデイヤ（2020）オリヴィア・コールマン（2021）ゼンデイヤ（2022）サラ・スヌーク（2023）
エミー賞（プライムタイム・デイタイム・国際）

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人物	Deutsche Synchronkartei ドイッチェ・ビオグラフィー
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