タジ・マハール (アルバム)
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『タジ・マハール』 | ||||
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タジ・マハール の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1967年8月[1][2] | |||
ジャンル | ブルース、エレクトリック・ブルース | |||
時間 | ||||
レーベル | コロムビア・レコード | |||
プロデュース | デヴィッド・ルービンソン | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
タジ・マハール アルバム 年表 | ||||
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『タジ・マハール』(Taj Mahal)は、アメリカ合衆国のブルース・ミュージシャン、タジ・マハールが1968年に発表した初のスタジオ・アルバム。
背景
[編集]マハールは当初、ライ・クーダーらと共に結成したグループ「ザ・ライジング・サンズ」としてコロムビア・レコードとの契約を得るが、同バンド名義のリリースはシングル1作のみに終わり、残りの録音は1992年まで発表されなかった[3]。その後マハールは、ソロ・アーティストとしてコロムビアとの契約を継続し、1968年に本作でデビューを果たす[3]。
オリジナルLPのジャケットは、ロサンゼルスにあるヴィクトリア様式の住宅の前でギターを弾くマハールの写真に、鳥やチョウの絵がコラージュされていた。ただし、マハールによれば、このデザインは自分の意図に反していたとのことで[4]、2000年リマスターCDのジャケットは、コラージュが外されて写真とタイトル・ロゴのみのデザインに変更された。
評価・影響
[編集]Bruce Ederはオールミュージックにおいて満点の5点を付け「多くのベテランのブルース・アーティストが(多くの場合はレコード・レーベルに強要されて)サイケデリアに傾倒し始めた年に、古いブルースと新しいブルースのサウンドのハードかつエキサイティングな融合を、レコード上で表現してみせた」と評している[1]。マハールのオリジナル曲「EZライダー」は、ジョニー・ウィンターのアルバム『ホワイト、ホット&ブルー』(1978年)でカヴァーされた[5]。
収録曲
[編集]- リーヴィング・トランク - "Leaving Trunk" (Sleepy John Estes) - 4:51
- ステイツボロ・ブルース - "Statesboro Blues" (Blind Willie McTell) - 2:59
- チェッキン・アップ・オン・マイ・ベイビー - "Checkin' Up on My Baby" (Sonny Boy Williamson) - 4:55
- エヴリバディズ・ゴット・トゥ・チェンジ・サムタイム - "Everybody's Got to Change Sometime" (S. J. Estes) - 2:57
- EZライダー - "EZ Rider" (Taj Mahal) - 3:04
- ダスト・マイ・ブルーム - "Dust My Broom" (Robert Johnson) - 2:39
- ダイヴィング・ダック・ブルース - "Diving Duck Blues" (S. J. Estes) - 2:42
- セレブレイテッド・ウォーキン・ブルース - "The Celebrated Walkin' Blues" (Traditional) - 8:52
参加ミュージシャン
[編集]- タジ・マハール - ボーカル、ハーモニカ、スライドギター
- ジェシ・エド・デイヴィス - リードギター、ピアノ
- ライ・クーダー - リズムギター、マンドリン
- ビル・ボートマン - リズムギター
- ジェイムズ・トーマス - ベース
- ゲイリー・ギルモア - ベース
- サンフォード・コニコフ - ドラムス
- チャールズ・ブラックウェル - ドラムス
脚注
[編集]- ^ a b Eder, Bruce. “Taj Mahal - Taj Mahal”. AllMusic. 2018年5月15日閲覧。
- ^ 2000年リマスターCD (Legacy, CK 65858)英文ブックレット内クレジット
- ^ a b Steve, Huey. “Taj Mahal - Biography & History”. AllMusic. 2018年5月15日閲覧。
- ^ 2000年リマスターCD (Legacy, CK 65858)ブックレットの裏表紙に記載されたマハールのコメント参照。
- ^ Ruhlmann, William. “White Hot & Blue - Johnny Winter”. AllMusic. 2018年5月15日閲覧。